第22話 迷子の件でお仕置き



 それはそれとして。


「そう言えば森での件でお仕置きがたまっていたな、チヨ」

「ひぃぃっ」

「俺はどうもなかったが、お前が迷子になって、この手を煩わせたことは事実、その分目いっぱい楽しませてくれるだろう?」

「あううううっ」


 ドエスな顔のご主人様にベッドに転がされて、まな板の鯉状態。


 精一杯ぴちぴちはねてみるものの、「活きが良いじゃないか」とご主人様を喜ばせるだけでした。


「わざわざ俺をあんな鬱蒼とした森の中を歩き回らせたんだ」

「あぅ、それはその~」


 びくびく。


「さあ、どうしてくれようか」

「おっ、おてやわらかにっ」


 どきどき。


「こうしてやろうか」

「きゃうっ」


 ばたばた。


「それともこんなのはどうだ」

「ひゃああああっ」


 にょろにょろ。


「喜んでいてはお仕置きにならんだろう、もっと別の方法にしてみるか」

「それはもっと駄目で、あうっ」


 やりすぎですよご主人様っ!


 にょろにょろって何ですか。一体何されてたんですか私っ!


 半分気絶していたので、よく分からなかったんですけど、分からない方が良いのかも。


 しかも、あんな事やこんな事までっ。


 私その後、午後のお仕事できなかったんですからね。


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