第16話、両手に花・・・だけど花には棘がある
俺は色々とあったので懐かしく感じる前に寝てしまったのか。目を覚ますともう朝のようだった。
こうして起きるのは久しぶりでベットから出たくないなと思って横を見るとユリアちゃんが隣で滅茶苦茶に可愛い寝顔をして寝ていたのだ。
やばいと感じて俺はユリアちゃんがいる方とは反対側に振り返ったけどそちらにはエルリアちゃんが気持ち良さそうにして寝ていた。
俺は二人を起こさずに視線を天井に向けてから考え始めた。どうしよう、こんな状況だから動けないだけど。
動いたら二人を起こしてしまうしそれに横にあまりにも可愛い寝顔をしているユリアちゃんとエルリアちゃんがいるのでどうしようもなく天井を見て考えていた。
この状況は普通に考えてかなり嬉しいはずなのに大変な事になってきているなと考えていた。
昨夜に例の約束をしたからっていきなり襲うのは良くないからどうしたら良いものかなと考えて静かに待っていた。
そう言えばこうしてゆっくりするのもこの世界に来てからでは初めてかもしれないなと感じながら昔の事を思い出していた。
昔は・・・いや、小さい頃から家庭が崩壊しており俺はいつも誰もいない部屋や外でこうして上を見上げていたな。
いつかあの空のように家族が明るくなってくれると良いなと思いながら見ていた事もあったな。
結局はその願いは叶うことはなかったけどな。だからかな俺は誰かに必要とされたいとか好きになってくれた子を手放したくないと思いが強くなっていた。
でもそんな風に考えても運命は中々に残酷な事をして来るけどなと思っていると俺はこれって下から出れば行けるのではないかと考えてやって見ることにした。
すると俺の考えどおりに上手く脱出することができたので俺は朝食の準備でもしますかと思いながら台所に辿り着いた。
さて、冷蔵庫の中には何があるのかなと思いながら開けてみるとあんまり材料がないのだ。
まあ、確かにあんまりなくても仕方がないけどさてさてとどうしたら良いものかと思っていた時にチーズがそれなりにあり、食パンもあるのでピザみたいなやつでも作りますかと決めて作業に移り始めた。
それからしばらくしてから二人が起きて降りてきた時にこちらも朝食の準備を終えて二人を起こしに向かおうとしたけど起こしに向かう手間が省けたと思っていた。
それから俺達は食事をしながら予定を考えていた。確かにここは快適だけどずっとお世話になるわけには行かないのでそろそろ気を見て動くべきだと言うと二人とも賛成してくれてならどうするべきと話し合いをしていた。
「ユリアちゃん、この場所で気になった場所があればそこに立ち寄ってから出るけど何かあった?」
そう聞くとユリアちゃんは気になる場所が二つほどあると返してくれたので俺はそこはとこだと尋ねた。
そうしてユリアちゃん、そしてエルリアちゃんが気になる場所を探索してそれらが終えてからここから出ていくことになった。
そうして気になる場所があると言われて向かったのは学校であった。ここで何をしたのかなと思っているとこの建物には色々とわからないものがあるので教えてほしいと言われたので素直に教えてあげるかと考えながら学校に入って教え始めた。
そのように教えながらも俺は前世で俺も昔は学校に通って学んでいたなと懐かしく感じながら進んでいた。
そんな風に過ごしながら歩いているとなんとも言えない嫌な感じをしたのだ。ここにいると危険な感じをしたので俺はそろそろ帰らないかと提案をするとユリアちゃんが急にどうしたのと聞かれたので俺は素直に嫌な予感をしているから帰りたいかなと言った。
するとユリアちゃんは怯えているのと馬鹿にされていたけど真面目に嫌な予感をしているから帰りたいと強く説得するとユリアちゃんたちは納得してくれて学校から立ち去るのだった。
あれはまるで何者かがこちらを狙っているような気がして落ち着かなった。
くそ、あの野郎!こちらの存在に気がついた・・・いや、こちらの殺気を出しすぎたかもしれない。
あの者はここで殺して置かなければ後々の災いになってしまう。一撃で確実に一撃で仕留める為にももっと慎重に行動をしなければならない。
あいつが化け物にならないうちにここで仕留めて・・・世界を救うのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます