私の執事はドSだった件について

ツキ

第1話

「ノア様、心の準備は出来ておりますかね?」

「はい。クラーク様。」

「私が、王女様の馬車を運転するのもこれで最後かと思いますと、、、、。、、、泣きそうですなぁ、、、、。」

「、、、。」

私は、オランダの元王女ノア。、、いや、今も王女だけど。先日、両親を亡くして国を継げなくなったから、この国を出て、叔母様達のお屋敷に住むことにしたの。そう。この国を出た瞬間、私はもうただの一般市民よ。元王女様とか誰も構いやしない。

「、、、」

「王女様、外をご覧ください!恋の湖です!この湖に好きな人を落とし入れると、、!おっと、まだ未成年のノア様には言ってはいけないのでしたね!失敬、失敬。」

「後、一ヶ月で私は16よ!教えたって構わないじゃない‼︎」

「いえいえ。あ!屋敷が見えて来ましたぞ!」

「え?」


きれい、、。澄んだ水色の湖、立派に咲く桜、緑を象徴したつる。、、、そして、立派に立つお屋敷、、、。

「大きい、、‼︎」

ん〜〜〜。楽しみ!!

「ほら、執事たちがお出迎えしてくれていますぞ。」

「わあ‼︎」

1、2、3、4、、、、、、28、29。29人⁉︎たくさんの執事、、。全員女性だわ。


あれ?

「ねえ。クラーク様。あの、真ん中にいる男性は誰?従兄弟では無さそうだけど?」

「ん?ああ、あの方はノア様の専属の執事ですぞ。、、、ここだけの話、屋敷内の全員があの方の虜になっているとか。」

「せんぞくーーーー!!??」

男性なのが残念だけど、色々言いなりにしてくれるのね!

「気に入りましたね?」

「はい!」

「では、ノア様、楽しんで。私のこと忘れないでくださいね。」

「もちろんよ!」

わあ!執事がこっちに来るわ。


「ノア様。ようこそ、歓迎します。私はあなたの専用執事レオです。」

「ありがとう。」

「では、部屋をご案内しますので、少々お待ちください。

 、、、、、他の執事に連絡する‼︎仕事へ戻ってもいいぞー!」

(夕飯の準備しなきゃ)

(レオ様カッコいいわぁ〜)

(階段掃除した?)

(してないわよ。あんたがする予定だったでしょ。)

(違うわ。あなたがやるって言ったじゃない)


「わあ。」

「気にいったのですか?」

「はい!」

「ふっ。では、部屋を案内します。」


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私の執事はドSだった件について ツキ @WONYONG0109

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