第36話、ユリアとエルリア
俺はしばらくユリアちゃんとエルリアちゃんとの時間を増やす事にしたのである。二人のことが好きだし蝮さんもそうしてあげて欲しいとお願いをされた事もある。
流石に蝮さんは自分のせいで時間を取りすぎたとして当分は町の警備に異変などの前兆などを調べるとして向かった。
お土産もできれば持ってくるから期待しておいてねと楽しそうにしながら向かって行った。
滅茶苦茶に穏やかに楽しそうに話をしてくるから最初の印象から掛け離れ過ぎて忘れそうになるけどユリアちゃんとエルリアちゃんには未だに対応を変えていないから思い出すことになるけど。
ともかく今はユリアちゃんとエルリアちゃんとの時間をゆっくりとして行きますかと考えてどこに行きたいと尋ねるとユリアちゃんが美味しいお店がある場所を知っているからそこに行きたいと言ってきたので俺たちはそこに向かう事にした。
そこは定食屋みたいで何かと色々と種類が豊富らしく楽しみにして向かっていたけどどんな物があるのかなと期待して向かっていると向かっている先でなにか叫び声が聞こえてきたので一瞬だけ慌てたけどこの叫び声は何処かで聞いたことがあるなと思っていたらユリアちゃんが答えてくれたのであった。
「あそこのお店では最近はマンドラゴラを扱い始めたらしいから楽しみにしていてね」
「いやいやいやいや、滅茶苦茶に危険な素材を扱って大丈夫なの?と言うかこの町はいつの間にか危険な食材を扱うようになったの、そんな危険なマンドラゴラを扱うようになった原因は何なのだ」
「マンドラゴラは私が扱える食材として教えておいてあげていたのよ。栄養価も高いし味も最高だし何も問題はないよね」
「確かに栄養価も高いことや味も美味しいことは認めるけど・・・そこは認めるけどそれを吹き飛ばすほどの見た目と叫び声を上げているでしょうが!!あれだからね、元の世界で例えるならゴキブリは栄養価もあるしと言っているのと同じだよ!!」
そう必死に説明していたけど話など聞いてくれることもなく普通に向かうことになってしまった。
ユリアちやんが店の扉を開けると中からマンドラゴラの叫び声があちらこちらから聞こえ始めていたのに中に入っている人達にユリアちやんやエルリアちゃんは普通に接して話しているのですけどあれですか?俺がおかしいのですかと中々に色々と考えながらも席に座った。
店の中はとてもきれいでありとてもあのマンドラゴラを取り扱っている店とは思えない・・・耳をふさいでいるのであればの話になるけどとても煩いですけど他の客は何も思わないのかなと考えていると他のお客は今日はとても生きが良いマンドラゴラだねと嬉しそうにして言っていた。
やはり俺がおかしいのかマンドラゴラを食べ物として見られない俺が悪いのかと思っていた。
そうとしながらも俺はユリアちやんがオススメしてくる品物をお願いする事にしたのだった。何が来るのかなと不安を思いながら話を始めたのであった。
「そう言えばさ、もう町の人たちに受け要られたけど他の町ではこんなことはないと思うから気をつけてほしい。まあ、他の町に向かう予定など今はないけど」
「確かにそこは気をつけておくけど・・・話は変わるけど蝮との関係は上手く行っているのかしら?私が見ている感じだと相変わらずに冷たい対応ばかりをしてくるのだけどメシアも大変だよね」
実は全然違うのだけど伝えたところで信じてくれるはずもないと思ったので話さないでおいた。もし、逆の立場で話を聞かされても信じられるかと言ってしまうからな。
エルリアちゃんは最近はどうなのと聞かれるとやはり男性はもちろんの事、女性からもエルリアちゃんはかなりモテるらしく町のアイドルみたいに扱いをされていた。
それでエルリアちゃんは可愛く照れてしまうから余計に人気が出る要因となっていた。
エルリアちゃんだけ店の中に入ってくると周りの人たちが楽しそうに声をかけてくるぐらいだからなと話しながらゆっくりとして料理を待つことにしたのであった。
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