海猫ほたる危機一髪

海猫ほたる

海猫ほたる危機一髪

 海猫ほたるは困っていた。


 カクヨムWeb小説短編賞2023の短編賞創作フェス、2回目のお題が今日の11時59分締め切りなのである。


 2回目のお題は「危機一髪」……まさに今である。


 全3回のお題全ての短編を書くと50人にオリジナルボールペンかステッカーが当たると言うのだ。


 全部書かなくてもギフトカードの抽選には参加できるのだが、どうせ狙うならボールペンである。


 いやまあ、そんなにボールペンが欲しいかと言われると、定価が5000円する超高額ボールペンのクルトガダイブとかでも無いし、改めて言われるとそんなに欲しい気がしなくなってくるのだが。


 実際プライベートで使うのはほとんどジェットストリームで、一度ジェットストリームの書き味に慣れてしまってからはもう他のボールペンでは満足できない身体にされてしまったのだし、意外とこの手のボールペンやクリアファイルは使いそうで使わなくて机の引き出しの中にコールドスリープされる事が多くて使わない事が……などと書いてたらちょうど応募規定の400文字を超えたようだ。


 無事にお題を書けないという危機一髪を乗り越える事ができた。ここまで読んで頂いた皆様にお礼を申し上げたい。


 そう言えば、長編の方は一応10万字書けたのでカクヨムコンの応募規定はクリア出来ていたりする。


 麻雀のルールをひたすら書いてたらいつの間にか10万字過ぎてたのだ。


 異世界VRMMOを書いてたはずなのになぜ麻雀のルールを書いてるのかは、気になる方は本編を読んで頂くとして、よく創作では書いてたらキャラクターが勝手に動くという話はあるが、キャラクターが勝手に動いてファンタジーなのに麻雀してるのはなかなか狂ってるなと我ながら何書いてるんだろうとは少し思った。


 それにしても麻雀ルールを書くのはなかなかに大変であった。


 普段異世界物では作者と読者とで共通認識がるので、世界観はほとんど書かなくても読者は理解してくれる。


 「エルフ」と3文字書くだけで、エルフとは美男美女で耳が長くて寿命が長くて仲間の誕生日にハンバーグを焼いたりする存在だ……と作者も読者も分かってくれるのである。


 ……え?


 仲間の誕生日にハンバーグを焼くのはフリーレンだけ……?


 そうなのか。


 それは失礼した。


 麻雀小説も実は同じで、「ソーズをポンしてコーツを作ってロンした」……みたいに書くだけで麻雀小説の読者は理解してしまうのである。


 だが、異世界ファンタジーで麻雀を書こうとすると、コーツとは同じ牌を三つ揃えて……とかソーズとは縦長の棒みたいな模様の牌で……とか、そもそも牌とは……みたいに説明をいくら書いても終わらないのである。


 作者と読者の共通認識がある……というのはとてもありがたい事なんだな、などと思った今日この頃なのである。


 さて、そろそろこの文章も終わりにしたいと思う。こんなどうでも良い駄文に付き合って頂いて感謝である。


 せっかく2回目のお題という危機一髪を乗り越えたのに3回目のお題を書き忘れる事が無いようにしていきたいものである

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