第六章:殺すという事-22

 

「……もう済んだか?」


「ん? あ、あーはいはい……。ごめん、その色々と」


 グラッドは自身が取り乱した事を謝罪した後、自分の血で真っ赤に染まったクラウンを見て唖然とする。


「ホント、ごめん……」


「構わん。夜翡翠よるひすいはたけば──って、中にまで行ってるな……」


 夜翡翠よるひすいめくり内側に着ていた服を確認すると、隙間から血が入り込んだのか一部が真っ赤に染まっていた。


「あ、後でさ、ボク洗うから……」


「ふふ。なら頼もうか」


 そうクラウンが笑うと、グラッドは申し訳なさそうに俯くと、深く溜め息を吐いてからゆっくり口を開き始める。


「……家に、帰ったらさ、クソ親父と妹のヴィルヘルミナが襲って来たんだ」


 クラウンはそんなグラッドの言葉を真剣な眼差しで聴いた。


「あの日は、ボクがクスリを売りに行ってたんだ。本当はクソ親父が売人やってたんだけど、寂落草じゃくらくそうが切れてて調子が悪いってんでボクが代わりに……」


寂落草じゃくらくそうを? 常用者が切らしたのか?」


「元はと言えばそれもボクのせいでさ……。クソ親父はボクや妹に言う事聞かせる為に無理矢理クスリやらせててね……。ボク、後遺症が怖くてこっそり多めに使ってたんだ、二人に黙ってコッソリさ」


「……妹さんは」


「ヘルミナは親父に小さい頃から〝仕込まれて〟たから絶対服従だったんだ。だからボクがコッソリ使ってるのとか妹にも言わなかったよ。絶対チクるからさ」


「……成る程」


「……で、クスリ売ってくるついでに寂落草じゃくらくそう仕入れて来いって言われて出掛けたんだ……。それで帰って来たら──」


「いや、初期から中期に発展するのには多少時間が掛かると聞いた。切れていたのに気が付いて買って来るまでに発症したのだとしてもまだ時間はあった筈だ」


「……鋭いねぇ、ボスは」


「何か、あったんだな?」


「その場に居なかったから予想でしかないんだけどさ。ボクが吽全うんぜんの調合に使ってた作業机が片っ端から荒らされてて……。多分クソ親父がクスリ切らして死に物狂い探し回ったんだと思う。寂落草じゃくらくそうを切らしてたし、禁断症状に駆られたんだろうね」


「それで吽全うんぜんを多量に吸入したのか……」


吽全うんぜんの症状は蓄積した毒素によって発症するからさ。多量に吸入したらその分だけ中期中毒症状が早まるんだ。でも禁断症状にそんなのは関係ない」


「結果、父親と妹は中期中毒症状を発症した、と……」


「そう。分かるでしょ? 大体ボクのせいなんだ。寂落草じゃくらくそうが切れたのも、吽全うんぜんの管理が悪かったのも、二人が中期中毒症状を発症したのも、二人を殺す羽目になったのも、さ……ははっ」


 グラッドは大袈裟なリアクションでとぼけるように笑って見せる。


 それが明らかに感情を誤魔化すような物であると、クラウンは無言のまま察した。


「……二人を殺して逃げた後。ボクは怯えながら身を隠した。親と妹を殺したからね、他人も……自分すらも何も信じられなくなって一睡もせずに隠れたよ」


「だが立ち直ったのだろう?」


「そんな大層なもんじゃない、現実逃避だよ。隠れ続けるのもしんどくなって、何かやってないと死んだ二人の顔が浮かんでくるからさ……。それにどんな時でも腹は空いちゃうんだよねぇ、これが。……お金は置いてきちゃったし、稼がなきゃ、ってね。あ、勿論顔を隠したりしてね?」


「そうか……」


「で、ボクに出来るお金稼ぎって言ったら……ねぇ?」


 グラッドは再び病人エルフの元に歩み寄り、その今にも息を引き取りそうな顔を眺める。


「家族を殺しておいてその原因でもあるクスリをまた作って売って……。最低だよねボク」


「……」


「でさ? そうやって最低な現実逃避初めて暫く経った頃にさ、アカツキトバリを採りに植生地に行く途中の中街で見たんだ。楽しそーに買い物してる学院の生徒を……」


「学院の……」


「同い年くらいの黒髪赤まだらの男がさ、美人な女の子二人はべらせて歩いてんの。んでボクそれ見てさ、なんだか色々な感情が込み上げて来たんだよねー」


 グラッドは振り返ってわざとらしく開けたくない目を見開いてクラウンを見る。


「ボクがこんな目に遭ってるのになんでアイツは楽しそうにしてるんだろう、とか。ボクが不幸な分アイツが幸運なんだ、とか。アイツにも不幸が訪れないかな、とか……。いわゆる嫉妬ってやつ?」


