第18話、色々と集まり過ぎて分からないですけど

俺たちが学校らしき建物から出で校庭に出た時に外に多くの冒険者たちが集まっていたのだ。



ここまで大規模な冒険者たちを見るのは久しぶりかもしれないと思っていると俺は見馴れた相手が俺たちの前に現れたのである。



それはジュンであり、どうしてこんな所に来たのかと思っているとジュンから話をしてきたのであった。



「よぉ、久しぶりだな。思っているよりも元気そうじゃないか、それと中々の女たちが集まっているじゃないか」



コイツ、又しても俺の彼女を寝取りをするつもりなのかと思っていた。ユリアちゃんもエルリアちゃんも冒険者の数、そしてレベルも俺よりも高い70クラスが多く勝てる見込みなどかけらもなかった。



しかし、俺だって少しばかりかもしれないけど戦ってみせると意気込んで構えているとジュンがそれはこちらに敵対するという事だなと言ってから俺に攻撃を始めてきたのである。



しかも滅茶苦茶に早く必死に避けようとしても攻撃があたりすぐに吹き飛ばされてから俺は魔法で応戦したけどジュンは何事もなかったように受け止めてしまった。



嘘だろ、ドラコンにも通じた魔法が全く効かないだとと思っていたらジュンが笑いながら話をしてきたのであった。



「そんな攻撃では自分に全くダメージなど通らないけどな。どんなに魔力が強くなっても所詮はファイアーぐらいだ、弱いだよお前はよ」



くそくそくそくそくそ、昔に比べてかなり強くなったのに未だに俺とジュンの間にはこんなに実力差があるのかよと運命に呪いたくなった。



それでも負けるわけには行かないのだと思って立ち上がらうとした時にジュンから本当にしぶといよなお前はと言われながら俺は更に攻撃を受け続けた。



その時に両目も潰されてしまって視界が真っ暗になってしまったのだ。ここまで完全に両目が潰されてしまったらいくら治療魔法でも回復は不可能な事は嫌でも理解した。



それでも目が見えないからどうしたと俺は闘志で必死になってジュンに反撃をしようとしてもできずに一方的だった。



「この自分に歯向かうからこんな目に遭うのだよ!せいぜい来世ではこの経験が活かせるといいな。でも安心はしてくれお前の女達は自分が寝取って大切にしてやるから安心して死んでから来世でも頑張れよ。最もお前が転生などできるとは思えないけどな」



そう言われて俺は最期の攻撃を受けて死ぬのだなと思っていたがその時は来ることが無く何が起きたのか目が見えないから分からなかったがジュンの声が聞こえてきた。



「おい!クソジジイ!!何をしやがるだ!!おかげでそいつが死んでいないではないか、それに自分の魔法を受け止めるって何者だ」



「お主のような外道には生憎なことに教える名は持ち合わせておらぬからのう好きに呼ぶが良い・・・それとそちらの者よ、少し待ってほしいの」



そう言って俺に何をするつもりなのかと思っていると急に信じられないぐらいの回復が外から舞い込んでくる感覚になり気がつけば目が見えるようになっていたしかも両目が俺は何が起きているのか未だに理解ができないでいた。



目の前のお爺さんは良かったのと笑みを見せてからジュンの方に振り返ってから話をした。



「さて、お主たちに最後の通告をする事にしよう。大人しくここから出て行くが良い、そうすればこれ以上の事はしないと約束をしよう」



「はあ!?てめぇみたいなクソジジイに従うほどに自分たちは弱くねぇだよ!!」



まずい!ジュンの野郎、このお爺さんまで攻撃するつもりだと俺は急いで離れて下さいと伝えたがお爺さんは笑みで安心してほしいのうと言ってからあるき出してジュンたちに向かい始めた。



ジュンたちは向かってきているお爺さんに対して一斉攻撃を仕掛けてきたのだった。俺はお爺さんと叫んだがお爺さんは全くの無傷で何事もなかったように進んでいた。



ジュンがこんな事がこんな事があってたまるかと言ってから更に攻勢を強めていたがそれでもあのお爺さんは無傷のまま歩いていた。



本当にあのお爺さんは何者なんだと思ってレベルなどを確認しようとしてもレベルはもちろんの事全てのステータスがぼやけて見えないのだ。



つまりは信じられないぐらいに強い事になるけどどんだけ強いだよと思って見ていた。そしてジュンたちがいる場所の中心部に辿り着くとお爺さんはウインドと魔法を唱えた。



しかし、現れたのはウインドとはとても思えないほどの風魔法が現れてジュン以外の冒険者たちを一気に倒してしまった。



ジュンもそうだし俺たちも信じられないぐらいで唖然として見ていた。俺は気になってお爺さん、貴方は何者ですかと尋ねた。



するとお爺さんはそうだな、松永紅龍と言う爺だよと言ったけど俺にはその名前を知っていた。だから次は先程よりも大きな声で言うのだった。



「その名前は知っています、そして貴方の別名も・・・神話にも伝説にもなっている英雄、フェニックス様でお間違いないですか」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る