第14話、こんなものまであると嬉しいよね
俺はユリアちゃんにドロップキックを受けた後に説教を受けて静かに聞いていた。まあ、確かに怒られるところもあったけど基本的に俺はドラコンを討伐しているからな、そこを忘れないでほしいと言いながら話をしていると俺の腹虫が泣き出した。
疲れもあって余計に腹が空いていた、ユリアちゃんもそろそろ良いかなと説教が終わったのである。
ここまで長い説教はアヤカ以来になるなと思いながらも俺とエルリアちゃんは先程までいた場所に案内を始めた。
そうして辿り着くとユリアちゃんがここは何ですかと叫んで聞いてきたのでここは異なる世界の街の風景を再現した場所だよと伝えたらなんで知っているのですかと又しても聞かれたので素直に答えてあげた。
「まあ、前世の記憶が残っていてそれがこの町並みと同じだから俺は特にそこまで驚きはしなかったな。強いて言うのであればこの場所にこの町並みがあったことには驚きはしたけどな」
そう言うとユリアちゃんは何かこの街の特徴とかあるのかしらと言われたので勿論だよと言いながら歩いていると周りにあるものを発見したのである。
それはコンビニエンスストア、訳してコンビニがあるのだ。もちろん気になるのですぐに入って調べてみるとなんと商品が置かれておりどれも前世と同じぐらいに見た目はよく本当につい先程まで人がいたかのように思える程に綺麗だった。
そして奥と入ってみて誰かいない確認をしてみたけどやはり誰もおらずそんな意味では少しばかり不気味でもあった。
なのでせっかくの機会なので俺はある事をすることにした、久しぶりにコンビニでアルバイトみたいなことをしてみることにした。
こう見えて高校生はコンビニのアルバイトをしていたので意外と経験を持っている。本当にあの時は初めて仕事をするということだったので滅茶苦茶に緊張したなと昔を思い出しながら着替えて懐かしさを感じていたけどとりあえずユリアちゃんたちの所に戻っていく事にした。
するとユリアちゃんにエルリアちゃんがその格好はどうしたのですかと聞かれたので俺は楽しそうに答えた。
「滅茶苦茶に懐かしい物を見つけたから気になってしまってな。昔はこの姿で働いていたからな、せっかくだから買い物でもしてくれよな。対応はしっかりとするから」
そう伝えると二人とも分かったと言ってから買い物を始めたので俺はレジで待ちながらこんな景色をまさか異世界で見る事になるとは思いもしなかったと考えているうちにやってきたので俺は久しぶりに仕事らしい言葉を出したのである。
「いらしゃいませ、お客様はレジ袋をご利用なりますか。当店では5円ほどになっておりますがご利用なさいますか」
するとユリアちゃんとエルリアちゃんは困惑していたけど俺は笑みをして待っているとお願いしますと言われたので袋に入れながら合計で641円になりますと答えた。
ここでユリアちゃんとエルリアちゃんはお金はと言ってきたので俺は笑って可愛いから免除してあげるよと伝えた。
ユリアちゃんが別にあなたのものではないでしょうがと怒られたけど雰囲気は大切だからなと言って俺は楽しんだ後にコンビニを回ってみてもしっかりと整えているなと感心していた。
もしこれが人の手ならばかなり真面目にやっている人物だなと褒めてあげたいと感じながら俺も何があるかなと自然とカップラーメンがおいてある場所に向かってしまった。
前世の社畜時代の影響がこんなところに出てしまうとは情けないなと思っているとユリアちゃんがそれは何かしらと聞いてきたので俺はこのカップラーメンの説明をした。
「そうだな、これはカップラーメンと言ってものすごく美味しいけど一度食べてしまうと病みつきになってしまって止まらなくなってしまう品物なのだ。前世の世界でどれだけの人間が虜にされてしまったのか数なんて数え切れないほどだった」
それを聞いたユリアちゃんがなら何でそんな危険な物を販売をしているのよと言われたけど仕方がないじゃないか・・・だって美味しいだからと言いながら俺はできる限りにカップラーメンを持ち帰ろうとしていたらユリアちゃんが止めに入ってきた。
「止めなさい!あんた、それが危ないと言っていたよね。その場で忘れてしまうほどに馬鹿なの!?」
「何を言っているユリアちゃん!これはな馬鹿になってしまうほどに美味しい食べ物なんだよ。ならユリアちゃんも食べてみる?」
「何、私までそんなに恐ろしい物の虜にさせようとしているのよ、馬鹿メシア!!」
そんなに怒ることはないだろう、実際に滅茶苦茶に美味しいやつがあるのだからと考えているとユリアちゃんのかごには大量のポテトチップスが積まれていた。
