第六話 最悪の事態
暗い部屋の中で光る赤い目 黒くて恐ろしい巨大な存在がそこにあった。
「解析。」
名前:
種族:昆虫
称号:目玉蜘蛛の女王
攻撃 432 防御 320 速さ 500 魔法耐性 100
知力 40
女王の周りには
「私に配下を任せて。二人ならいけるでしょ?」
「任せられた!」
「さあ、
女王が叫んだと同時に
後方の
エルは躊躇わずゴリ押し感覚で敵を切り裂いた。
エルの
切り続けた結果、前衛から後方に連れて切り刻むスピードが確実に上がっている。ドンドンなぎ払っていく。
俺と智一は連携して
女王は身体硬化で体を硬くした後、
それに対応して確実に避ける。
毒付与の蜘蛛糸を同時に足元にまき散らしたが問題なく近づく。
「がら空き!」
智一は
智一が殴った部分が凍り始めた。
「さっき手に入れた
氷を付与した拳で敵を殴る技だ。加えて女王の前足二脚をローキックで態勢を崩させた。
俺は一瞬、怯んだところを後から仕掛ける事にした。
小栗さんとの修行で得た技:残酷天罰で一撃で確実に仕留める!
残酷天罰は大剣を縦に大きく振り下ろして急所を切断、その瞬間に剣先を相手に勢い良く突き刺しそのままま頭から下に向かって真っ二つに斬る技。
俺の使う
さらに、
まさに今持つ最高のコンボ。
俺は
エルの方も片づいたみたいだ。
油断はしていないつもりだったがここまで簡単だと逆にすがすがしく感じる。
自己再生がどうなるかと思ったがそれ以上のダメージを与えられたらしい。
「さて思ったよりも早く片付いたし、素材回収を済ませてここから一番近くの町のギルドで換金しよう。
私がいい食堂知ってるから明日そこで食べよう。」
「今日は暗いしそれが妥当だな。あとここの管理者も探して終わった事を報告しないとな。」
「渡すならちゃんと掃除してからな。」
「相変わらず真面目だな。そういうところがお前のいいところだよ。」
俺らは一段落して気楽に会話した…
ゾッ
っ?!
後からおぞましい気配が漂ってきた。今さっきまで無かったはずの存在が後に居る。
智一は後の存在を見てヒア汗をかき青ざめている。
エルも苦しそうな表情を浮かべる。
後を振り向くとそこには倒したはずの
なぜだ?倒したはず。気配が消えたのも感じたし…
初めての体験に恐怖を感じた。死んだ者が蘇る…
その時エルは俺が頭に浮かべていた自己再生よりも確信的な発言をした。
「蘇生進化…」
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