第6話「あの場所」

 ある日佳奈子が考えた。


「私って戦う力あるのかな?」


 前世の記憶が蘇ったということは何かあると思った、魔王が復活したのか、戦う必要があるのか、色んな可能性があるから今の自分について知りたかったのだ。

 そんなことを考えながら遊ぶ約束をしていた同級生の友達と通学路の途中にある公園で待ち合わせた。


「あれ?なんか…」


 公園の近くのある小さな山を見て何かを感じた。


「この場所は、決戦の…」


 そう、公園の近くの山は1000年前の決戦の地の跡だった、そして佳奈子は考えた。


「そういえば一弘くんって…まあそんなわけないか」


 しばらく時間が経ち友達が来た。


「かなちゃんおまたせ!遅れてごめん!待った?」


「全然大丈夫だよ!」


「てかさー、一弘くんだったっけ、あの人めっちゃイケメンじゃん!」


「あー、もう見慣れてるから分からなかったわw」


「いいなー、あんなイケメンと一緒に住んでるなんて」


「まあねー」


「そういえばさっきあそこの山をじっと見てたけどどうしたの?」


「いや大した事じゃないけど考え事してただけ」


「そうなんだ、とりあえず遊びに行こ!」


「わかった!」


 そうして佳奈子と友達は遊びに行った。

 その頃一弘は…


「俺は、絶対に復習を果たす!!!」


 と言いながら自分の部屋で何か作業をしていた。

 一弘は1000年経ってもなお、まだ何かに恨みを持っていた、一弘は1000年前よりもより強くなろうとしていた、ある復習を果たすために…

 一方佳奈子は。


「あー、楽しかった!かなちゃん、またあそぼ!」


「うん、またね!」


 と言いながら2人は別れた。

 佳奈子は自転車を勢いよく走らせ公園に向かった。


「あの山には何かあるかもしれない…」


 そして公園に着いた、山へ上ってある物を見つけた。


「これは…」


 一体何を見つけたのだろうか…

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