第12話「判明」

 ある日のこと、佳奈子達は一弘が魔王なのか確かめたいができないまま時間が過ぎた、だがある日の放課後こと…


「あと少しだ!!!」


 と一弘が言う。


(一弘くんの声?)


 その声に気づいた佳奈子が一弘の部屋の前で声を聞いた。


「俺は、もう少しで復讐を果たせる!!!」


(…何の話をしてるんだろう?)


「今まで苦労したんだ…魔王として、きっと、1000年前の恨みを晴らす!!!」


 その声を聞いた瞬間、佳奈子は驚いた、事実が判明したのだ。


(まさか、一弘くんが本当に魔王だったの?)


 佳奈子は急いで大樹にメッセージを送った。


「聞いて!一弘くん本当に魔王だった!」


「まじで!?それはやばいけどさ、話変わるけど佳奈子と一弘一緒にいたの見たんだけど…」


「あ、あーそれは一弘くんが魔王なのか探るために一緒に出かけただけだよ」


「いや、嘘はつかなくていい、好きなんだろ、一弘のことが」


「…」


「図星だったか」


「ごめん、黙ってて」


「別にいいよ、それより言いたいことがあるんだ、一弘が敵と分かった以上は一弘と付き合えないだろ、だから…」


「だから?」


「俺と付き合ってくれ!!!」


「…分かった、でも条件付きね、一緒に魔王を倒そう、そしたらいいよ!」


「決まりだ!でもどう戦うんだ?」


「魔王はいずれ動き出す、このまま野放しにはしておけないから私が戦いのきっかけを作る、その時になったら一緒に戦おう!」


「分かった、頑張れよ」


「うん、君も封印を練習してよね!」


「OK」


 そう言い話は終わった、そして本当の最終決戦までのカウントダウンが始まった!!!

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