第23話 爆発事故
こんにちは。チヨです。
あいかわらず、一生懸命仕事をして、ドジをして、ご主人様にもてあそばれる毎日を送っています。
ですけど、今日はちょっとだけいつもと違う事が起きました。
「うわー、大変だ。けが人をはやく運び出せ!」
なんと、村の中で爆発事故が起こっていたのです。
お祭り用に、火薬を扱って何か作ってたみたいですけど、扱い方を間違えてしまったのか、大爆発。
お買い物の用事をしていた私の目線の先で、建物の屋根が盛大に吹っ飛んでいました。
「たっ、大変です。助けなきゃ!」
私は慌てて駆け寄ります。
爆発してボロボロになった建物の中には、けが人の方がたくさん。
早く運び出さないと建物が燃えてしまいますし、屋根が落ちてきたりして、下敷きになってしまうかも。
でも、私が一人増えたところで大した事にはならないかも。
力仕事には自信がないですから。
困っていたら、カイネ君がやってきてくれました。
お屋敷の買い出しをしてたんですけど、たくさんあるので、二手にわかれてたんですよね。
結構遠いところのお店にいってたはずだけど、爆発を見て駆け付けてくれたみたい。
「チヨ姉、大丈夫か!」
「私は大丈夫。だけど、けが人がたくさんいるみたい」
私はカイネ君と協力して、動けなくなった人を運び出します。
ここにカイネ君がいてくれてよかった。
百人力だもん。
すぐにけがをした人を運び出せるから本当に助りました。
その後は、やってきたお医者さんや警察みたいな人たちに事情を説明して、引継ぎ。
お屋敷に帰還です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます