第8話 邪推ではある

就労移行支援の事業所へ通い、パートで今の勤め先にも就けて、リハビリは成功した。


病気になったけど死ななかったよ。

である。

まあ、死ねなかった。

死に方を知らなかった。

と云うのが妥当である。


危機一髪。


乗り越えてきた。

そんな私であるが。


最後に思うことがある。


なぜに企画の運営さんは『危機一髪』この言葉を、お題にしたのか?


邪推ではあるが。

この元日に起こった災害のことを思ったのだろうか。

危機一髪、生き延びた人がいた。

その人たちの言葉を書いてもらいたかったのだろうか。

その人たち当人に書いてほしかったのだろうか。

もしくは、その人たちへ思いを馳せて、安全圏にいる人たちに、架空の物語を書いてもらいたかったのだろうか。


みたいな。


まぁね。

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