第25話、経験値大量獲得!?

俺たちはそれからしばらく入り口の辺りで蝮の帰りを待っていた。



何を探しているのかなと考えている時に入り口から音が聞こえてきたので帰ってきたのかなと思ってみてみるとそこから現れたのは蝮ではなくて血だらけのジュンだった。



おかしいだろ、ジュンは確かにこの目で死んでいるところを確認したはずなのにどうして生きているのかと俺は驚きながら考えている時にジュンは笑いながらまるで俺の思考を読んでいるように説明をした。



「その顔、どうして自分様が生きているのかと分からない顔をしてやるから幼馴染として最後の慈悲だ、教えてやるよ。自分は相手から吸い取っただけ命があるだよ。だから一度や二度程度は死ぬことはない、最も自分はここに来るまでに百人以上の魂を吸い取ったけどな。その中にはあの英雄フェニックス軍の兵士も入っているだぜ、ヒャッハッハッハッハッハッハ!!」



おいおい、冗談はよしてくれよ。これではせっかく倒してもすぐに復活してしまうじゃないか。



あの蝮でも体力の限界はある上にこちらはジュンに対抗する手段が・・・そうだ、ガトリング砲を持ってきていたから組み立てる時間さえ稼ぐ事ができたら勝機がある。



でも明らかにそんな時間はないからやばいと俺が考えていたその時に急にジュンの頭が消えた・・・いや、吹き飛びされて地面に転がり落ちた。



そうして背後から現れたのは蝮であったのだ、と言うか一撃でジュンを倒していませんでしたと驚きながらも俺は声をかけるのだった。



「蝮さん、本当に助かりました。けれども時間を経てばこのジュンはすぐに復活をしてしまうらしいのでどうしたら良いのですか」



「う〜ん、そうだなあの力・・・いや、これってもしかして・・・出来かどうかは分からないけどやって見る価値はあるかもしれない」



そう言いながら蝮は俺たちにガトリング砲の設置をお願いしてきてその間に蝮がしていることはジュンの周りに結界みたいなものを作り出して復活しても動けないようにするつもりなのかと思ったけど結界だったらいつかは破壊されてしまって来るのは分かりきっているからなと思いながらも準備をした。



しばらくしてガトリング砲の設置を完了させて報告すると蝮は話を始めた。



「さて、これからの事を説明しますね。まず、この化け物になっているジュンと言う人にはこちらの礎になってもらいます。具体的に言うと彼を倒してメシア、ユリア、エルリアの3人には強くなってもらいます。勿論、普通で戦っても倒せないのは知っていますのでそこにあるガトリング砲を使って彼を倒してください、彼のレベルは552なので結構の経験値が手に入るはずなので頑張ってくださいね」



つまり、このガトリング砲でジュンを倒して強くなってほしいと言うのですかと言うとその通りと答えた後に蝮がでも見習いメイジではこれ以上のレベルが上がらないので職業レベルも上げましょうと言った。



でもね、職業レベルは色々と材料とか必要でメイジになるためには魔力の宝玉が必要だから無理ですからと言うと当たり前のように魔力の宝玉を取り出してきた。



やはり、この人はおかしいとしか思えないですけど・・・ちょっと待って、確かジュンのレベルは552と言っていたよな。それを一撃で倒す蝮のレベルはいくつなのとある意味、恐怖を覚えた。



けれどもこれで正式にメイジになるれると思って喜んでいた。早速、魔力の宝玉を貰ってからメイジになるための儀式をした。



するとまたしてもレベルアップ痛が起き始めて痛いことがバレると蝮が情けないなと言いながら俺に触ってきたら急に痛みが消えてほとんど無くなった。



蝮がどうやら特技で身代わりをしてくれて痛みを引き受けてくれていたけど俺は大丈夫なのですかと尋ねると蝮はこれぐらいは平気だからと言っている最中にもジュンが蘇ってきた。



そうしながらおのれ、蝮という男もコロシテヤルと人間とは思えない声を出し始めていたけど蝮がユリアちゃんに伝えるのだった。



「そうだ、メシアがまだ終わらないからユリアちゃんからやってほしいけどそのガトリング砲の使い方、分かるかなそこを回せば銃弾が出るからそれをジュンに当てるだけだから簡単だからやってみて」



そう言われたユリアちゃんはガトリング砲を使い始めた。すると英雄フェニックスの手作りと言うのもありかなりの威力を出してガトリング砲はジュンに対して容赦なく攻撃してジュンから悲鳴が上がっていた。



まあ、自業自得としか言えないなと思いながら見ていた。そうして遂にまたしてもジュンは死んでしまったのである、すると経験値がユリアちゃんに届いたのかユリアちゃんも恐らくレベルアップ痛で痛みで倒れ込んでしまった。



そうだよな滅茶苦茶に痛いよなと同情しながら見ていると俺の方も職業レベルがアップしてメイジになれた。



すると前よりも全然強くなった気がするのでステータスを開いて確認しようとしたら蝮がステータスは最後の確認の時で良いだろうと言われてすぐ次の職業レベル、アークメイジになれと言われた。



だからレベルはともかく材料はないでしょうと言いかけた時に必要な材料を取り出したのでこれはできますねと苦笑いをして再び儀式を始めた。



その後にすぐにジュンはまた復活するから次はエルリアがガトリング砲で倒すように言われてレベルアップ痛で痛んでいるユリアちゃんは蝮がまたしても身代わりで何とかして移動をして座って休んでいた。



その後にジュンが再び蘇ってきたけど今度はエルリアちゃんがガトリング砲で倒してまたしてもエルリアちゃんがレベルアップ痛で倒れて蝮が又しても身代わりを使用して何とかした後に俺の方も終えてかなり強くなったなと嬉しくなって喜んでいた。



しかし、蝮が喜んでいないで次はメシアがガトリング砲でジュンを倒す番だと言うので持ち場に戻って数分後にジュンが蘇り襲い掛かってこようとしたけど俺はすぐにガトリング砲で夢中に攻撃をして倒した。



そうするとやはりレベルアップ痛が起きて痛かったけど男だから少しは良いところを見せろと言われて痛みを出しながらもその場から動いてから座り込んだ。



そして次はユリアちゃんと蝮が言うとこれを何時まで続けるのですかとユリアちゃんが言うと蝮はあのジュンが完全に死ぬまでこのローテーションでやるよと言うのだった。



これって真面目に死ぬほど痛いからやめて欲しいのだけどと言うと蝮は無表情で嫌なら辞めても良いけどその代わりにあのジュンに確実に殺されるけど構わないのかと言われて俺は泣く泣く従うしかないのかと思いながらそのローテーションを受け入れるのであった。

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