第12話

 ネットでSNS《エスエヌエス》やゲームをやると、やたら心がざわつく。頭が騒がしくなると表現した方がいいのか。ネットをつないだ当初はネット設定やらネットの知識やらとやらないといけないことが多く、雑然ザツゼンとした。目的を達成したり、先に進みたくても進みづらいのだ。その結果、やらないといけない課題よりなんだか、ネットニュースなどにはまっていたりする。


SNSやゲームだとそれに追加で感情の起伏キフクが伴ってくる。やはり、相手がいるので感情的になることもあるのだ。会話のちょっとした語彙ゴイを間違えただけで、相手に誤解を与えたり、また、相手の思惑に乗っている自分に対しても憤りを感じたり、とにかく、不特定多数なので始末に負えない。


ネット上ではマナーらしきものがあり、しかし一方ではない。そんな感じがする。新しい方の技術なので、切磋琢磨している状況なのかなと漠然バクゼンと考えたりもする。なんといってもワーッという感じで、自分の周りの状況が変化していく気がする。気を張っていないと周りに流されて、いつの間にか自分を見失ってしまう。


その一方で、確固たる自分をもって、ネット上に存在する方たちもいっぱいいる。彼らは自分の地位を築き上げ、多くの人のカリスマだったり、手本となっていたりする。どうしてそんなことができるのか、自分にはわからない。ただ、頑張ってほしいとは思う。


こうゆう面白くないことばかり起こる世の中なのだから、いつまでも輝いていてほしい。あえて言うのなら「ヲタクの星」であってほしいのだ。ひと昔前に活躍していた、論客ロンキャクたちをガンガンに論破してほしい。ストレス解消だ。


それはともあれ、これからの社会ネット環境は重要だ。必須項目といっても過言ではない。口惜しいが。そのためには、自分もその環境下に慣れる必要があるのが必然的にわかる。どうだろう自然な流れだと思うが。


一周回ってそのためのネットゲームといえば、ちゃんと論拠になっているだろうか?つまりネット社会に慣れるためということなのだけれども。ネットゲームをやる理由として、ネット社会に少しでもなれるため、というのは少し無理があるか。どう考えてもいいわけである。むしろゲームは面白いから仕様がないと言った方がいっそ潔い。


ともあれ、昔の人はよく言ったもので、ゲームは1時間までである。頑張って、時間を制限しなくてはとはいつも思う。じゃないと睡眠不足で病気になりそう。とにかく健康が一番なのだ。

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