高難易度ゲームは異世界だった!貴族のロリ娘は王都で俺と結婚したいらしい。イマイチ乗り気じゃないんですけど。先回りしてイベントをクリアしたら主人公が怒って攻撃して来た
第14話 パーティメンバー選択!さぁて、どっちを仲間にしてゲームを進めるか迷うな
第14話 パーティメンバー選択!さぁて、どっちを仲間にしてゲームを進めるか迷うな
大スライムが二匹現れた。
ザクッ!
大スライムを倒した。
経験値140をゲット。
135ゴルドを手に入れた。
「ふむ。順調。順調」
俺はレベル5になっていた。
金の剣で得た強力な攻撃力で、地下一階のモンスターに対しては無双状態だ。
だが、まだ心配はある。
防御力:15
これでは先制攻撃に失敗して攻撃を受けたら一発で死んでしまう。
何としても、この洞窟で防具を手に入れなければ……
そして、あの人と出会わなければ……
「グガアアアア!」
「うわぁ!」
凶暴な光が襲い掛かる。
寸でのところで、俺は避けることが出来た。
「ガルルル!」
オオカミゾンビ
運良く攻撃に気付いて避けることが出来たが、あの鋭い牙に噛みつかれていたら今頃……
「くっ……」
俺はオオカミゾンビと睨み合った。
俺は金の剣で牽制しながら、フリーな左手をバッグに入れた。
そして、素早くその中にあるエブルボアの生肉をオオカミゾンビの前に放り投げた。
「ガウガウ」
オオカミゾウンビは嬉しそうに肉に嚙みついた。
それがこいつの最後の食事だった。
ザクッ!
「キャウーン!」
オオカミゾンビは肉をくわえたまま、真っ二つだ。
「ふぅ……」
やはり早く防具を手に入れなければ。
記憶を頼りにミノタウロスの洞窟を探索する。
「あった!」
少し奥まった部屋のような場所に宝箱がある。
その宝箱を開けた。
中には、鉄の鎧が入っていた。
防御力:115
よし!
これで、この洞窟の地下三階までのモンスターの攻撃なら耐えられる。
「次は、あの人と会わなければ」
俺は地下二階へと足を踏み入れた。
そこには強力な仲間がいるはずだ。
◆
「やめろ……」
微かにあの角から聞こえる、女性の低い声。
やっぱり、いた。
魔導士のフィーナだ。
彼女もプレイヤーとして選ぶことが出来る。
そして、フィーナはこのダンジョンから冒険をスタートする。
俺は角に向かってゆっくり歩いて行った。
「いいじゃねぇか」
「やめろ」
「そこまでだ!」
角から現れた俺を驚いた眼で見るフィーナと黒い鎧を着た戦士ボルタ。
フィーナはボルタからエロいことをされそうになっていた。
何だってこんな洞窟で……
戦士ボルタ。
こいつもプレイヤーとして選べる。
フィーナとボルタはパーティを組んだ状態でスタートする。
フィーナを選べばボルタはパーティメンバーとして。
ボルタを選べばフィーナはパーティメンバーとしてスタートする。
このゲームは、選んだプレイヤーによっては最初からパーティを組んでいる状態でスタートする。
そして、この二人以外のプレイヤーを選んで、この二人に遭遇した場合……
「さて、どっちを助けるかな」
ボルタがフィーナにエロいことを迫っているイベントに遭遇する。
どちらかの味方をして、どちらか一方を味方に出来るのだ。
つまり、どちらかを殺せば、残りをパーティメンバーにできる。
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