第16話 七日目 神域 秘密の女子会
side上位天使 マルティシア
嗚呼……どうしてこんな事になったのでしょうか。
「むむむ……」
「ふっ……」
ミムルルート様の神域の広間にて、睨み合う二人の女性。
一方は大枝様に貰ったクマのぬいぐるみに抱き着きながら相手を睨み、もう一方は大枝様に選んでもらったと言う洋服を自慢げに見せびらかしながら相手を睨む。前者がミムルルート様で、後者が原初のスキルである『リゾート』……大枝様からはリディと呼ばれていましたね。
最初はニコニコとお互い作り笑いを浮かべる程度でしたが、ミムルルート様が「実体が無いと不便だろうから」と擬似神域"リゾート"でリディ様が作り出したホムンクルスに似せた仮初の肉体を作られてから雲行きが怪しくなりました……。
最初に仕掛けたのはミムルルート様で、大枝様から贈られたクマのぬいぐるみを煽るように自慢したのです。
そしてそれに対してリディ様は、「今朝、一緒に買い物に行き選んでもらいました」と可愛らしいフリルがあしらわれた白いワンピースに着替え、ミムルルート様にドヤ顔を向けました。
それからもう10分以上も睨み合っています。
はぁ……やっている事が子供過ぎて、止める気にもなりませんね。
私も部屋に置いてある大枝様から頂いたお酒を持ってきて自慢した方が良いのでしょうか?
事の発端は今朝。
一昨日からご乱心であったミムルルート様を宥め続けていた時の事。
一昨日は大枝様が魔力の制御を誤り大怪我をする手前まで陥ったことによる錯乱でした。私自身も大枝様の事は気にかけていましたので心配しましたが……ミムルルート様のそれは常軌を逸していました。
初めて芽生えた"恋慕"という感情。永劫の時を過ごして来たミムルルート様がやっと巡り会えた想い人。
その想い人が、自身の見守る先で大怪我をする寸前まで陥っていたのです。
ミムルルート様の慌てようは凄まじく、止めていなければ無理やり大枝様の元へと転移するつもりでした。その結果、原初のスキルが消滅する事になろうとも……。
そんな事をされれば、世界への影響も少なからずあるでしょう。
なので私は『もしも原初のスキルが消滅する様な事になれば、大枝様に嫌われてしまいますよ?』と忠告して止める事にしました。
そうして私の言葉を聞いたミムルルート様は遂に泣き崩れてしまい……その日はクマのぬいぐるみに抱き着いたままぐずり続けて、全く使い物にならなくなってしまいました。
その分のしわ寄せは全て私に来るのですが……世界を守る為だと割り切り頑張りました。その日の終わりに飲んだブランデーは最高の味でしたね。
翌日の朝にはミムルルート様の機嫌も治り、大枝様からもメッセージを頂いて喜んでいたのですが……今度は執務中に突然顔を赤らめ始めて、最終的には茹でだこの様になりながらフラフラとした足取りでクマのぬいぐるみに抱き着くしまつ。
監視役としてそばに居た私は不思議に思いミムルルート様へ聞いてみたのですが、ただただ悶えるように唸るばかりで話にならず。
結局ミムルルート様に許可を貰い、『神眼』を使って大枝様の様子を覗いてみれば…………うぅっ。わ、私には刺激が強すぎて……っ。
結局、その日もミムルルート様は一日中使い物にならず、私が仕事を肩代わりする羽目に……私だって、ソワソワとして落ち着かないというのに……。
私が仕事をしている最中もミムルルート様はボーッとしていたと思ったら急に落ち込んでしまったり、顔を真っ赤にしたと思ったら玉座から転げ落ちてぬいぐるみに抱き着いたりと、落ち着きなく悶え続けていました。
そして今朝。
クマのぬいぐるみを背にしてボーッとしていたミムルルート様が突然立ち上がったかと思えば、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、急に執務仕事を片付け始めたのです。
ミムルルート様にしか処理出来ない自然災害に関する書類や、突然変異で生まれてしまった魔物に関する報告書など、一昨日から結構溜まっていた書類が驚愕するスピードで片付けられていきます。
一体、何があったのか。それをミムルルート様に聞いてみても『ちょっと、お昼に会わないと行けない人がいるから』と答えるだけ。まあ、仕事に専念してくれているならとそれ以上は何も言わずに、私も仕事に勤しむ事にしました。
それがまさか、こんな事になるなんて……。
「――私に会いたいって聞いた時は本当に驚いたよ〜。私が何度も遊びに行きたいって言っても、容赦なく拒否してきた原初が私に会いたいって……一体どんな用事かな?」
「――私にはますたーに付けて頂いた"リディ"と言う素晴らしい名前があるのです。無遠慮に私とますたーの情事を覗いていたにも関わらず、物忘れの激しい女神ですね」
「なっ!? ……わ、私は別にじょ、情事を覗いてなんて……」
「ふっ……見くびらないで下さい。私の管理する擬似神域において隠れて覗きなど出来る訳がないでしょう? 私とますたーが良いムードになった途端にあなたはベッドルームから動くことなく、それどころか食い入るように私たちの様子を――」
「わああああ!! やめてぇ!! 私をむっつりスケベみたいに言わないでぇ!!」
もう、自室に帰ってもいいですかね?