「逆恨みもいい所だな」


「まあねー。でもそれが幸か不幸か、ボクに火を点けたんだ。「アイツに一泡吹かせてやりたい」ってね」


「そんな理由で学院に入学したのかっ?」


「バカみたいでしょ? そんな事の為に溜め込んだお金を戸籍とか制服とか試験代に使ってさぁ。受かんなかったらどうすんだよって話……」


「だが受かったのだろう?」


「そうそう。ボクもまさか入学試験に受かるとか思ってなくてさー。護身用だってクソ親父にクスリで脅されながら魔法を訓練させられたのが功をそうしちゃった感じ……」


なまじ才能があったんだろうな」


「かもねー。で、夢見ちゃったわけだよ。このまま別人になってやり直せるんじゃないかって……。家族殺しといて虫の良い話だけどさ、そう思っちゃったんだ……」


「ふむ」


「で、その夢の第一歩が黒髪赤まだらの男を叩きのめそうっ! ってさ。我ながら歪んでるよねー感性」


「それでお前はボコボコにされたわけだ。私に」


「まさかここまで格差あるとか思わないじゃん? 面白いぐらいに都合良くチャンスが来たと思ったら簡単にあしらわれて……。悔しさのあまりクスリの後遺症まで出てさ。色々焦ったよ、バレたんじゃないかって……。まあバレてたわけだけど……」


「それで今に至る、と」


「運命ってのかな? あの日ボクがアンタの事偶然見付けてなかったら、多分今も怯えながらクスリ売ってたろうね……。いやはや、ボクの人生波瀾万丈だなぁ、はは」


 再び大袈裟なリアクションで笑うと、先程クラウンに掴み掛かった際に落としてしまった調合した薬の入った乳鉢を拾い上げ「あーあ勿体無い」と呟いた。


 そしてまだ中身が溢れ切っていないのを確認しホッとすると「あっ」と何かに気が付いたように口にした。


「そういやアンタ、僕の事調べたんだよねっ? なら調査元からボクのアレコレがバレたんじゃないのっ!?」


「ああ。バレたな、実際」


「はあっ!? な、ならボクこのまま帰っても捕まっ──ん? でもアンタが調べたのってアンタの性格からしてボクと出会ってから一ヵ月以内だよね? ……って事はボクってとっくに捕まってる筈なんだけど──っ!? まさか、アンタ……」


「ふふ。私の事をちょっとは分かって来たじゃないか?」


「あ、う、うん……。でも、マジで?」


「ああ。その点、私は抜かりない──」






 真剣な眼差しのまま、エメラルダス侯は鋭い声音でクラウンを見据えながら言葉を紡いでいく。


『うん。ぶっちゃけ話聞いちゃったから放っとくわけにもいかないんだよね、立場上。二人を殺した事に関しては正当防衛が成立するか要検証だけど、違法薬物の生成と販売と使用。及び原材料の育成だけは見逃せない〝罪〟だ』


『……』


『言っとくけどさっき言った〝どうする?〟ってのは君に逮捕するかの云々を聞いてるんじゃないよ? 〝君の手で彼を突き出すか俺等が逮捕するか〟って意味。他に選択肢はないよ』


