俺の部屋

 昼休みは馬鹿のせいでバタバタとなった。

 そしてその後は、まあ、なんやかんやとあった気もするが。今は自宅である。

 学校から帰ってきて部屋で寛ぎ。朝からと学校でのドタバタの疲れを――だったが。 


「牧人。これ勝てない」

「――」 


 馬鹿の幼馴染。普通に俺の部屋に居る。

 学校が終わった後俺はさっさと帰ってきたのだが。気がつくと真由が付いてきていた。いや、遊びに行けよ。だったが。真由曰く。


『だから、今日は牧人とこにゲームしにきた』

 

 らしい。

 着替えもせず。制服のままやってきてそのままゲーム機をあさって始めた。

 いや、1人プレイのゲームするんかい!だったが。もう俺は何も言わなかった。今日はいろいろすでにあったからな。

 それから少しして。


「牧人」

「何だ?帰る気になったか?」


 結局真由が1人プレイを楽しんでいたので、俺がコミックを読んでいるとふと声をかけてきた。


「違う」

「じゃあなんだよ」

「ゲームハマりすぎてトイレ我慢してたら、動けないくらいヤバいのどーしよ」 

「――」


 なんだって?と、思いつつふと真由を見ると。すっごい内股で座り込んでいた

 ちなみにテレビゲームをしていた真由だが。テレビにはWINの文字。


「牧人。ヘルプ」


 馬鹿すぎて唖然。いや、相手しなかったから演技か?と思ったが。真由の顔冷や汗?いや、とにかくやばいと表情が言っている。

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