黒ひげ危機一発だメロス
きつねのなにか
チキチキ!黒メロス危機一発ゲーム!
メロスは激怒した。
かの禿げ王ディオニスが黒ひげ危機一発ゲームをしようと誘ってきたのだ。
メロスは王の考えがわからぬ。
だが、王がやるようなゲームは死人が出るということには人一倍理解を示していた。
ゲームをする当日がやって来た。
王城ポケモソジムにはデカい樽とそこに括り付けられた爆弾が堂々と立っていた。
樽の前に王はいた。
「よくぞ来たメロス。さあさあゲームをしようではないか。飛ぶ役割は下賎な民にやらせる。我々は刺したとき爆発に巻き込まれないように素早く逃げればよい」
「なに、それでは飛ぶ役割をした市民はどうなる」
「もちろん死ぬ。王に使われて死ぬのだ、毎日ゴミ漁りをするよりよっぽどよいだろう」
「なんだと、王は民をなんだととらえておる」
メロスは激怒した。王を縛り付け、王を飛ぶ役に配置したのだ。
護衛のジムメンバーが飛びかかってきたが、危機一髪、セリヌンティウスが始末した。やるじゃん。
「さあ、黒ひげ危機一発の始まりだ! では先ず私から刺そう、そりゃ!」
爆発した。メロスと王は、星空高く飛んでいった。
「これが、メロス座とディオニス座の由来なのよ」
「へー、おじちゃんって凄い人だったんだね!」
妹、齢三十四の時である。
黒ひげ危機一発だメロス きつねのなにか @nekononanika
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