第3話
先に断っておきますと現実的な話ではない。とにかく、興味を持ったことは自分で実現したいと思ってしまう。この場面ではここをこうやって、そうするとこうなるのでさらにこうやって。みたいに思考の迷路みたいになる。もともと筋が通ることを考えているわけではないので、三工程目までで詰んでしまう。また、実現したいという気持ちもふわふわしたものなので、集中力もそれほどない。端的に言えば思い付きだ。
結果として頭が混乱したりする。よせばいいのに。
なんといいますか、その過程を頭の中で実現していく方向性にすごく期待をしていて、それを完成させる気はその時点ではない。わくわく感がある。ただ、絶対失敗するのでがっかりする。
現実的に積み木をやったことはあまりないが、無精なので頭の中で積み木を積み上げるみたいな感じ。
しかし、それは恐れを知らぬ暴挙というよりほかならない。ここまでの文章を読み返してみても何言ってるのか全然わかんない。具体例をあげろと言ってもとても無理だ。
あそうそう、将棋的な奴だ。将棋の詰将棋のことを言っているのだ。とにかく詰将棋が苦手だ。なんでこんな先まで読めるのか全然わからない。詰将棋はとにかく練習量がものを言うに違いない。一度、間違ったら何度でも繰り返し行って覚える。その工程が大事なのだ。直感ではなく記憶力の問題なのだ。
素人は、ちなみに自分のことだが、とにかく詰めるに違いないと始める。意外に正答にならず、意気消沈して次の問題へと進む。しかし、ここで間違った問題を何度もすることが大事なのだ。なんだ、これ、勉強の話じゃないか。
勉強は最初は苦手だった。成績はいい方なのだが、勉強をしようという気はまず起きなかった。勉強が面白くなりだしたのは、一度学問を離れ、再度勉強をする機会を得てからだ。その時は必死で勉強した。なぜなら人生がかかっていたから。そこで勉強をすることをやめたら、自分の人生は終わるぐらいの覚悟でやった。
すると、以前には感じられなかった、勉強に対する情熱が沸き起こってきた。何をどうすればいいのか必死になって考えた。あーそんなこと考えていたらまた勉強したくなってきたな。
ほんとに脈絡のないことを暇なときは考える。そんなことを書かれてもとおっしゃるかもしれませんが、なんかそんなこと書きたい気分だったもので失礼したい。
ぼーっと駅なんかでそんなことを遠くを見ながら考えていると、肌に外気が当たり冷たいと感じるとスーッと現実を意識したりする。
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