始まり2:第一歩
俺は暗殺者会場に新社員1500名の一人としてここに来ることができた。
実際には二年間学習に励むため入学のほうが正しい気もするが、まあいいでしょう。
入社式が始まり、ここの総司令官が感謝の言葉とこの会社の大まかな内容を説明してくれた。
校長先生の話と違って簡潔で一言一言が心に残るので眠くなることはなかった。
横の一人の青年を除いて。
総司令官の顔をチラチラ見ながら手元の配られたパンフレットのメモ欄にこっそり似顔絵を描いていた。ふざけているのに、絵がかなり上手い……が髭を強調し過ぎてアー〇・ストロング少佐みたいになっている。
そっぽう向いて笑うのをこらえていた。
「それで皆は気になっているのだと思うが、面接試験の質問がありきたり過ぎて不安だと思う者のいるだろう。」
そう、そこ。俺が一番気になっているのは。
欲しいのは人を思う気持ち、ただ無差別に人を殺すのではなく、ちゃんと見極めその人を殺すのか選択することが大切だ。
消すのはただの犯罪者ではなく犯罪に手を染めかつどんなに説得しても犯罪クセが治らない、話が通用しない相手のみをターゲットとしている。
道具ではなく人として殺してほしい、そういう理由が込められている。
暗殺というのは最終手段であってただ悪を成敗するのが目的でない。それが暗殺者だということを知った。
今日から厳しい訓練を受ける。
さすがは暗殺者の授業だ。座学以外で追いつける気がしない。
昼飯時になって食事をしていると横にいた青年が話かけてきた。
まずい。勝手に座ったら不味かったかな。変に絡まれる前に早く退こう。
「やっぱり!入社式で横にいた前髪君じゃん!俺だよ、横で総司令官の似顔絵描いてた人だよ。」
「あ、あぁ。あの時の髭強調し過ぎた総司令官描いてた!」
「そう!覚えてくれてたか!
自己紹介がまだだったな。俺は
「俺は蘭 淳也。こちらこそよろしく。」
これが俺の暗殺者の後の相棒で友達になる人だ。
実技授業
「今回君たちを指導するのは私、山本と
「いぇ、こちらこそよろしくお願いします。」
小栗 陽介 スナイパーで暗殺歴12年 顔立ちがよく、ロングヘア。後ろ姿だけ見れば女性でもおかしくないほどだ。服装も軽戦士型の黒い勇者鎧みたい。
この人は後に俺の暗殺者の師匠となってくれる人だ。
ちなみにこの人の暗殺するところは俺も見たことがない。
銃使いなのに剣を扱えるのはやはり才能なのだろう。
目的は俺が異世界樹と繋がりを持ち、黒い鬼と化した為にその監視とその力を自由に使用できる訓練をしてくれる。
冷徹だが、普段はとっても暖かい人なのだよ。
その後の実技試験でも
浴衣姿狐耳 邪気浄化暗殺家の
と 天狗の様な姿のお供の少女
大柄で筋肉質、右頬に傷。
暴術の破壊王 フェンディ・
とダンディーな若々しい執事
アベーレ・アバティーノ〈69〉:鉄太刀
金髪ツインテールの白い軽鎧ツンデレ女子感のある
戦場の花姫
武器
とモブ顔執事
武器
薄緑髪眼鏡紺色マントの 鋼の蛇
サルマ・マイヤー〈24〉:武器
とロングドレスの柴犬みたいな雰囲気の少女
マリア・ミュラー〈14〉:武器
ポニーテールの黒スーツ軍事服羽織りのクールな女性
霞の
とメイド姿のクールな女性
武器
彼らとも勿論戦い、最初は目的のために手段を択ばないような雰囲気を醸し出していたが俺が鬼化して全員を倒してしまった結果、
試験結果二位と俺の過去を知って和解し、対等な友達として認めてくれた。
その後はお互い高め合い、親しい関係になって厳しい訓練に耐えながらもひと時の青春を謳歌できた仲となれた。
卒業後、1年の暗殺者としての仕事をして応用力と経験を積んだ。
もちろん小栗さんや他の職員の方々も充分に手伝ってくれたのでかなり強くなれた。
あの戦闘から4年 現在
「これより、君たちに異世界樹の探査計画を実行する。あちらの世界て何が起こるか分からないのでそこは十分気をつけろ。」
生きててくれよ、愛茉!
名前
職業:暗殺者 暗殺技術:軽大剣士 特殊暗殺士
武器:
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