第六章:殺すという事-24

 

「く、クラウン、さん……ッ!?」


 突如クラウンに抱き締められ困惑に声を上げるロリーナ。


 そんな彼女や状況の理解に頭が追い付いていないエルフ達を他所よそに、クラウンはロリーナの耳元で優しく言い聞かせるように呟く。


「少し、震えているな」


「突然、こうされれば、誰だって……」


「いや、そういうのではない。……まったく、君は変な所で無理をするんだな」


「……無理、なんて……」


 そう弱々しく言うと、未だ震えが止まらない細剣を握る自身の手を見下ろして唇を噛む。


「震えて当然だ。他者の命を初めて奪ったのだ。動揺しても致し方無い事だ」


「ですが私……っ! ……平気、だったんです……」


 ロリーナはあの時を振り返りながらポツリポツリと話し始める。


「クラウンさんが盗賊を打ち倒したのを見ても、何も感じなかった……。他の四人みたいに感心したり、怒ったり……私には無かったんです」


 その声は少しずつ揺らぎ出し、尚も弱々しくなっていく。それはまるで罪を告白する子供のようで、無意識に細剣を握る手に力が入る。


「最初、自分はなんて薄情なんだって……なんて残酷な人間なんだろうって……。でも考え方を変えたんです……っ。これなら、クラウンさんの役に立てるって」


「私の為……」


「何も感じないのならそれを利用して敵を討てる……。それならクラウンさんに迷惑も掛からないし役に立つ事が出来るっ! ……エルフだって迷わず……そう、思っていたんです。ですが……っ」


 奥歯を強く噛み締め、苦しそうに、泣きそうな顔と声でクラウンの顔を見る。


「わた……私……。一人倒しただけで動揺して……何が何だか分からなくなって……。命を奪った実感が……押し、寄せて……来て……」


「……」


「これじゃ私っ! ……何の役にも立てない……。クラウンさんの役に──」


「ロリーナ」


 クラウンはそんなロリーナに優しく笑い掛けると、真剣な眼差しで彼女を強く見詰める。


「私の役に立とうとしてくれるのは嬉しい。本当に、嬉しい。だがそれでは駄目なんだ」


「だ、め……?」


「命を奪う時、決してその言い訳に他人を使ってはいけない。「誰かの為に」を口実に使ってはいけないんだ」


「……何故、ですか?」


「誰かの為に命を奪えば、そこで生まれる感情──罪悪感や自責の念、不安や恐怖をその〝誰か〟に肩代わりさせるという事になる。そして、自身に降り掛かるそれら感情の逃げ道を作ってしまう事に他ならない。……何より〝使命感〟が生まれてしまう」


「使命、感……」


「命を奪う事に使命感を覚えてしまえば、そこに今度は感情の入る余地が無くなる。思いも、躊躇ちゅうちょも、後悔も、罪悪感も……。それは命を奪う責任を放棄するに等しい」


「……」


「君は、私の役に立てないと言った。だがそれは違う。少なくとも今回の砦攻略の目的は君達に命を奪う経験を積んで欲しくて計画した所が主だ。最終的に私の為にもなるが、それよりも君達自身の為の試練だ」


「……はい」


「私の為ではない。君は君自身の為にエルフを殺さなければならない。厳しい事を言うようだが、私を言い訳にするのは止めなさい。私の為に義務感で命を奪って欲しくなどない」


「……すみ、ません……」


 顔色を青く染め、落ち込み俯くロリーナに対し、クラウンは彼女の頭を優しく撫でて自身を見上げさせると、その頬にソッと手を添えた。


「自分自身の為に命を奪う事は辛い。その重責を全て背負う事は決して生半可なものではないからな。だから震え、動揺し、気持ちと身体が追い付かない事に何も恥じ入る事はないんだ。君の感じているそれは、何も間違ってなどいない」


