第7話

過去編


「優だけだよね。」


「何が?」


「私の趣味バカにしないで居てくれるの」


「そうなの?」


「そうだよ!!」


花は小学生でよくコスプレのような派手な格好をしている。


クラスメイトからよくそれをバカにされる。


「俺は可愛いと思うからいいよ」


「本当に?」


「うん」


優の言葉は本気だった。と言うより優は可愛いはよく分からないけど、花の性格が好きで、優しいと言う意味だった。それをお母さんに優しいんじゃなくて、女の子には可愛いと褒めさないと言うように言われている。


「ありがとうね、優」


そう言うと、彼女は笑顔で、嬉しそうに顔を向けてくれた。


優は段々と可愛いを理解していく。

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