高難易度ゲームは異世界だった!貴族のロリ娘は王都で俺と結婚したいらしい。イマイチ乗り気じゃないんですけど。先回りしてイベントをクリアしたら主人公が怒って攻撃して来た
第28話 闘技場で連戦連勝!嫉妬の炎で相手を倒す!
第28話 闘技場で連戦連勝!嫉妬の炎で相手を倒す!
王都は四つあり、それぞれに闘技場が存在する。
プレイヤーと対戦する相手は、ランダムだが、強さだけは同じくらいの相手が選ばれる。
プレイヤーレベルが10ならだいたい相手のレベルは8から12と言った感じだ。
今回、カイトは35なのでナオシゲは33だ。
ゲームではギリギリの調整で戦いを緊張感のあるものにしていた。
「では、はじめ!」
審判の声が響く。
刹那--
「デュエットアタック!」
俺とフィーナの剣と炎の魔法がミックスされた攻撃が発動。
「ごわあああああ!」
クリティカルヒット!
ナオシゲは炎に包まれた。
奴の体力ゲージは一気に半分に。
「治癒魔法!」
ナオシゲのパーティの僧侶がナオシゲを治癒する。
だが……
「まいった」
あっけなく、負け宣言をするナオシゲ。
「勝者!カイトパーティ!」
おおおおおおおおおおおおおおおおおお!
まさかの勝利にざわつく闘技場。
「臆病な奴で良かったぜ」
闘技場で体力が0になっても死を意味する。
ナオシゲは見た目の割に臆病な性格だったと俺はゲームで知っていた。
だから、最初に見た目が派手な「デュエットアタック!」で、ナオシゲを驚かせたのだ。
効果はてきめん。
まだ体力は半分もあるのに、ナオシゲは負けを認めた。
10000ゴルドを手に入れた。
経験値5000を手に入れた。
よし!
レベル36になったぞ。
「ありがとな。フィーナ」
「ふん」
ちょっと機嫌悪いな。
俺がアオイの前になって守ってあげていることが気にくわないのかな。
ま、嫉妬の炎を燃やしてくれているお陰でフィーナとの親交度は確実に上がってる。
お陰で彼女とのデュエットアタックが発動しやすいのは、ありがたいことだ。
「第二試合、ナツキパーティ!」
白銀の短髪で三白眼のガラの悪そうな奴が出て来た。
名前:ナツキ
レベル:38
年齢:17
体力:810
精神力:2630
攻撃力:133
防御力:142
幸運:516
素早さ:176
職業:魔導士
装備:炎のロッド
スキル:エクスファイア、マックスエクスファイア、大炎上
炎の魔導士か。
二人の戦士を引き連れている。
あの二人を壁役にして、後ろで炎魔法を唱えるって戦術か。
「では、はじめ!」
俺は始まると同時に、アオイを背負い弧を描く様に走り出す。
目指すは後衛のナツキ。
「フィーナ、引きつけといてね!」
「なっ……きさま!」
不満げなフィーナ。
頬を膨らませながらも、壁役にエクスファイアを放つ。
戦士が炎を振り払うのに夢中で、ナツキを守護するのを忘れている間に俺は……
「おりゃあああ!」
「マックスエクス……」
突然目の前に現れた俺に、詠唱途中のナツキはあっさり切り伏せられた。
「勝者、カイトパーティ!」
よっしゃ、二連勝!
「続いて第三試合の相手は……」
「あっ、あの人達……」
登場してきたパーティを見て、驚きの声を上げるアオイ。
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