第20話 一人でお買い物
俺は今わくわくして寝れないでいる、それはそれは簡単な事だ。だって金が大金が手に入ったのだからな。
今日攻略した三核スライムはレアエネミーでありその魔物からレアドロップが出たのだ、その念話リングが45万で売れたそうで他の小さな魔石もまちまちって感じで詳しくは聞き逃した、45万には霞む数字なのだから仕方ない。
3人で割っても15万だ、明日のショッピングが楽しみすぎて仕方がないのだが楓と幸広は何か用事があるらしく一人で買い物に向かう事になっている。
わくわくを抑えて冒険者手帳でゲームが売っている場所を下調べして一番近いのはやはり学校の下のショッピングモールなのは分かった。
そして俺は興奮を抑え込みベットにダイブし寝る事に成功した。
朝、鳥のさえずりを聞き目を覚ますと頭が覚醒していないのかボーっとしていると手に冒険者手帳を持っている事に気づき画面を見ると時間が表示されていた。
「……11時!?もう開店してんじゃん!!」
俺は急ぎ制服に着替えて寮から飛び出すために自分の部屋の扉を開けるとそこに寮母の姐さんが居た。
「朝食はどうなさいますか?」
「すんません、今日は大丈夫です!急いでいるので!」
「分かりました、行ってらっしゃいませ」
「行ってきます!!」
姐さんに挨拶をし俺は急いで学校地下のショッピングモールのゲームショップへと足を運んでいた。
わくわくを抑えつつゲームショップに入店するとそこには今まで見た事の無いゲームが陳列されていた。
「おいおいプレイステージしかもって無いのにプレイステージ5だと!?どんだけ次世代機に進化してるんだ!?」
俺が持っているゲームハードがプレイステージ通称PSだ、その新しいハードが5まで出ているのだから俺は興奮するに決まっている。
「お、兄ちゃんゲームハードをお求めかい?」
「ん?ああ!5までってなると2から5まで買わないとだな!」
「兄ちゃんプレイステージ5は過去のハードのソフトも全部対応しているから5だけ買えば大丈夫だぜ」
「ま、まじか!じゃあプレイステージ5買うのとソフトも買うからちょっとソフト見てくる!」
「おう、じゃあ本体を用意しておくからゆっくり吟味してきな」
「うっひょーーい」
おいおいおおーい、テールズシリーズどれだけ出てんだよ?!ドラゴンの如く?主人公がヤクザでその生きざまを見よ!だと買うしかねぇよなぁ……これか凄く面白いとネットで書かれてたドラグオン&ドラゴンってのは、何かマルチエンドでEDがどれも凄いって事しか知らねぇけど評判なら買うしかねぇな。
「っと……27本か初手だしこんなもんで良いか」
おっちゃーんと呼びながらゲームをレジに置くとおっちゃんも少し驚いた顔をしたがレジに通してくれた。
ハードとゲームの値段の合計が13万とちょっとで冒険者手帳で会計を済ませた。
「にしても旧型のゲームを多くかったなぁ最近の電脳フルダイブのゲームは買わなくていいのか?」
「何それ?」
おっちゃんが言うに電脳の世界に五感全てを電脳世界へ入りそこでゲームをするらしい、リアルなゲーム体験をが謳い文句らしい。
「ふーん、最近のゲームは進んでんだなぁ……でもまぁ俺は今はこっちでいいかな」
「あんま興味なさそうだな……じゃあ最近の玩具なんてどうだい?どの世代でも大人気だぜ?」
「玩具かぁ……何があんの?」
おっちゃんが紹介してくれたのが車の玩具とかカードゲームとか色々教えてもらったけど俺の中でひときわ目を引いたのがマジックトイズバトラーと言う玩具だった。
その玩具は本体をまずパワー、スピード、バランスから選びさらに防具や武器もカスタムして魔力操作してバトルする遊びらしい。
「んで本体はこれで後の防具や武器はホレ、そこのランダムパッケージを買えばいいいんだ」
「武器とか防具は何?選べないの?」
「ああ。ガチャって言えばわかりやすいか?何が出るかは当たるまでお楽しみって奴だ」
「へぇーバトルとかできんのかぁ、何処でやれんの?」
「あー……ここら辺だったら四吾って学校の近くのぐるぐる公園で遊んでる子が多いかな」
「よし買った!本体はどれがいいの?」
「んまあ主流はパワーかスピードだな、バランスは初心者向けだけど弱いって感じだな」
「んじゃあバランスタイプと武器防具10個づつ買おうかな」
「あいよっ!武器とか防具は使ってればあれもこれも欲しいってなったらまたランダムパッケージ買いにきな!」
大量のゲームと玩具を紙袋に全て入れてもらっても大きな紙袋2つになってしまった上に金も大分なくなってしまったが何も問題は無い。
またダンジョンに行って稼げばいいのだし、ゲームやれるのだから問題は無いだろう俺の人生はこの先明るすぎて困っちゃうくらいだぜ。
とりあえず寮に荷物持って帰らないとだな、ふぅいーこの両手の荷物の重さは命より重いぜ、まってろよ俺のゲームライフ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます