第14話 おしおきタイム



 ご主人様のお部屋につれこまれた後は、お仕置タイムです。


「さぁ、どうやってお前を虐めてやろうか(にやり)」


 私は、ベッドの上に打ち上げられた魚の様になって、震えていますよ。


 わ、わぁーい、まな板の上のおさかなさんの気持ちが良くわかりますよっ(震え声)!


 そんな私を見下ろすご主人様は、ほんとドエス。


 性格悪そうな顔して、ふふふと笑っています。


「では、手始めにこうしてやろう」


 耳をぎゅっとひっぱって、「いたたたた」虐められました。


 痛いです。


 虐待です。


 メイド虐待、反対!


「こちらはどうだ?」


 かと思えば、耳へぬふーっと息をかけて「ひゃああああ」私は何とも言えない心地。


「ううっ」

「恥じらう顔をもっと見せるがいい」


 それからもご主人様は腰をさわさわ、足をなでなで。


 私は大げさに反応するとこ、ばっかりせめてくるんです。


 いやらしいお仕置を舌かと思えば、くすぐってわらわせてきたり、つねったり。


 私は翻弄されっぱなし。


 身が持たないので、


 一時間くらいしたら、気絶しちゃうます。


「きゅう」

「まった、精進が足りんな」


 なんの精進ですか。


 要りません、そんなの。


 その後、気絶した私は知らない間に自分の部屋に送り届けられていました。


 途中で起きる事はなく、


 朝まですっきり熟睡ですっ。


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