第16話 命のバトン

子猫は予想以上に小さかった


片手で収まるサイズで目も開いていない

体も冷えていた


唯一の救いは元気に鳴いていたことだった


しかし一刻を争う事態なのは変わらない


私は急いで母に連絡をした


「もしもし?なに〜?」


母に電話口で電話の経緯と子猫の状態を伝えると


「あ〜結構危ないね。とりあえず今美容院だから

終わったらすぐそっち行く。知り合いに色々聞いとく。」


電話を切り、警備員さんにも共有をして

私は一旦職場に戻った

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