「クラウンさん……」


「今回、私は君達を可能な限りサポートする。生半ではない殺しを決断する術を、責任の負い方を、覚悟の決め方を……」


「はい……」


「私は、君達に──君に死んで欲しくない。だから君自身に強くなって貰いたいんだ」


「はい」


「私が力添え出来るならいくらでもしよう。欲しいものなら出来得る限り与えるし、一人で抱え切れないならば私も背負うし寄り添う。君の言葉を、いつだって何だって聴く。君が望むならば私はそれに全力で応えたい」


「……っ」


「君は、何が欲しい?」


「……」


 ロリーナは自分の頬に添えられたクラウンの手に重ねるように自身の手を添え、彼の手から伝わる温度を感じ取りおもむろに目を閉じる。


 その手からは確かな温もりと、優しさ。そして何より彼女を想い気遣う愛情が感じられ、ロリーナの中に渦巻いていた様々な感情が静かに凪いでいった。


「……言葉を」


「ん?」


「貴方の言葉を下さい。私が為すべき事を、為せる言葉を」


「……ああ」


 クラウンは改めてロリーナを強く抱き締めると、彼女の耳元で囁く。


 彼女に贈る、言葉を……。


「私は何があろうと君の味方だロリーナ。どんな君でも、私は君を愛している」


「……ありがとうございます」


 回していた腕を解き、クラウンはロリーナを放すと彼女の前から退き、彼女の視界に再びエルフ達が映る。


 先程と変わらぬ光景。


 クラウンの《重力魔法》によって床に縫い付けられたエルフの姿。


 そして胸を穿たれ倒れ伏す一人のエルフと、そんな彼に寄り添い、今の状況の整理が追い付いていない二人のエルフ。


 そんな彼等を前にして、ロリーナの手の震えは不思議と止まっていた。


(どんな私でも、クラウンさんは私を見捨てない……)


 重力により床に伏していたエルフはクラウンが指を鳴らすと身体の自由を取り戻し、荒い息を吐きながら立ち上がって手に持つ剣を構え直す。


(失敗しても、間違っても、過ちを犯しても、きっとクラウンさんは私の味方で居てくれる……。私を、好きだと言ってくれる……)


 少し顔に熱を感じ、軽く頭を振ると細剣を正面に構えエルフを鋭い目で見据える。


 その目にはもう、迷いは無い。


(私は強くなる。私が死なない為に……。好きだと言ってくれた──愛してると言ってくれたクラウンさんのそばに居る為にっ!!)


「『さっきからイチャイチャとふざけやがってッ!! アヴァリ師匠直伝の技で、テメェ等ぶっ殺してやるッ!!』」


 ずっと床に縫われ、無力にも憎っくき人族の交遊を見る事しか出来なかった剣を構えるエルフの少年は、血走った目を見開き剣を上段に振り上げる。


 そして床を力の限り踏み込むと迷いなくそのまま前進し、ロリーナとの距離を一気に詰めた。


「『死ねェェェェッ!!』」


 叫びながら振り下ろしたその剣は、数分前に受けたあの一撃と同じもの。憎悪と激怒が入り混じり、剣に重みを帯びさせたその一撃は、しかしその時のように彼女に受け止められる事は無かった。


 死を纏った斬撃にロリーナはタイミングを合わせその刃に細剣の刃をまるで触れるように添わせると、絡め取るように手首を捻り、振り下ろした際の威力を逃す。


「『なっ!?』」


 何が起きたか理解に及ばぬエルフを他所に、ロリーナは相手の刃に細剣の刃をそのまま滑らせるようにしながら一歩前に踏み込むと、細剣を勢いのままに振り抜いた。


「『……え?』」


 その一言を最後に、エルフの少年は言葉を発せなくなった。


 正面から喉が裂け、喉仏は断裂し、頸動脈を巻き込んで切り裂かれた首は数瞬遅れて盛大に鮮血を噴き出す。


 エルフの少年は無心で血を止めようと剣を手放し両手で自分の首を押さえるが、付けられた傷口は到底両手で覆い切れるものではなく、ましてや溢れる勢いを止める事もあたわない。


