第7話 修正とコストとプライドの話
本人が作った物って意外と第三者から見て、把握出来ない部分が浮き彫りなるんですよ。
本人は、完璧に作ったつもりでも、複雑になればなるほど、そのような問題が出てきます。
問題点は、なるべく早めに修正した方が面倒臭くなくて良いですね。
生産物の修正の話の例ですが、製作段階がレベル1の修正として、完成した物をレベル10とします。
「工程レベルが進むほど修正コストが10倍に増えていく」と、どこの誰か言ってましたね。
そのミスを防止する為、自分の部署とあまり接点が無い人を監査にしたりするのですが・・・やはり、身内みたいな者なので妥協してしまう事が・・・いや・・・ここは、言葉濁した方がいいかな?
やっぱり、頑張って作った物に対して指摘するって『相手のプライドに傷をつける』わけじゃないですか・・・。
なので、第三者視点で監査依頼する場合も有るのですが・・・
残念な事に『第三者視点で確認し修正する事が出来ない会社』って、結構多いんですよ・・・。
これが出来ないから、会社ぐるみの犯罪、法令違反、事故が無くならないんです。
『どうせバレないだろう、相手はそこまでの把握能力は無い』とか
『どうにもならないから、改ざん隠ぺいして神頼み」など・・・
バレた時・・・その修正、どれだけ大変か分かりますか?
修正は、場合によっては1から作り直すより大変な場合が有るのですよ!
上からは「何とか修正して」の一言で済むかもしれませんが・・・
整合性がある状態まで持っていければ、まだマシです!
重要な物ほど、どうやっても、どうにもならない状態にぶち当たった時の苦しみは壮絶ですよ。
そんな中、よくお世話になった先輩から言われた言葉があります。
「どうせ、間に合わなかったり、バレたりするぐらいなら、出来るだけ早く上に報告した方がいいぞ・・・諦めが肝心だ」
だそうです。
参考になれば幸いです・・・。
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