第六章:殺すという事-29

 


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 深く生い茂った森林。陽光を空を覆い隠す葉が遮り、薄暗い静寂が一帯を支配している。


 ここは「クイヴィエーネン大森林」。


 森精皇国アールヴのほぼ全域を占める世界最大の大森林であり、エルフ族がもっとも優位に動く事が出来るフィールドである。


 そんなクイヴィエーネン大森林を何の道標も無いままに迷いや苦労をせず歩み進める二つの影があった。


 一つは女性のエルフ。高身長で線が細いものの、軽装の隙間から覗く彼女の肉体は筋肉質で良く引き締まった無駄のない体付きをしている。


 煌びやかな銀髪は短く切り揃えられ、新緑色をたたえる大きな瞳には鋭い眼光が窺えた。


 背中には一メートルはあろう長方形の薄い袋を背負っており、彼女はそれの紐をを大事そうに握っていた。


 もう一つは彼女よりも身長の低い男のエルフ。全身が隠れる程のローブを羽織っており、露出しているのは頭と顔のみ。


 標準的な整った顔立ちと金髪が僅かに入って来る陽光を反射し美しく輝いている。


「あ、アヴァリ様っ! 申し訳御座いませんがもう少し歩くスピードを遅くして頂けると有難いのですが……」


 額に汗を滲ませた男エルフはアヴァリと呼んだ女性エルフの後ろを必死になって追い付こうとしながらも、そんな事を彼女に懇願していた。


 アヴァリはそんな彼に振り返ると呆れたように溜め息を吐いてから一旦その足を止めて振り返る。


「だらしないぞお前っ! エルフともあろう者が森の中でそのように草臥くたびれるなどっ!」


 発破を掛けるように言い放った彼女の言葉に、男エルフは申し訳なさそうに頭を掻きながら頭を下げた。


「申し訳ありません……。なにぶん、私の仕事は内務メインでして……。慢性的に運動不足なんです……」


「また見苦しい言い訳を……。そんな調子では間近に控えている人族との戦争で遅れを取ってしまうではないかっ!」


「わ、私一人が役に立たずとも戦争を左右するとは思えませんが……」


「何を言うっ! 戦争とは一つの綻び、一つの亀裂で戦況が一変すると言っても過言ではないのだぞっ!? 可能性は低くとも、お前一人の活躍で変わる……それが戦争だっ!」


 声高々に言い放つアヴァリに、男エルフは漸く息を整え終えてから小さく「そう、ですね……」と呟いた。


「ほらボサッとするなっ! 早く監視砦に向かい、可愛い弟子達を鍛えてやらねばならないからなっ!」


 そう言って再び前を向き直し歩き出すアヴァリに、男エルフは一度深呼吸をしてから改めて足を前へ踏み出した。






 暫く歩いた後、男エルフはアヴァリの横に並ぶと彼女の顔を見上げながら一つの問を投げかけた。


「……先程」


「んん?」


「先程貴女は一つの綻びで戦況が変わる、と仰いました。これから向かう監視砦の子達をわざわざ鍛えに向かうのも、その一環ですか?」


 アヴァリはその話題を振られた途端、パッと表情を明るくし、まるで恋人にでも逢いに行くような口元をほころばせる。


「それもあるにはあるが、単純にワタシがあの子達に会いたいだけだなっ! あの子達を指導したのは短い期間だったが、中々どうして可愛い奴等だったよ」


 彼女はかつて、現在南の監視砦に詰めているエルフ達の事を師事していた事がある。


 砦に詰めるにあたり、ある程度の戦闘技術は必須。例え戦闘行動が殆ど想定されていない砦であろうと備えておくに越した事は無い、と女皇帝ユーリから直々に命令が下されたのだ。


 最初こそ「そんな暇は無い」とボヤいていたアヴァリだったが、エルフの子達の自分を憧れの眼差しで見詰めてくる目や真剣な態度。そして直向ひたきな努力を目の当たりにし、アヴァリ自身彼等に徐々に感情移入していった。


