第15話 命のバトン

ひとりぼっちになってしまった子猫は

どうにか夜番の警備員さんが見よう見真似でミルクを飲ませていた


子猫のお世話をしながら

しっかりとした知識を持っていてお世話ができそうな人を探し始めた


中々思い当たらず状況整理をしていると

私の職場を思い出した


私の職場には私以外にも猫を保護しているスタッフが1人いた


幸い、その日は私もそのスタッフも出勤日だった


警備員さんは私の職場にやってきて

ざっくりと子猫のことを話した


話を聞いたスタッフが

「自分は子猫のお世話の経験がないから厳しいかも」

と言いその時休憩中だった私を呼んだ


「休憩中ごめんなさい!ちょっといいですか?」


「はい!どうしました?」


表に出て警備員さんから話を聞き、

ひとまず私はスマホを持って子猫の状態を確認しにいった

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