 次第にエルフの少年の顔色は急速に青白く変色していき、遂には土気色に至ると膝を突きながらその場に倒れ伏した。


 今度はもう、起き上がらない。


「……」


 ロリーナはそんなエルフの少年の鮮血を浴びながら倒れた姿を横目で見遣り、ゆっくり目を閉じてから直ぐに開け、残る二人のエルフに視線を移す。


 動揺は止まらない。動悸だって激しい。


 頭の奥から色々な感情が押し寄せて来て今にも押し潰されてしまいそうになる。


 だが、彼女の背後で表情を変えず、ただただ穏やかに自身を見守るクラウンの姿がるだけで、それら一切が不思議と凪いだ。


 楽になったわけではない。


 だがちゃんと両足で立っていられる。


 それがロリーナを、強くした。


「……いきます」


 それを合図に、ロリーナは二人のエルフとの距離を一気に詰めた。


 __

 ____

 ______


「……」


 床に転がる四つの死体を前に、ロリーナは静かに深呼吸をする。


 鼻腔を周囲に充満する新鮮な血の臭いが駆け巡ったのか、彼女は思わず眩んでしまいそうになる身体に力を込めるとなんとか踏み止まり、細剣を腰にいていた鞘に仕舞い私へと振り返った。


「お疲れ様」


 そう私が言うとロリーナは少しだけ泣きそうな顔になり、早足で駆け寄って来ようとする。


 が、その途中で何かに気が付いたのか立ち止まると、自身の身体をめつすがめつ見回してから少し困惑したように眉を若干ひそめた。


「……汚れて、しまいました」


 彼女の身体には彼等を仕留めた際に浴びた返り血が中々の量付いており、気付いているか分からないが顔にまでいくつか飛沫していた。


「血は落ちにくいからな。洗って落ちなければ私が買い替えよう」


「いえ、これは私が──」


「やらせたのは私だ。遠慮しなくていい」


「……はい、分かりました」


 ロリーナはそう納得すると、流石に疲れたのか小さく溜め息を吐いて改めて私に歩み寄る。


 それにしても……。


「血に濡れる君も、中々にそそられるものがあるな」


 ボソッとそう呟いた私に、彼女は困り顔で首を傾げる。


「それは……少し悪趣味かと……」


「ふふふ、そうだな。それに──」


 間近まで来た彼女の血が付いた頬に指を這わせ血を拭う。


「そのまま飾らない君が何より綺麗だ」


「そ、そういうのは、場を弁えて頂ければありがたいです……。この場では喜び辛いので……」


 照れる彼女にそう言われ「不謹慎だったな。すまない」と返すと、ロリーナは小さく呆れたように溜め息を吐き、改めて死体に振り返る。


「後始末はどのように?」


「全てが済んでから一ヶ所に集めてスキルに変える。燃やすと気付かれかねんし、埋葬など以ての外。後々の為に放置するわけにもいかんからな」


「分かりました。……それで、他の皆んなは?」


「ヘリアーテ、ディズレー、グラッドは心配無い。今頃各々で片付いているだろう」


「なら後は……」


「ああ。後はロセッティだけだな」


 最初に倒れていたエルフをロセッティに始末させたが、残り五人のエルフが彼女の担当する応接間に居る。


 彼女の魔法による場の制圧力ならば五人相手だろうと問題無いだろう。だが──






『……』


『ロセッティ?』


『……行って、きます……』


『……ああ。頼んだ』


『……』






 ヘリアーテ達の事が気掛かりだった為に彼等のサポートを優先した。


 だが、少し時間が掛かってしまった感じは否めない。監視させているムスカから何も知らせが無いから問題は無いのだろうが……。


「……クラウンさん?」


「……取り敢えずロビーに戻ろう。最後に彼女をサポートしなければな」