 彼等を送り出す当日に至っては寂しさで思わず涙ぐんでしまい、彼等に慰めて貰う始末であった。


 そんな彼等可愛い愛弟子達にまた修行を付けられる……。アヴァリの心は弾んでいたのだ。


「ほう。将来有望な子達、という事ですか?」


「うーむ。それは何とも言えないな。やはり才能というのは千差万別だ。皆が皆、ワタシに着いて来れるような才能ある子達ばかりでは無かったよ」


「そうなのですか?」


「ああ。だが才能があろうが無かろうが関係無いっ! あの子達は等しく私の可愛い弟子達……。今から楽しみで仕方がないよっ!」


「それは良かったですね。女皇帝陛下には感謝しなくては」


「まったくその通りだっ! この緊迫した状況の中、あの方はワタシが出向く事を許可して下さった……。感謝してもしきれないよっ!」


「……ええ」






 ──男エルフは、幾つもの嘘を吐いていた。


 そもそも彼はエルフではなく、ティリーザラ王国珠玉七貴族〝琥珀〟担当、アバ・アンブロイド辺境伯が傘下ギルドの構成員の一人。れっきとした人族である。


 彼はアンブロイド伯の命令の元アールヴに潜入調査中であり、定期的にアールヴの情報を本国へと流していた。


 そして今回。彼はアンブロイド伯からの直々に戦況を左右しかねない強者のエルフを一人、南にある監視砦に誘導するよう命令を受け、それを実行中である。


 最初こそ何故そのような命令が下されたのか理解しかねたものの、下っ端構成員である彼にとって親の言う事は絶対。多少疑問に思おうが、実行する以外に選択肢は無かった。


 とはいえ南の監視砦に強者のエルフを一人誘導する。言うは易いが行うは難し。簡単な事ではない。


 誰にも怪しまれない理由を作り上げ、誰にも怪しまれないように説得し、誰にも怪しまれないよう誘い出す……。そんな事が可能なのだろうか?


 頭を悩ませた構成員だったが、その問題は思いの外簡単に解決した。


 それが森精皇国アールヴ軍第一軍団長、アヴァリ・ティスマンの存在である。


 彼女は砦内に詰めているエルフ達に戦闘技術を師事しており、砦に赴く理由は申し分無い。


 彼等に感情移入している彼女に万が一の事態を口走れば不安を募らせ説得は容易。


 その二つが揃えば、後は砦に赴いて再び彼等を師事し、人族との戦争を万全な状態にしたいとアヴァリ自身が女皇帝に進言するだろう。


 宣戦布告のタイミングを合わせられるアールヴならば、直前に彼女を本国へ戻せばそれで済む。そんな事をさりげなく囁けば、心配性な女皇帝は小さな不安を拭う為にアヴァリを南の監視砦に派遣する。


 他の構成員達と連携を取り、地道に根回しをし、彼女達の性格や性根を利用して誘導……。結果作戦は上手くいき、こうしてアヴァリを怪しまれずに南の監視砦に誘導する事が出来たわけである。


(……しかし、何か上手く行き過ぎている気もするな……。都合が良過ぎる気もする……。なんだ? この違和感は……)


 構成員の男はアヴァリの背中を見ながらそんな事を考える。余りに状況が揃い過ぎている事に不安を募らせていた。


(そもそも女皇帝は何故許可を出したんだ? 私達がそそのかしたとはいえ心配性が過ぎる気もする……。何を焦っているんだ?)


「おい君っ! さっきから黙りこくってどうしたんだっ?」


 考えに耽っていた構成員に突如として話し掛けたアヴァリ。


 それに驚きはしたものの、なんとか平常心を保ち笑顔を向けて彼女の言葉に応える。


「す、すみませんアヴァリ様……。ちょっと疲れてしまいまして……」


「本当にだらしないな君は……。だがまあもう少し頑張れ。あと数キロで南の監視砦に着く。それまでの辛抱だ」


「は、はい。頑張ります」


 歩き慣れない森の中を歩き続けて数日。漸くこの鬱陶しい森から解放されると安堵しながら彼は思い起こす。上司からの命令の一部を──


『お前達には強者足り得るエルフを一人、南の監視砦に誘導して貰う。そこで〝とある人物〟がその者を始末する予定だ。彼には全面的に協力するように』


(彼女を……アヴァリを始末する、か。そんな事、出来るのか?)


 彼はアヴァリの強さを知っている。


 彼女の強さは国内有数であり、近接戦ならばティリーザラ王国の兵士など歯牙にも掛けないだろう。敵うとすれば自国の他の軍団長の面々、ティリーザラならば天才剣術士ガーベラか、王国最高位魔導師キャピタレウス。または珠玉七貴族の面々くらい。


 彼等以外で彼女に対抗出来る者など、構成員には想像も出来なかった。だが我らが上司、アンブロイド辺境伯はリアリストであり実力主義者。安易な嘘や軽率な見解は絶対に述べない人だと構成員は確信している。


 そんな上司が言ったのだ〝始末する予定〟だと。


 不安はあるが、信頼している彼の言葉。信じないわけにはいかない。


(……俺達はただ、辺境伯閣下のご意志に従うのみ。命令を完遂せねば)


 彼等の目の前に、石造の砦が現れる。異様に静かな、古めかしい砦が。


(……さようならアヴァリ軍団長。貴女の事、嫌いではなかった)


