第21話 里親さん

仕事に集中出来ぬまま私は業務をこなしていた


休憩に入り、買い物に向かうと

私に子猫のバトンを渡してくれた警備員さんに会った


「子猫はどんなですか!?」


「今一旦うちにいます。

今夜仕事終わりにミルクボランティアさんの元に預けに行きます。」


一通り説明をすると

「里親になりたいって言ってくれてる人も今日いるから紹介するね!」


私は警備員さんの後ろを歩く


薬局コーナーに着くと警備員さんが1人の従業員に声をかけた


「式街さんこの方が子猫を預かってくれてる桜蘭さんです。」

「里親になりたいって言ってくれてる式街さんです。」


そこで初めて私たちは顔合わせをした


そのまま現状を伝え、

「今も一刻を争う状態には変わらないこと」

「今日ミルクボランティアさんに預けること」を念を押して伝えた


里親さんは「もしものことは覚悟をしている」と言ってくれた

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