「はい」


 ______

 ____

 __


「……わからない」


 極寒。


 秋の陽気とはいえ凍えるような気温になるような季節ではないこの場にいて、今起こっている寒さは異常以外の何ものでもなかった。


「わからない。わからない。わからない──」


 あらゆる物は氷結し、その機能の一切を停めている。


 極低温の風は広い部屋を吹き荒んで止まず、絶えず渦巻いて更に気温を下落させ続けた。


「わからない。わからない。わからない。わからない。わからない。わかりたくない」


 美しくも醜く。鈍く輝く残酷な世界に変わってしまった氷結された部屋には五人のエルフがたたずんでいる。


 氷像と見紛う程に凍結された彼等は当然一切動かず、身体の芯まで凍て付いてしまった肉体は荒ぶ風の勢いで嫌な軋み音を立て、既に何人かの腕は無惨にも崩れ落ちてしまっている。


「しらない。しらない。しらない。しらない。わたしはしらない」


 そんな世界の中心で、彼女は呪詛のように現実逃避を呟きながら、無傷のままに座り込んでいる。


 虚な目で、床の木目を見詰めながら、目の前の惨劇を見向きもせず。


 魔力の限界などお構いなしに。


 ただただ、凍て付く世界を作り続けていた。


 __

 ____

 ______


「あ、おかえりー」


 相も変わらず緩いテンションで片手を上げながらロビーで出迎えたのはグラッド。


 その顔には私から贈ったラウンド型サングラスが掛けられており、胡散臭さは増したものの目をちゃんと見開けた彼に良く似合っている。


 その横には少し疲れた様子で左二の腕に付いた傷口を忌々し気に見詰めるヘリアーテと、浮かない顔のまま二階への階段に座っているディズレーも居た。


「その様子では、完遂したようだな」


「まあねー。ボクはアレから時間そんな掛かって無いよ。有害ガスで仕留めたから死体に傷もないしね」


「ちゃんと死んでいたか確かめたか?」


「うん。抜かりないよ。……ちゃんと殺した」


「そうか。……お疲れ様」


 グラッドを軽く労い、次にヘリアーテとディズレーに目を移す。


「二人は? 万全か?」


 先には私の視線と言葉に返したのはヘリアーテ。彼女は露骨な溜め息を吐いた後、二の腕に付いた傷を見せ付けてくる。


「アイツ等さ、弱いと思って侮っちゃったんだけど、全員が全員そこまで弱くなかったのよね。お陰でちょっと油断して切られちゃった」


 見てみると傷口自体は深くは無い。だが少し範囲が広く、中々に痛々しい。


「渡していた薬は?」


「使ったわよ。たださっきからちょっと痛むのよね」


「……仕方ないな」


 私は彼女の傷口に手をかざし、《回復魔法》を発動させる。


 傷口は私の生気と引き換えに瞬く間に塞がると、ヘリアーテやロリーナ、そして俯いていたディズレーまでもが目を見開いた。


「ちょ、ちょっと何やってんのよっ!?」


「見苦しいので治した。それに万が一毒か何かあれば苦しむ思いをするからな。放置するよりよっぽど良い」


「良いわけないでしょ馬鹿じゃないのっ!? 解毒のポーションも一応飲んでるわよっ!! アンタがわざわざそんな犠牲払ってまで治す怪我じゃないっ!!」


「そうは言うがな……」


「アンタ散々人にアレコレご高説垂れといて自己犠牲を当たり前のようにするんじゃないわよっ!! この場に居る全員アンタに将来賭けてんだからねっ!? 自覚しなさいよ馬鹿っ!!」


 ふむ。怒られてしまったな……。


 一応回復魔法の習得訓練を兼ねていたのだが……。


 こんなにしっかり叱られたのなど何年振り──いや、グレーテルに左腕を持っていかれた時に姉さんに怒られたか?


