第18話 灯火が消えぬように

仕事を終え、私は急いで子猫の元へ向かった


必死に慣れないお世話をしてくれた警備員さんにも声をかけ

子猫が入った小さな段ボールを抱え

同じ建物に入っているホームセンターへ


粉ミルクを手に取り、シリンジを探したが中々見つからない


店員に声をかけ簡潔に説明しシリンジを探してもらった


なんとか買い物ミッションはクリアし家路についた


体重を測ってみるとなんと70gしかなかった


勿論子猫を育てた経験もない私たちは

どうにか知人のツテでミルクボランティア(略:ミルボラさん)

が見つかり安堵した


ただ夜も遅かったため明日夜私の仕事が終わったら

そのままミルボラさんの元へ連れて行くことになった


飲めているか分からないままミルクをあげ

母からは「明日も仕事でしょ?夜中は見てようか?」

と言ってくれたが関わってしまった自分の責任も感じていたため

「いや、大丈夫。」と自室に連れていった

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