 その目は先程までの飄々とした態度を一変させ、〝司法〟を司り翠玉を担当するエメラルダス家の現当主、そして珠玉七貴族の一角である男の目であった。


 その眼力には物理的な威圧感すら錯覚するほどの重さが宿り、下手な言葉は一切寄せ付けないだろう。


 しかし、そんな視線を一身に受けたクラウンは、寧ろ口角を吊り上げてその目を逆に射抜いた。


『いえ、違いますよエメラルダス侯』


『……何が?』


『選択権は、私にあるんです』


『……はい?』


 何を言っているのか分からないといった具合に素っ頓狂な声音を出すと、クラウンはまたもポケットディメンションを開き、先程よりも大きな皮袋を取り出す。


 その中からは明らかに五十枚では済まない重く甲高い金属音がローテーブルに置かれた際に鳴り響く。


『……』


『中には二百枚の金貨が入っています。お納め下さい』


 クラウンはわざとらしい笑顔を浮かべながらエメラルダス侯に皮袋を差し出す。が、今度は彼は素直に受け取ろうとはしない。


『……君、俺をナメてる?』


『と、言いますと?』


『俺はこれでも誇り高き珠玉七貴族の一角〝翠玉〟のエメラルダス家の当主だよ。そんな〝小銭〟如きで明らかな悪を見逃す程腐っちゃいない』


『ほう。そうですかそうですか……』


 露骨に機嫌悪そうにするエメラルダス侯に対し、クラウンは尚も笑みを止める事はなく、ただ彼の寄った眉間の皺を愉快そうに見据えていた。


『……気に食わないな』


『何がです?』


『君はそんな馬鹿じゃないだろう? こんな成立する筈ない取り引きを本気で持ち出すような馬鹿じゃあない』


『随分と買われているんですね、貴方に』


『人を見る目だけは誰よりも自信があるつもりだよ。……で、実際なんなわけ? 珠玉七貴族の一角に裏取引を飲ませるような何かがあるんでしょ?』


『流石ですね。──私は将来的に、とあるギルドを立ち上げたいと思っているんですよ』


『……え、なに? ギルド?』


『ええ。それも今までに無い形態の……この国や貴方方珠玉七貴族をより効率的に運営出来るようなギルドです』


『……それで?』


『そのギルドには彼の存在が必要不可欠なんです。人の欲望に振り回され、したくもない事をしなければならない現実を体感し、只人ただびとには耐え難い苦痛を抱えている。それは彼にとっては忘れられるなら忘れたい事でしょうけれど、その〝過去〟こそが人の〝芯〟をより強固にする。そんな人間が必要なんですよ、私のギルドには』


『……つまり何? 俺等にとって役に立つギルドを立ち上げたくて? そのギルドにグラッドが必要だから罪を取り消せって? ちょーっとぶっ飛んでない?』


『そう思いますか?』


『思うよそりゃあっ! そんな不明瞭で不透明で不確定な計画で俺が不正働くと本気で思ってんのっ!?』


『ええ、思いますね』


『どうしてそんな事が言えるのさっ!?』


『だってそうじゃないですか──』


 クラウンは立ち上がると両手を広げて大仰な態度でもって盛大に口角を吊り上げる。その笑みには表情すら正しく認識出来ない程の傲慢さが溢れ出し、ただただ邪悪さだけが滲んで見えた。


『だってそれはつまり、貴方は私に最初に協力した人間に……珠玉七貴族で〝最初に〟私に協力した人間になるわけですよ?』


『……』


『──珠玉七貴族の立場は表向き平等です。ですが世の中に完璧な平等なんて存在しないんですよ、貴方になら分かりますよね?』


『……』


『珠玉七貴族にも多少なりとも立場的な差異は存在する。ですがその〝多少〟が、時には貴方の立ち位置を揺るがす。違いますか?』


『……ふん』


『珠玉御前会議の場で私は見ていましたよ、皆様の絶妙な力関係を。確かに平等に発言権はあるようでしたが、こと発言力に関して言えば〝翠玉〟である貴方の立ち位置は決して良いとは言えない。実際、貴方の発言は大体否定されていましたからね』


『それは俺が一番年下ってだけだ』


『そう、そこですっ! 貴方の発言が弱い一番の理由がその最年少という枷なのですよっ! そのどうやっても覆らない差が、貴方を弱くしている』


『チッ……』


『ならその差を埋めたいと、思いませんか? エメラルダス侯』


『……』


 エメラルダス侯は不機嫌な様子のまま目を瞑り考えに耽る。そうして数秒程経った所で目を開け、クラウンを見る。


『メリットを提示しろ』


『それはグラッドの一件を無かったことにするのに相当するだけのメリット、という事ですよね?』


『良いから、早く』


『……私がギルドを立ち上げた際は優先してエメラルダス侯の仕事を請け負い、処理しましょう。どんな危険で際どい仕事だろうと、速やかに、効率的に、最高水準で、ね』


『足らないね。他には?』


『下街全体の管理を請け負います。グラッドの一件を今の今まで処理出来ていないという事は、下街で起きた事件の処理が間に合っていないのでしょう? なんなら下街を仕切る〝悪の親玉〟を手懐けて手駒にもしてみせます。そうすれば下街の管理は容易くなりますし、吽全うんぜんの根絶にも一歩近付きます』


吽全うんぜんの根絶、だって?』


『ええ。私のギルドが吽全うんぜんを根絶させてみせます必ずです』


『……言い切るね』


『その程度が出来ずして珠玉七貴族を直接の御上に据えたギルドの立ち上げなど夢物語になりますよ。ですが、私ならば成し遂げる。必ずです。これならば貴方は実質的に下街を掌握する事になる。立場を押し上げるには充分だと思いますが、如何でしょう?』