 心の中で彼女にそう告げると、構成員はスキルを使い、森の影へと姿を消した。






「……おかしい」


 アヴァリは眉をひそめる。砦の近くまで来たというのに声どころか物音一つしないのだ。


 砦裏にある訓練場にも、砦周辺にも、監視用の詰所にも人影は見当たらない。


 砦には総勢二十三名のエルフ達が詰めている筈。大きな砦とはいえ、全く物音すらしないのは明らかに異様であった。


「君、何か様子が変だ。取り敢えず君はワタシの側から──」


 そう言いながら振り返ったアヴァリだったが、彼女の後ろに付いていた筈の男エルフの姿が忽然と消えており、思わず言葉を詰まらせる。


「……」


 彼女は何かを悟り、背中に背負っていた袋を開けると中に収納されていた五十センチほどの長さの幾つもの棒を取り出し、腰のホルダーに装着する。


 そして神経を研ぎ澄ませ眼光を鋭くし、静かな足取りで砦正面入り口に回り込んだ。


 すると正面扉が無惨にも吹き飛ばされ大穴が空いているのが目に飛び込み、彼女は奥歯を強く噛み締める。


「人族か……だが一体何故……」


 緊急事態なのは火を見るよりも明らか。本国に向けて連絡を取らねばと考えたアヴァリは通信用のスキルアイテムを取り出そうと懐に手を伸ばす。しかし──


「……? 無い……、無いだとっ!? 馬鹿な、何故……。……まさか」


 忘れてくるなど有り得ない。見かけによらず几帳面な彼女は人生で一度として忘れ物などした事も無いし、物を落としてしまった事も無い。


 ならば考えられる理由など、一つしかなかった。


「あの男、スパイだったのか? ……だが、目的はなんだ?」


 自分をこの砦に誘い込む。それは何となく理解出来た。しかしその意味までは分からない。そんな理由に心当たりなど無いのだ。


「……クソッ! 考えても埒があかないっ! それよりあの子達は……あの子達は無事かっ!?」


 取り敢えず先の考えを一旦隅に追いやり、自分の可愛い弟子達の安否を確かめるべくアヴァリは砦内へと足を踏み入れる。


 だが砦内に入った直後、扉脇でとある物が目端に飛び込む。


 アヴァリがそれに視線を移すと全身に得体の知れない感情が走り抜け、思わず体が震える程に拳に力が入った。


 そこにあったのは血の跡。床一面に広がり水溜りのようになっていたそれは誰が見ても致死量であると理解出来る量であり、少なくとも一人は犠牲になっている事が窺い知れた。


「く……ッ!! ……いや、落ち着け。まだこの血があの子達の誰かと決まったわけじゃ──っ!?」


 嫌な想像を膨らませる中、アヴァリは僅かにした物音の方に視線を移す。


 視線の先には砦内二階正面。食堂の真上に位置する会議室があり、そこからまるで誘っているかのように断続的に物音が聞こえてきていた。


「誘っているのか……。身の程知らずめが」


 唸るような声でそう口にしたアヴァリは一度そこて深く息を吸い込むと神経を更に尖らせ、会議室に向かって歩き始めた。


 ロビーの階段を上がり、その直ぐ正面に位置する会議室扉は前まで来ると、両開きの扉の取っ手を掴み、引く。


「……貴様か。この砦を無茶苦茶にしたのは」


 会議室の上座。そこにはグラス片手に果実酒を堪能している一人の人族が口元を歪めながら座っていた。






「『……貴様か。この砦を無茶苦茶にしたのは』」


 クラウンは会議室へ入って来たエルフの女性にそう聞かれると、わざとらしく笑って見せてから食糧庫に眠っていた果実酒を口に運ぶ。


「『……言葉は、分からないか』」


「『ああ、いやすまない。少し堪能していたんだ。お前達エルフが作る酒を、な』」


 グラスの中身を飲み干してからそう口にしたクラウンは椅子から立ち上がり果実酒のボトルを手に取るとまじまじと見詰める。


「『しかし本当に美味いなこれは。やはり人族より植物の事に明るい分、美味くなる製法を熟知しているのだろう。こればかりは人族はどうしたって敵いっこない』」


「『戯言を……。もう一度聞く。……貴様か。この砦を無茶苦茶にしたのは』」


「『……ああ。私だ』」


 そう答えたクラウンはボトルをポケットディメンションに仕舞い込むと、別のポケットディメンションから一本の剣を取り出す。


 するとその剣を見た瞬間、アヴァリは目を見開き動揺した。


「『その、剣は……っ!?』」


「『見覚え、あるだろう? ここに居たエルフの一人が持っていた物だ。他の奴が持っている物よりかなり上等だったからな。そのままにするのは流石に勿体無い』」


「『き、さま……っ。あの子達を……』」


「『ん?』」


「『あの子達を、どうしたっ!!』」


 アヴァリは激昂し、声を荒げる。その全身から怒気が滲んで見えるんじゃないかという程に威圧感を放つ彼女に対し、クラウンは更に口角を吊り上げ、邪悪に笑い、言い放つ。彼女が最も聞きたくない、その言葉を。


