第9話 伯爵に昇爵した
「え?えぇ?ロデス子爵様?何が起こったので有りますか?」
「私は聖魔導師だ!!」
「「「「「「す、凄まじい!!」」」」」」
俺は一瞬で異常氾濫したアンデットを消し去った、常駐騎士達も呆然としてる、俺も聖なる光の威力に暫し唖然とした。
「シラノ団長、アイテム回収は任せた!」
「はっ!ロデス子爵様!!」
俺は馬車に乗り込み、領都に入った。
繰り返すアンデットの氾濫で、領都は随分寂れている「ダンジョン探索者ギルドにテコ入れして探索者を呼び込む必要があるな」都市復活はユックリで良いが、ついに俺はやったぞ!!
聖魔法を発動させる切っ掛けは、聖属性の武器で魔物を倒す必要が有ったのだ『聖魔法とは、聖なる力を発動するものなり』の『聖なる力を発動する』とは聖なる武器を使うって事だ。
俺は『聖魔法の手引き書』に聖属性の武器で魔物を倒すって項目を書き加え、手引き書を完成させる事にした。
教会の秘技で有り、わざと不完全に書かれた『聖魔法の手引き書』を完成させた事で教会に敵視されるとは、この時は考えもしないロゼットだった。
「子爵様、子爵邸に到着しました」
「何だ?子爵邸にしては立派過ぎじゃ無いか?」
「豪華なのは当然です、この館は元伯爵邸で御座いますよ」
「「「「「「「「「「お帰りなさいませ!御主人様!!」」」」」」」」」」
使用人が整列して迎えてくれた、凄げぇ気分が良い!
館はよく手入れされていて、何不自由無く快適な暮らしが出来る。
消し去ったのは白骨2700と腐った死体3200だたのが、回収アイテムで判明した。
約6000もの氾濫を一人で抑えた功績で、俺は伯爵に昇爵した。
「ロゼット▪フォン▪ロデス伯爵、ダンジョン管理と伯爵領の繁栄を期待して居るぞ!」
サンセット国王様から期待の言葉と、国宝の聖属性宝剣5振りが贈られた。
貴族手当も追加の金貨30枚、俺は年間金貨110枚頂ける事になった。
「聖魔導師、ロゼット▪フォン▪ロデス伯爵を聖魔法科の指導師に任命する!」
俺は魔法ギルドから指導師に任命され、聖魔法が適正検索された20人が弟子入りして来た。
良い事ばかりじゃない、領地放棄で降格された元伯爵のヘイボ子爵派閥の妨害、有能な聖魔導師の俺が邪魔な教会からの有形無形の嫌がらせが始まった。
寂れた領地を活性させる必要もある、折角ダンジョンがあるので探索もしたいのに「面倒くせぇ!!無能ども、纏めて成敗!!」と、出来ればスッキリして良いのに……こっそりやってやるか?
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