Episode 06 ゾロ目の企画。
――令和二年二月二十二日二十二時二十二分に公開するという内容だった。
本当は、そのゾロ目の日時の予定だったけど、僕は間違えて二月二日に公開したの、記念すべき第一回を。なら、改めてゾロ目の企画用に執筆することにした。この時は、まだ知る由もなかった。僕には、何と出生の秘密があったことを。そして僕だけじゃなく、
――
その出来事は、僕が第五回の執筆を終えた頃に起きたの。因みに第二回から第五回までは、僕と、パパになる前のティムさんとの出会いを綴った。それこそが、僕のターニングポイントとなったから。もし出会ってなかったら、僕は梨花に出会うこともなかった。
何も……
きっと何も変わってなかったと思う。今の様な色づく世界には。そこに繋がる縁も
知らないままに。お母さんと二人の孤独な世界のまま……二度と戻りたくない世界だから。
僕が執筆しているのはエッセイ。
体験したことを描いている。つまりはノンフィクションということになる。しかしながら事実を書くのは、難しいと知る。中には文章化できない部分もある。グロなことも、実はというとあったから。オブラートに包んでいる部分もある。何のためか……
皆が元気になれるエッセイにしたいから。
梨花が描いたエッセイは、どれも元気になれたから。
だからこそ、
『このエッセイは、ほのぼの路線を目指しているボクッ娘の物語!』と、キャッチコピーで謳ったのだ。色は青色で。色のある世界にいるのだと、そう自覚するために。
それにキャッチコピーは、色のある方がいいと、ある作品で語られていた。僕も投稿されている皆様から学ばせて頂いています。それから、実は秘密にしていたことが……
どうもパンサー派と呼ばれる執筆。……でも、梨花も同じだった。このお話にプロットは存在しない。またライブ形式とも言われている。だからタイムリーにできるの……
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