ヤンデレ狂想録

彼氏ができた幼馴染はベッドの上で妖艶に笑い、身も心も火照らせながら一緒に壊れようと破滅へ誘う

…え〜？やだ〜。帰りたくな〜い。

今日、泊めてよ。

だって、こっからの方が大学近いんだもん。いいじゃ〜ん。

アンタも明日1限でしょ？ほら、いつもみたいに、起こしたげるからさ〜。

……ダメなの？なんで？今までは、泊めてくれてたのに。

…は？彼氏、関係なくない？私が泊まりたいって言ってんのに…。

じゃあ、彼氏に許可とったらいい？……それでも、ダメなんだ。

……良い機会だから言うけどさ、アンタ変わったよね。

私に彼氏ができて、距離取るようになった。

まあ？変に勘繰られても困るから、今まで通り幼馴染の距離感じゃよくないってのは、私も分かるよ。うん。

…でもさ、あからさま過ぎてキモい。拗ねてるみたい。

付き合わない方が良かった？だったら、告白されて相談した時に、そう言えば良かったじゃん。

あの時、アンタ言ったよね？応援するって。

それがなに？目が合う度に逸らして、当たり障りのない受け答えしかしなくなって…。

私が悪いことして…責められてるみたい…。

……私は、アンタのこと、ずっと好きだったよ。なんとなく気付いてたでしょ？

だから…アンタは拗ねてんだ…。懐いてたペットに裏切られた気持ちで、私のこと恨んでる…。

でもさ…。私は、キツかったよ？ずっと好きだったのに受け入れてもらえなくて、でも離してもくれなくて生殺し。

だから、他の男に抱きしめてもらってさ…。

好きな男に拒絶されて泣いてた私を、あの人は優しく強く抱いて、慰めてくれた…。

……ふふ。何その目？久し振りにちゃんとこっち見たと思ったら、なんて目で見てんのよ。

そだよ。アンタに相談した日に、初めてシた。応援してくれたんだから、別にいいよね？

アンタに、感情グチャグチャにされてたからかな？わけわかんなくなるくらい、気持ちよかった。

理性なんてどっかいっちゃって、身体に力が入らなくなってんのに、何度も何度も声が枯れながら、求めた。彼は応えてくれて、その優しさに私は熱くなった。

泣き続けてる私を包み込んでくれて…でも非難するみたいに激しかった…。

私、Mなのかな？激しく抱かれて…彼に謝るみたいに媚びて…

興奮した…。

多分、私はあの日、彼のモノになったの。

だから、距離取ろうと今まで通りであろうと関係ないから、安心して。

私の身体は…今も彼に抱かれてるんだから。

……ねぇ。私のこと、好きでしょ。

やっと気付いた？でも、遅かったね。

もう、アンタじゃない男に抱かれちゃった。アンタで空いた穴、埋められちゃった。

でも…疲れたなぁ…。

アンタに恨まれて、汚いモノ見るみたいに見られて…。

彼氏のことも…裏切ってる…。

抱かれながら、アンタを想って興奮してんの。だけど、もう純粋な好きって気持ちでもなくなった。

彼氏に抱かれて悦んでる私を知ったら、恋を捨てて気持ちよさに媚びてる私を見たら、軽蔑されるんだろうなぁ…。

そんなアンタを思い浮かべて…私は熱くなるの…♡

……そう。その目だよ。想像した通り。

幼馴染を見る目じゃないよね？好きな人に向ける眼差しじゃないよね？

…私のこと、軽蔑してくれてる。

でもさ、ちょっと変わってきたね。そうなってくれたらいいなって思ってたから、嬉しい。

爛れた雌を見る、雄の目。獲物を手に入れようと、値踏みしてる。

嫉妬？それとも、私が誘ってるのに気が付いてくれたのかな？どうでもいいか。

とにかくさ…。

…アンタの目の前に、食べ頃の女がいるよ？抱かれたくて、火照ってる…♡

……ね♡きて…♡

私に彼氏ができて…アンタの心にヒビが入っちゃったね。

その愛おしいヒビを見て…私は少し壊れたの…。

もっと…壊して♡アンタのドロドロになった感情…全部ぶつけて…♡

それでさ…。

一緒に…壊れよ♡