「『死んださ、全員。一人残らず、な』」


 瞬間、アヴァリの感情は沸騰する。


「『きィさァまァァァァァァァァッッッッ!!』」


 激情に任せ腰にいていた六つに分かれた棒を取り出すと魔力を一気に流し込み、それらを連結させ一本の棍へと変形させながら前に目にも止まらぬ速さで踏み込む。


 会議室の長机を踏み台にし一気に飛び上がったアヴァリはそのまま一直線にクラウンへ飛び掛かり、振り上げた棍を一切の躊躇なく彼へ叩き付けた。


 しかし──


「『どれだけ腕が良かろうと、どこに攻撃が来るか分かっているならば何ら脅威ではないな』」


 そんなアヴァリの渾身の一撃をクラウンは涼しい顔で受け止めた。


 その手には一つの細剣。刀身から柄頭に至るまで真っ黒に染まっており、僅かに刀身に雷のような波紋と稲妻を意匠とした紋様が半円状の鍔に刻まれている。


「『くっ!!』」


 受け止められてしまったアヴァリは体勢を立て直すべく後ろへ大きく飛び上がり、クラウンを正面に警戒するように根を構える。


「『ふむ。賢明だ。感情に流され切らない所は流石と言えるな』」


「『貴様なんぞに褒められても露程も嬉しくないわ』」


「『そりゃあ残念。私としては是非楽しくやり合いたいものなのだがな?』」


「『ほざけ外道が。今すぐ貴様を叩き殺してやるからそこに直れっ!!』」


「『そう言うな。ホラ、この部屋は広めに作られているが、戦うには少しに狭い。でだ──』」


 その瞬間、クラウンの姿が搔き消える。


 一瞬たりとも目を離していないにも関わらず姿を消したクラウンに目を見開き、辺りを即座に探すアヴァリだったが、唐突に肩に置かれた手と耳元でした声に、刹那の間だが硬直してしまう。


「『ちょっとそこまでデートしようか』」


 アヴァリが瞬きをし、目を開けた直後、景色が一変していた。


 そこは先程見た砦裏にある訓練場。適度に広く障害物が殆ど無いこの場所は、今から激しい攻防を繰り広げる二人にはピッタリな場であった。


「『ほうら。ここでならお前と思う存分やり合える。砦はなるべく壊したくないからな』」


 その声に振り向けば、今自身が立っている場の反対側で向かい合うような位置にクラウンが立っており、手に持つ細剣を弄びながら軽口を叩く。


「『……貴様、何を……』」


「『お前としっかり戦い討ち倒す。何も難しい事はないだろう? アヴァリ』」


「『──っ!? ワタシの、名を……』」


「『ここに居たエルフ達がちょくちょくその名を口にしていたからな。きっとここに来るのもお前だろうと予想していたよ』」


「『……成る程。やはりワタシは誘い出されたワケか。随分と凝った作戦を……』」


「『惜しいな。それで全てじゃあない』」


「『なんだと?』」


「『お前を始末する。そこまでが作戦であり確定事項だ。お前に逃げ場など、無い』」


「『逃げ場、か……。舐められたものだっ!!』」


 アヴァリは再び棍を構えると、鋭利な刃物のような殺気を纏い、クラウンを真正面から睥睨へいげいする。


「『ワタシの名はアヴァリ・ティスマンっ!! 森精皇国アールヴが第一軍軍団長っ!! 貴様はこのワタシと、この「聖棍・シェロブ」が叩き殺してくれるわっ!!』」


 彼女から発せられる殺気と覇気に思わず身震いをしたクラウンは、弄んでいた細剣を構え直し、同じように殺気と覇気を放ちながら真正面にアヴァリを見据える。


「『ティリーザラ王国珠玉七貴族〝翡翠〟が嫡男クラウン・チェーシャル・キャッツ。我が雷細剣「黒霆くろいなずま」でもって存分にお相手しよう』」


 両者構えたままただ静寂が訪れる。


 神経を研ぎ澄まし、集中力を磨き上げ、今か今かとその時を待ち焦がれる。


 そして風が吹き、揺れた木々から一枚の葉が音もなく地面に落ちたその瞬間──


 ──ガキィィィィンッッ!!


 訓練場の中央で空気を震わせる程の激しい殺し合いが始まった。

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