「お前も人のことを言える立場ではないだろうがー!何だそのポテトチップスの山はどんだけ食べるつもりなの」
「別にいいじゃない、これは本当に美味しかったのだから・・・それにあなたも人のことは言えないよね、そのカップラーメンの量は」
「まあ、確かにカップラーメンの多さは確かに桁違いに持っているからそこは否定はできないけどやめておいたほうが良いと伝えておこう」
だって太る原因にもなるからねと伝えるとそれって本当のな話と聞いてきて顔色がかなり真っ青になりながら尋ねてきたので俺はすぐにそうだけどと伝えた。
するとユリアちゃんが少しだけポテトチップスを棚に戻したのだった。やはりユリアちゃんはヴァンパイアとは言え体重は気にするよなと思いながら見ているとユリアちゃんが何よと言ってきたので俺は別にと答えて持って帰るものを集めた。
そうしたら今、拠点にしているところまで持って歩き始めながら話をしていた。
「そう言えばさ、ユリアちゃん。エルリアちゃんはサキュバスだけどそこまで仲が悪そうに見えないけど・・・」
「まあ、エルリアは他のサキュバスに比べて大人しいしそれに近くに少しばかりサボろうとしたら捕獲して水の中に落とすだけにならずワイバーンの餌にしてくるやつに比べたらまだ可愛げあるわよ」
「へえ〜、そんなに酷いやつがいるのだな。そんな奴と離れ離れになって良かったなユリアちゃん」
「お、お前の事だ馬鹿野郎ーー!!何で今の話を聞いて自分ではないと思ったのかしら。本当に脳みそがあるの?」
そこまでにするつもりなのか普通にあるよと伝えてからならもう一度同じ言葉を言えるのかしらと言ってきたので普通に答えると又してもユリアちゃんのドロップキックが繰り出して激突した。
相変わらずに滅茶苦茶に痛いなと思いながらもあちらはかなり怒って俺に対して罵声をしていたけど気にせずに俺が歩き出すとメシアー!と叫び声を上げながら突撃をしてきたので俺は逃げ出すように走り出した。
待ちなさいとユリアちゃんは物凄い気迫で迫ってきたので追いつかれてたまるかと言いながら逃げていた。
遠くから本当に仲が良いのですねとエルリアちゃんが言っていたけどそれは絶対にないからと思いながらもなんとかして家まで逃げて扉の鍵を閉めて籠城の構えをした。
へっへっへっへ、ここまでくればユリアちゃんではどうする事もできまい。
俺はその間にも体制を整えて迎え撃つ準備をしてやると考えて荷物をしまってきてから再び玄関に戻ってくると扉の向こうからユリアちゃんが話していた。
「メシア!男なら出てきなさい、家の中に隠れてそれでも男なのかしら、あなたは」
「別に俺は構いませんけど、見習いメイジが前線に向かうほどに馬鹿ではありませんから絶対に攻撃をしないと約束をしてくれるのであれば扉を開けてあげても構いませんけどいかが致しますか、ユリアちゃん」
するとそんな事は絶対にないからねと言いながらユリアちゃんはこちらにはエルリアもいる事を忘れないでほしいけど良いのかなと言ってきたのである。
確かに心配だけど明らかに罠のことは確定なので向かうことはないですけどと思ってしばらく待っていると向こうは諦めたのか話し合いを始めていた。
「本当に二人は仲良しで良さそうですね、見ているだけでも元気になってしまいそうです」
「いやいや、どこが仲が良さそうに見えるのかしら!?いくら何でも無理があるわよ、それよりもエルリアちゃんって意外と胸が大きい上に柔らかいのね」
「ちょっ・・・待ってよ、ユリアさん。こんなところで胸を揉んではいけませんよ」
なななななにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!扉の向こうでアニメでしか見たことがない美少女同士の胸の揉み合いが今、扉の先で開催されているだと滅茶苦茶にみたいですけど。おかずの確保したいですけど・・・いやいや、落ち着け落ち着け俺!!罠に決まっているから落ち着かせるのだ。
と必死になって俺は高ぶる本能を必死に抑えながら魔法などの迎撃準備をしていた。そうだ、これはユリアちゃんが俺を誘い出すための罠に決まっている!
だからそこ俺は精神を落ち着かせて対応しなければならない煩悩を捨てて無の境地に辿り着かなければならないと必死に自分に言い聞かせて耐えていた。
どうやら勝負は長引きそうだなと長期戦の覚悟を決めて待ち構えているのだった。
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