結局リディ様がこちらにいらした理由も、私までもが呼び出された理由も分からず。時間だけが経過する。
……流石に、そろそろお止めしなくては行けませんね。
お二人が言い合っている間にも処理出来る仕事を片付け、お茶菓子として大枝様から頂いたケーキの残りを用意してスタンバイ。
そうして用意したケーキを台車へと乗せ。私はそのケーキを乗せた台車を、未だに子供の言い合いの様な事をしているお二人の前へと運ぶ。
「私はもう立派なレディですから。お子ちゃまなあなたとはレベルが違うんですよ。それはもう、ますたーと組んず解れつあんなことやそんな事まで……あなたにそれが出来るでしょうか?」
「ぐぬぬぬ〜っ!! わ、私だって、ちゃんと大樹くんとえっちなこと出来るもん!! ……こ、恋人繋ぎとか……膝枕とか……ち、ちゅーとか出来るから!!」
「……ふっ、やはりあなたに大人なお付き合いはまだまだ早い様ですね。そんな事では大人の階段を駆け上がって行ったますたーに対抗する事は出来ませんよ?」
「うぅ……で、でも、それ以上って事はその……はぅ……」
先程までは『ばーか』とか『おたんこなす』とか、一体どこで覚えたのか不明な悪口の言い合いを繰り返していたのですが……何故だか話しが卑猥な方向へと進んで行ってますね?
そしてミムルルート様はちょっと初心過ぎる気がするのですが……。ちゅーって……聞いてるこっちが恥ずかしくなってきました。
しかし、本当に良くもまぁ言い合いが続くものです。
まあ、流石に長すぎるので止めさせて頂きますが……ここはやはり、お二人の想い人である大枝様のお名前をお借りしましょう。
「……お二人とも。それ以上、恥ずかしい言い合いを続けるようでしたら――――私から大枝様に事の次第の全てを一言一句違わずお伝え致しますが?」
「「っ……!?」」
「さて、このまま言い合いをお続けになり大枝様に醜い争いをしていた事実を知られるか、さっさと無駄な言い合いを終わらせてお茶にするか……どちらがお望みですか?」
「「お、お茶にします……」」
やはり、大枝様の名前を出すと効果抜群ですね。
水を得た魚の様に続けていた言い合いはピタリと止み。ミムルルート様はいそいそとテーブルや椅子の用意を、リディ様は置かれたテーブルに私が用意したお茶やケーキを運んでいます。
ふぅ……ようやく話が進みそうですね。
♢♢♢
お二人が落ち着きを取り戻してから、用意したケーキを食べつつ話し合いが始まりました。
そうしてリディ様から聞かされたのは、大枝様の性格とその危険性。
最初は美味しそうにケーキを食べていたミムルルート様も、大枝様の性格を理解するとその表情を真面目なものへと変えてリディ様の話に聞き入ります。
…………その口元にクリームさえ付けていなければ完璧でしたね。
「――なるほどね。つまり、このまま大樹くんが無理をし続けると命を落とす恐れがあるから、協力者が欲しいってこと?」
「簡潔に纏めるならばそうです」
「えっと……それで、なんで私に声を掛けたの? リディちゃんが"リゾート"から私の世界に出られない様に、私も自分の世界へは容易に降り立つ事は出来ないんだけど……」
「あなたに直接ますたーを守って欲しいとは言いません。それが創造神としての規則に抵触するのは理解していますから。私の望みは別にあります……本心ではまだ納得出来ていませんがね」
リディ様の返答を聞き、ミムルルート様はますます困惑した様子で首を傾げます。しかし、次にリディ様から発せられた言葉で、私とミムルルート様はその真意について理解する事になりました。
「――私の望みは二つ。一つ目は、ますたーを外から守れる存在の捜索です」
「……うん。世界を見守る立場である私達なら、信用出来る人物を探すのは確かに出来るね」
「出来れば口が固く、自由に行動できる立場にある者だと助かります」
「まあ、それくらいなら問題ないかな? というか、幾人か心当たりがあるんだよねぇ……」
「心当たりですか?」
ミムルルート様が仰られているのは恐らく、最近頻繁に神託を下している信者と、その信者を慕う者たちの事でしょう。確か今は、一部の転移者達の護衛として共に行動していた筈です。
そして私の予想は的中し、ミムルルート様は心当たりがある人物について纏めた書類を瞬時に作り出すと、それをリディ様へと渡しました。
「…………他の転移者も一緒なんですね」
「私が信者の一人に指示を出したんだよ。ちょっと転移者同士で争いが起きそうな状況だったから、グループ分けして片方を王都から離して欲しいってね」
