第11話2023年へ

2050年

陽又昇27歳

戦争から帰り軍人恩給で毎日酒浸りの生活だった。


戦争が起きると豊かで平和な社会で起きていた歪みが解決される事もある。


まず無敵の人間はいなくなった。

自殺する人は大幅に減った。

軍人恩給なり人はそこそこ国の配給で生活出来るようになり実質格差は減った。

『俺は戦争に行ってきたんだよ!』などなど

超男尊女卑社会になり、意外にもこれまで少子化だったのが危機感からか誰もが結婚出産するようになった。


こう書くと国は良くなった様に見えるが、またいつ戦争に駆り出されるかわからない、令和生まれは損することばかりだ。


多勢の老害の為に命を賭けなければならない。


まだ反乱分子はある、そうそれは国内で平和な時代に財産を没収されたそうだ。


これでまた戦争や暴動が起きればまた上の世代の為に下の世代が命を捨てる図式だ。


昇の家に来訪者が来る。

来訪者『戦争から帰ってきた昇くんだね機密にこの場所まで来てほしい』

なんだと思い行ってみると防空壕の様な所と複数の老人その中には自分が働いてた時の嫌味な上司もいた。


老人『俺達は財産を没収された気愛党茂の被害者の団体だ。内戦を起こそうとしたがある人物の発明でその必要が無くなった』

昇『なんでまた自分みたいな死に損ないを呼んだんですか』

老人『タイムマシンの時計だ、これで過去に行ってきて気愛党の茂を暗殺してほしい戦争も全ての原因はあいつだ』

昇『あんたらが行ってくればいいだろ、なんで俺なんかが』

老人『この時計は最長で30年前2020年までにしか戻れない、俺等老人が行っても若い頃の茂と接触するのは難しい、実は何人か行ったが駄目だった、そこで戦争帰りの若者に行ってもらおうと思っている、ほっとけばまた内戦が起こる、現在で血を流さず解決するにはこれがいいと君の職場の元上司の推薦で今の場がもうけられた』

昇『へー断っても俺はまたあんたら老人の都合で戦争に駆り出されるのか、人を殺した経験が無いからなあんたらの世代は、だから失敗したんだろ』

老人『君の言う通りだ、、、、だがこうするしか無いのだよ、、、、、これは旧紙幣の2000万だこの時代では紙切れだがそしてこの時計を時を戻すように逆回転すれば過去に行けるそれと2020年から競馬競輪競艇の結果表だお金が足りなくなればそれで増やせばいいそれと偽造の免許証だ』

福澤諭吉の頃の見慣れない紙幣だ

昇『どうせまた戦争が始まる予定なら行くよお膳立て有難う』

老人『俺等はここのシェルターにいる、鍵と場所の地図だ今よりいい未来でまた会おう』


(行くなら、、、、俺が生まれた2023年2020年は感染症かなんかが流行ったから接触するの難しいだろ)


時計の針を逆回転させた

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