第12話 マイロ

譲渡に関するやりとりが一通り終わった後、

少し会話をした後、知人は帰っていった


おかんはゴエちゃんの夜ご飯の準備のため部屋を出ていった


まだ怯えていたマイロはテーブルの下から微動だにしないため

せめて少しでも心を開いてくれたらと思い、近くに横になった


犬も猫も上から触られたりいきなり触られるのは

とてもストレスを感じる


だから目線を下げて正面から目を合わせて

拳を鼻に近づけた


すると軽く匂いを嗅いでくれた

私はゆっくりと顎を撫でると

マイロは気持ちよさそうに目を細めた


私とマイロはそのまま少し眠ってしまった

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