 ……それにしても、将来を私に賭けている、か……。


「自己犠牲のつもりはなかったが……。いや、すまなかったな。以後気を付けよう」


「ホント頼むわよ……。はあ……先が思いやられる……」


 深い溜め息を吐いたヘリアーテに「すまないな」とだけ返し、次にディズレーに振り向く。


「君は? 問題無いか?」


「……ああ。ちゃんと苦しませずに死なせてやれた、と思うぜ」


 と言ってはいるものの、浮かない顔は相変わらず。


 覚悟は出来ているものの、気持ちの整理が間に合っていないのだろうな。


 しかし、こればかりはどうしようもない。ロリーナの様に励ますわけにもいかんからな。


「あ、それと俺ん所にも一人、少しだけ強いのが混じってたな。すばしっこくて中々攻撃当たんなかったな」


「強い奴、か……」


 ヘリアーテの所に一人、ディズレーの所にも一人か……。


「あの、クラウンさん」


「ん? なんだロリーナ」


「クラウンさんも見ていたと思いますが、二人目に相手にしていたエルフ。他のエルフより力も強くて技の質も高かったように感じました」


 二人目の……。ああ、私が《重力魔法》で床に縫い付けていたエルフか。確かに他のに比べて技術が高かったようだが……。


 ……そういえば。


「今君が言ったエルフ。確か「アヴァリ師匠」がどうとか叫んでいたな」


「師匠、という事は、師事を受けていたエルフが居たのですよね?」


「そうだな。まあ全体の質を鑑みるに全員の師事をしていたかどうかは怪しいがな」


 個人の才能によるものなのか、はたまた数人だけ師事されていたのか……。何にせよこれは──


「ちょっと。そのエルフに師匠が居たからってなんなのよ? 何か関係あるの?」


「……君達がエルフを始末し終えた後、敵方に潜入している工作員の誘導でこの砦に一人強者を呼ぶ手筈になっているのは話したな?」


「はい。クラウンさんがその強者を相手にするのですよね?」


「そうだ。だが誘導すると言ってもバレるわけにはいかない関係上、誰彼構わず無理に誘い出すわけにはいかない。出来るとするならばこの砦の関係者か、もしくは──」


「詰めているエルフの関係者……って事?」


「つまりはそのアヴァリってエルフが来るかもしんねぇのか」


「その可能性は高い」


 と、言ってもこれはただの推察でしかない上に名前しか情報が無いんじゃあ殆ど意味はない。


 やれるとすれば名前を知っている事を利用して相手を動揺させる程度。だがそれすら効くか判然とせん。


「ま、何だって良いじゃない? アンタに勝てるような奴が来るとは思えないし」


「そうだな」


「そうだね」


「そうですね」


「……信頼されているのは喜ばしいが、期待し過ぎるのは止してくれ。魅せる戦いをするつもりはな──っ!?」


 突如、首元に冷気が触れる。


 何事かと振り返ってみるが何も無く、ただ季節にそぐわぬ嫌な冷たさは変わらずに、寧ろ徐々に広がり始めていた。


「な、何よ? どうしたわけ急に……」


「……」


 私はその冷気の正体を探る熱源感知を使い砦全体をめつすがめつ見回す。


 するとある一画。異常なまでに低温になっている区画が存在している事が判明した。


 その区画は……ロセッティに任せていた応接間。


「……少し長話をし過ぎたか」


「どうしたの? 何か問題発生?」


「ああ。少々厄介かもしれん」


 これは……私が追い詰め過ぎた結果か?


 だとすれば、私が責任を取らねばな。


「直ぐロセッティの元へ向かう。君達は──」


「一緒に行くわっ!!」


「うん。行こう」


「行くぜ、俺も」


「ご一緒します」


「……好きにしなさい」


 四人を連れ、私はロセッティの居る応接間へと急いだ。

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