『……』


『……』


『……はぁ〜〜あ』


 エメラルダス侯は盛大な溜め息を吐き出すとローテーブルに置かれた皮袋を掴み取り、それを脇に置いていた小さな皮袋の隣に置く。


 そしてローテーブルに放られていたグラッドについての資料を手に取ると指先に《炎魔法》の火をともして資料を燃やし始める。


『……灰が高そうなカーペットに落ちてしまいますよ』


『良いよ、汚しとく。俺が人生で初めて不正をゆるしたって戒めとしてね』


『それはそれは。私は思っていたより大きな決断を貴方にさせてしまったようですね』


『分かってやった癖によく言うよまったく……』


『絶対後悔はさせません。グラッドが犯した罪、私が背負いましょう』


『……本当、色んな意味で面白いね、君は』


『ふふふ。お互い様ですよ、エメラルダス侯』







「……嘘でしょ。ボクなんかの為に金貨二百枚も払ったの? 正気じゃないって流石に」


「優秀な部下を引き抜くのに金貨二百枚など安い買い物だ。お前は将来金貨二百枚では済まない程稼ぐんだからな」


「何それ新手の脅し? ある種笑えて来るんだけど……」


「ふふふ。私は未来の立派なお前の姿を想像するだけで笑が込み上げて来るがな」


「嫌な意味じゃないと良いけどなー……。って二百枚もの金貨、ロリーナに黙って使ったわけ?」


「……? いや、全部正直に話して互いに納得した上で使ったが?」


「マジかよ……。あの子案外そういったの平気にやれちゃうわけ?」


「平気ではないさ。葛藤はしていた、裏取引だからな。私の為に納得してくれたんだよ。感謝しかない」


「そっか……。ボクからも感謝しとかないとね。ははっ」


 グラッドは空笑いをすると手に持つ薬を机に持って行き、粉薬用の紙を取り出して四つ折りにし、折り目の中心にその薬を流し込む。


「で? 結局それは何の薬なんだ?」


 クラウンはその様子を背中から観察し、グラッドにたずねた。


「アレ? 判んないの?」


「やろうと思えば判る。だがお前が説明する事に意味があるんだ」


「面倒臭いなぁ……」


「……まさか治す為の薬じゃあ──」


「違う違うっ!! ……これは、後期中毒症状者の為の安楽死薬だよ」


「安楽死?」


 クラウンは薬に対して《究明の導き》を発動。その薬に使われている成分を確認し、その中に寂落草じゃくらくそうがある事を見付ける。


寂落草じゃくらくそうを使うのか? 死なせるのに?」


寂落草じゃくらくそうの効能である凶暴化の鎮静ってさ、要は強制的にぃ……ええと、何とか神経を鎮めて副なんとか神経の働きを強くするって奴なんだよ」


「……交感神経と副交感神経か?」


「そうっ! それそれっ!! いやぁ、小さい頃に教わったんだけど、覚えらんないよねぇ専門用語とかさ」


「ふむ。つまりは通常時どころか弱っている者が摂取すれば……」


「うん。心臓の動きが弱くなって、全身にまともに血液が回らなくなる。他に混ぜた奴はその際の苦痛を和らげる為のやつだね」


「成る程な。で、それを使ってあのエルフを?」


「アンタが必ず傷付けて殺せってなら従うよ? もうボクとしてはアンタに返し切れないくらい沢山貰い物しちゃったからね。ただもうアレだけ苦しんでるのに、これ以上無駄に苦しめる選択肢は、あまり選びたくないな……」


「……構わんさ。殺す方法は任せる。命を奪うという行為に優劣などないからな。〝君〟も、良く理解しているだろう?」


「……うん」


 グラッドは病人エルフの元まで歩いて行くと、その弱々しい呼吸しか出来ない口に粉薬をゆっくり落とし、飲み込み易いよう一緒にポーションを流し込む。


 そうして暫くすると病人エルフの震えていた身体がゆっくり止まり、かいていた汗も引いていった。


 相変わらず呼吸自体は浅いものの、その音からは掠れたような痛々しさは無い。


 と、そんな口から聴き漏らしそうになりそうな程にか細く、弱々しい声音が僅かに漏れる。


 だがしかし、それは何より強い意味を持っていた。


「『あり……』」


「ん?」


「『ありが、とう……』」


「……」


 そうして病人エルフは、ゆっくりと穏やかに息を引き取った。


「……このエルフ、なんて?」


「君に感謝していたよ。「ありがとう」、とね」


「……はあ」


 グラッドは溜め息を吐くと、命の消えたエルフに背を向け、何かを堪えながら小さく呟く。


「こんなボクに感謝とかぁ……止めてくれよ、本当に、さぁ……」


 色々な感情が混じり合った隙間だらけの彼の心、


 唐突にそんな心の隙間に流れ込んだ感謝の言葉は、


 何より彼の根っこの部分に深く深く浸透し、


 干上がった根底にみ込んでいった。

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