第4話 AIを使って楽をしよう
今回はAIの使い方を紹介してみます。
2024年1月現在で、私がよく使用しているのは ChatGPT 3.5、Copilot(内部で ChatGPT 4を使用)、Bing Image Creator です。
他にも色々種類はあるのですが、無料で使える点がありがたいです。
ChatGPT 3.5 と Copilot では結果に大きな違いは無いので、使いやすさを考慮するのであれば ChatGPT 3.5、結果を重視するのであれば Copilot といった使い分けが良さそうです。
第1話では推敲に使用しましたが、ほぼ同じ指摘内容となっていました。
ただし、Copilot では AI の特徴を『より創造的』に変更することで、小説向きになりますので、試してみてもいいかもしれません。
ChatGPT は文章作成用のAIなので、とても上手な文章を生成することができます。
かつてのAIは日本語を生成すると、おかしな日本語となる時期があったのですが、現在ではそのようなことはなく、模範的な文章となります。
そのため、推敲でも下手な人間が考えるより、綺麗な文章となるような改善提案をすることができるのです。
また、アイディア出しに使うこともできます。
私はキャラクター作成に活用しておりまして、ChatGPT に名前をランダムに20個ほど提案してもらっています。
その際、そのキャラクターのイメージや性別を条件に加えることで、よりイメージに近い名前が生成されます。
例えば、以下のように指定します。
――
ファンタジー小説で出てくる女性の名前を20考えてください。
――
そうすると、ファンタジー小説っぽい名前があっと言う間に生成されますので、イメージにあったものを選び出すだけです。
次に、キャラクターのイメージ画像を作成してみます。
これには Bing Image Creator を使用します。
例えば、現在執筆中の新作では、主人公のイメージを以下のようにカンマ区切りで指定しました。
――
美少女, アニメ, ロングショット, スタンディング, 20 years old, 黒い着物, 魔法の杖
――
すると、4枚ほどの画像が生成されます。
気に入らなければ再度生成できますし、条件を変更してもよいでしょう。
生成された画像の中から、自分のイメージに近いものを選び出します。
すると、自分のイメージで決めていなかった要素を画像から得ることができます。
例えば、目や髪の色、顔立ち、服や鎧のデザインなどですね。
なんか軽薄そうな感じだなとか、思った以上に和風な雰囲気だななど、気づくところは多いはずです。
これをキャラクター設定に加えていくことで、細かい設定が可能になるわけです。
AIをちょっと使うだけでキャラクター作成がずいぶんと楽になりますよね。
『コーラ星人』ではこの手法を使用しなかったのですが、新作では全てこの方法でキャラクターを生成しておりまして、時文での表現がしやすくなったというメリットを感じています。
ちなみに、本文の作成はなかなか難しいです。
短編なら条件を細かく指定すれば書けると思いますが、何話も続く場合は設定を引き継ぐのが難しいため、話の整合性を取るのが難しそうですし、全体のストーリーラインからずれてしまう可能性が高そうです。
参考になったと思う方は、★や♥などの高評価、フォローをお願いします。
また、作品の方も読んでいただけると嬉しいです。泣いて喜びます。
『はじけろ!コーラ星人 ~残念宇宙人が地球にやってきた~』
https://kakuyomu.jp/works/16817330668583939769
『黒髪の美少女ですが、繰り上がりで魔王になったので徹底的に魔界を改造しようと思います』
https://kakuyomu.jp/works/16818023211992887275
次回更新は 2024/01/27 12:00 です。
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