高難易度ゲームは異世界だった!貴族のロリ娘は王都で俺と結婚したいらしい。イマイチ乗り気じゃないんですけど。先回りしてイベントをクリアしたら主人公が怒って攻撃して来た
第63話 学校イベント発動。まずは入学試験から!
第63話 学校イベント発動。まずは入学試験から!
「カイト、では、明日から王立バイム学校で!」
そう言うと、アイラ姫は笑顔で去って行った。
「おどき!」
行く手に立つフィーナを押しのけて行った。
「あらら」
って、王立バイム学校か。
これは強制イベントだな。
◆
次の日。
バイム王に呼ばれて玉座の前で膝まづく俺達。
「お主たちは、これから我が王国のことを学び、力を付けるため、学校に入ってもらう」
「学校……ですか?すごい!私学校初めてですぅ!」
飛び上がって喜ぶアオイ。
王様の前ではしゃぎ過ぎるなよ!
失礼のないようにな。
「まぁ。男子生徒と火遊びがいいかしら、それとも教師との禁断の恋とか。うふふ……」
エミリアは唇の端を上げて、妖しい笑みを作る。
お前は何処に行ってもそればっかりだな。
「そんな暇あるのか?」
首を傾げるフィーナ。
学校なんか必要ないと言った感じだ。
自分で修業出来るということか。
頼りがいがある。
「そうよ。我が王国の魔王討伐軍に入るということは、我が王国直属の家来になるということですわ。だから、学校に入って教育が必要なのですわ!」
偉そうなアイラ姫。
そうなのだ。
これは学校イベント。
まぁ、よくある異世界物の学校イベントだ。
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