「確かますたーが転移した場所は公爵領のそばの森だった筈です。転移者との接触はなるべく避け……この名前はっ。そういう事ですか」
護衛対象である転移者の詳細が載っている書類を捲っていた手が止まり、リディ様はその口元に微かに笑みを浮かべながらミムルルート様へと視線を向けます。
リディ様が捲るのを止めたページには、『桜崎まこ』と言う少女の詳細が記されていました。
「大樹くんとのやり取りでちょくちょく出てきてた子だから、気にかけてはいたんだよね。王都から公爵領までは街を真っ直ぐに進むだけだし、そこまで遠い訳じゃないから、もうそろそろじゃないかな? なんか、休息も最低限にして進んでるみたいだし」
「……資料を読んだ限りでは問題は無さそうですね。女性が多いのが気になりますが」
「そうなんだよぉ……ていうか、まともな男の子が少なすぎるんだよぉ! 一応、地球の女神に頼まれた子は桜崎まこちゃん達のグループに入れてるけど、それ以外の子はちょっと駄目だね。既に他国の使者と接触してたり、中には現地の女の子を襲おうって考えてる子も居るから」
ミムルルート様の言葉に、リディ様が少しだけ目を見張りその視線を私へと移しました。そんなリディ様に対して、私は肯定するように頷いてから詳細を説明します。
「事実です。現在は小さな問題も浮上している様ですので、王宮内では既に見切りをつけている者も少なくないですね」
「……神託を下ろしたりしてその愚かな行動を止めなくていいのですか?」
「転移者だからといって優遇し過ぎるのは良くないからね。せめて公爵領に向かっている子たちくらいに真面目だったら良かったんだろうけど……王都に残った子たちは元々の素行に問題ある子も多くて……後は自分の都合のいい様に解釈する様な子だったり、盗み癖がある子だったり、虚言癖がある子だったり……ほんと、なんでこんな事に……」
「……」
リディ様。そこで私を見られても困ります。
……全てが本当のことなのですから。
全てを見ることが不可能だからこそ、確実に見えるものに対しては正しく見極める必要があります。
「……私としましては、王都に残った転移者の方々に期待を寄せるのは愚策かと」
「中々に辛辣な評価ですね」
「あー……マルティシアは王都に残った子たちの事を嫌ってるからね……まあ、私も自分から接触しようとは思わないけど」
「では、公爵領へ向かっているという転移者たちはどうなんですか?」
「あの子たちは真面目で良い子ばかりだから大丈夫だよ〜。だからこそ、公爵領へ移動させたんだけどねぇ。いやぁほんと、地球の女神から頼まれてた男の子が真面目な子で良かったよぉ……」
私はミムルルート様の言葉に何度も頷いて見せた。確かにその件に関しては幸いでした。公爵領へ向かった方達であれば、真面目に訓練を積みさえすれば期限内にS級ダンジョンを攻略することは出来るでしょう。
地球の女神様との約束を違える事にならなそうで一安心です。
「まあ、そういう訳で。外から大樹くんを守れる子は見つかりそうだから、もう一つの望みを教えて貰えるかな?」
「わかりました。もう一つの望みは――オリジナルスキル『検索』に掛けられた制限の解除です」
「むっ……」
リディ様から告げられた内容を聞き終えると、笑みを浮かべていたミムルルート様は眉間に皺を寄せて唸ってしまいます。
「難しいですか? 私が使用する時のみの限定解除で構わないのですが」
「いや。うーん……制限を取っ払うって事は、世界の知識全てを手に入れるって事だよね? それはちょっとなぁ……あっ、もしかして狙いはダンジョンの情報?」
「それもあります。後は危険地帯の把握や大陸の情勢を知る意味合いもありますね。一番の理由はますたーの質問になるべく答えられるようにしたいと言うだけなのですが」
確かに未踏破のダンジョンの情報は有益ですし、生存確率を高める意味合いでも知っておきたい知識でしょう。
しかし、オリジナルスキルは強過ぎるからこそ制限が掛けられている特殊スキルです。そう簡単に制限を解除する訳には行きません。
リディ様には申し訳ないと思いますが、ここはしっかりとミムルルート様からお断りの返事をして頂かなければ。
「……ちなみに二つの望みを叶えて頂く見返りとして、お二方がいつでも"リゾート"へ入場出来る『プレミアムリゾートパス』を用意しています。あぁ、味覚や嗅覚の問題を解消する為に、今まで制限していた神像の領域も拡張しましょう。まあ、流石に土地の改良権限まで与える事は許可できませんので領域の拡張だけになりますが」
「っ……!?」
……ミムルルート様?
「更に、これは本当は阻止したい事ではありますが……お二方がますたーにアプローチする際に、私は一切邪魔しません。幸いにして女神ミムルルートの世界は戦が原因で男性の数が少なく、一夫多妻が認められています。私はますたーの一番を頂きましたので、ますたーが受け入れるのであれば何も言わないし邪魔をしないと誓いましょう」
「おぉ〜……!!」
「さて、これがお二方の『プレミアムリゾートパス』です。私は強制するつもりも急かすつもりもありませんので、どうぞご存分にお考え下さい」
そう言い終えるとリディ様はキラキラと輝く金色のカードを二枚手元へと出現させて、それをテーブルの上へと一枚ずつ置きました。
うっ……ただの金色のカードの筈なのに……凄く輝いて見えます……。
何故ならそれは、私の望みが叶う魔法のカード。このカードさえあれば、私のお酒が……お酒が……〜〜ダメですっ。
私は上位天使。
いくら仕事が忙しくてストレス解消にお酒が必要不可欠だからと言って、こんな誘惑に負ける訳には……そうですよね、ミムルルート様?
「これで毎日大樹くんに会える……えへへっ……よしっ! リディちゃんにだけ特別に許可しちゃうっ」
「ありがとうございます」
…………ふぅ。
全くミムルルート様は……。私が我慢しているのですから、そこは母として威厳を保って欲しかったです。
一時の感情で規制を弛めてしまうと、後で取り返しのつかない事態になる事だって有り得るんですよ?
そもそもですね。ミムルルート様は可愛いらしく、美しい姿をしているので色恋沙汰に夢中になれるでしょうが、私の様な仕事とお酒しか縋るものがない残念天使に大枝様が興味を持ってくれる事など有り得ないではないですか。
私は大枝様がお贈りして下さるお酒で十分幸せなので、今回の契約でメリットなんて……。
「……マルティシアも、ご協力して頂けるということで良いんですね?」
……ま、まあ。それとこれとは話が別というか。貰えるものを貰わないもの違うというか……はい、申し訳ございません。ペラペラと屁理屈を並べましたが、私も"リゾート"へ行きたいです。お酒は勿論のこと、その、お、大枝様にも会いたいですし……〜〜仕方がないじゃないですか!!
別に私にお酒を贈る必要なんてないのに、あの方は律儀に毎回プレゼントしてくれるんですよ!? 私の好みを聞いて、違う種類のお酒を用意してくれたりするんですよ!? 『いつもお疲れ様です』とかメッセージを添えてくれたりもするんですよ!? そんなの、気になっちゃうじゃないですかあ……!!
私は顔が赤くなるのを自覚しつつも、受け取った黄金のカードを胸元へ引き寄せ抱きしめる。
嗚呼……これからは大枝様に直接会えるのですね……い、いつお伺い致しましょうか? お伺いする前日はお酒を控えて、出向く直前に身嗜みも整えて……うぅ、こんな事ならもっと身嗜みの知識も身に付けておくんでした。
「……はい。確かに『検索』の制限解除を確認しました。では、最初はいつ頃お越しになりますか?」
「え? じゃあ、今から!!」
「……今からですか?」
「うん、早く大樹くんに会いたいし。それに、桜崎ちゃんの事とかも伝えておきたいからねぇ〜」
うぅ……やはり、お酒は飲んでからの方が緊張を和らげることが出来るのでは? しかし、それで酔っ払って粗相をした暁にはもう二度と大枝様に顔向け出来なくなってしまいます……ど、どうしましょう……!?
「おや、どうやらますたーは眠っているようですね……寝顔を間近で見れるチャンス。私は一足先に失礼します」
「あ〜!! リディちゃんだけ抜け駆けは狡いよー! よし、早速"リゾート"へレッツゴー!! あ、マルティシアも行くよー?」
「えっ? ミ、ミムルルート様!? い、一体どういう訳で――」
急遽始まった三人による密談会。
その終わりは唐突に訪れ、次に目を開けた時……私は自然溢れる花畑の中に居ました。
そして、私たち三人は花畑を抜けた草原の丘で――幸せそうに眠っている大枝様を見つけたのです。
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