第12話、ダンジョンの探索は苦労は当たり前
さて、これ程の巨大なダンジョンは俺が聞いたことも見たこともない程なのでどこから調べたら良いのかと考えていた時に谷底からワイバーンが現れたのである。
ここもワイバーンが現れるのかと俺はヤッターと喜んでいるとこんな状況でも喜んでいるのはあなた程のドラコンオタクだけよとユリアちゃんに怒られた。
でも余計にこのダンジョンを破壊したくなくなってしまったな。出来る事ならばここを安全に保管とかできるのであればしたいのだけどと考えていた時に俺はある疑問が起きたのでユリアちゃんに尋ねてみた。
「そう言えばさ、ユリアちゃん。気になったけど強い魔族ってダンジョンを支配している事があるけどさ、それってユリアちゃんも強くなれば出来るようになるの」
「それはまあ、強くなればダンジョンのコアに私の魔力で染めてしまえばこのダンジョンを支配できるようになるけどそれをするには大きな力が必要だしそう簡単には出来ないけど・・・もしかしてメシア、私を強くさせてここを支配下においてワイバーンたちを手に入れるつもりなのかしら」
「逆にそれ以外に何を考えていると思っている?俺にとって見れば最高の機会だ」
そう、俺からすればこの状況はこれ以上もない展開なのだ。
ユリアちゃんのレベルアップの為に戦いながら夜は俺がレベルドレインをさせられて楽しみながらユリアちゃんを強くしてそして最後はこのダンジョンを支配して多くのワイバーンを手に入れる。
俺がやりたい事のオンパレード過ぎて困るほどでありここで逃げ出す男ではない。絶対に成し遂げてみせると意気込んでいた。
するとユリアちゃんが呆れた顔をしてでもあなたはやり遂げるまで帰るつもりはないのでしょうと言われたので笑みで勿論だと答えた。
それでも先にこのダンジョンの把握が大切だからワイバーンを撃退して先に進む事になった。
本当に地上と間違えてしまう程に景色がダンジョンとは思えない事になっていて普通に外を歩いているみたいに思えた。
それにしてもこんなに広いのであれば何か来ても良いと思うけどなと考えているとワイアーが何か感じたのか怯えていたので何か来るなと理解して俺はすぐにユリアちゃんに伝えたのであった。
「ユリアちゃん!何かとんでもないやつがこちらに迫ってきているからユリアちゃんはファイアーワイバーンのワイアーを引き連れて遠くに逃げていて」
ユリアちゃんはそれを聞くと分かりましたと言ってその場から避難したその時に前の方から巨大な足音が聞こえてきて早速お出ましかと思いながら戦闘態勢をしていた。
すると前から現れたのは信じられないぐらいに巨大なドラコンだった。マジで格好いいと思っている場合ではない事ぐらいは理解した。
でもこれだけの巨大なドラコンでもあれをすれば倒せるかもしれないと感じてすぐにファイアーを発動してドラコンの顔面に向かって放ってそうして持続的に顔面のみを焼き始めた。
多分、ファイアー・・・いや、ファイガーでもあのドラコンを倒す事はできないだろう。そして俺の力ではあの硬い鱗に覆われているドラコンの皮膚に傷をつけることなど不可能のことだと考えられる。
そうなると正当方法では勝つことは不可能・・・ならばここは少しばかり違うところから攻めるしかないと考えて俺はドラコンの頭に向かってファイアーを出し続けた。
すると俺の考え通りにドラコンが苦しみ始めた。そう、俺は普通にやっても勝てないからあのドラコンに二酸化炭素中毒を起こしたのである。
いくら巨大なドラコンでも生きるためには酸素は必要不可欠!ならば俺はそれをやつに与えない為にもファイアーでドラコンの頭を焼き続けていた。
それでもがき苦しんでいるドラコンの攻撃を避けながらファイアーを出し続けているとついに息ができずに倒れ込んだので俺はファイアーを出しながらドラコンに近づいてみるとかなり接近をしてきたのに反撃もしてこないのを見るとかなり弱りきっているまたは死んでしまったかもしれない。
そう考えた俺は持っている得物でドラコンを刺激をしてみたけど反応がなく死んだのかと思いながらも念には念を入れてファイアーを出し続けた。
この戦法は前から考えていたけど魔力の消費が激しいのでレベルが低い時には扱えない戦法だったけどここまでレベルが上がればできると思っていたけど見事に成功してドラコンを倒していた。
さて、倒し終えた事だしファイアーをやめた。それにしてもかなり疲れたなと考えていた時に地震が起きて何事だと思っていると俺がいる場所が真っ二つに割れて地面が奈落に落ちて俺もその勢いで谷底に落下をしてしまった。
俺は急なことにどうしようと思っている時にまさしく生きたいと意思がとんでもない方法を編み出したのであった。
すぐにメイジとして着けていたマントを取ってそれを両腕でしっかりと掴み、最後に真ん中にファイアーを出して気球みたいなものを作り出した。
流石に上昇は出来なかったが落下の勢いをかなり弱めてくれて奈落に落ちてしまったが怪我はせずに着地をしたのだった。
それにしてもかなり落ちてきたな急な事だったから気にせずにいたけどこれを自力で登り切るのはとても無理だな、ここはやはりワイバーンをテイムして騎乗してここから脱出するのが現実的だなと感じてまずはワイバーンを探し始めた。
しかし、辺りを見渡してもワイバーンの姿どころか魔物の姿も見つからずにいたのである。流石にここまで落ちて生きている生物がいる方がおかしいかなと思っていた時に何処からか気配を感じるのだ。
それも魔物と言うよりは魔族らしい気配なのでもしかしてここって魔族たちの拠点だったりしますか。
そうだったらいくらなんでも危険な状態になってしまうのですけどだってレベルが52レベルと言っても所詮は見習いメイジだから近接戦は苦手なので一人では勝てません。
これがファイターとかだったり近接戦の職業についていたら勝てるかもしれませんけど少なくても見習いメイジでは無理!
戦ってもジリ貧で負けてしまう未来しか思いつかない、ましては今はドラコンを討伐した後でかなり魔力を消費をしているのにこれ以上の厳しい戦いができるとは思えないと考えた俺は密かに逃げ出そうとしていた時に声をかけれた。
「あの・・・人間さん、ですよね?どうしてこんな場所にいらっしゃるのですか」
誰と思って俺は振り返るとそこには見た目が少しばかり地味そうなサキュバスがそこにいたのだけど俺にはすぐに理解をしたのだった。
まず見た目が水色のロングヘアーにクラウンハーフアップをして目の色も髪の毛と同じ色をして綺麗である、しかも顔は髪の毛で隠しているが先程に少しばかり見えたがかなりの好みだ・・・ストライク!
次に胸の大きさも俺がまさに理想している大きさで並乳から巨乳の間であり、しかもスタイルも完全に好みすぎる・・ストライク!!
そしては決めつけにこんな初対面でもこちらに対して気を使う姿勢、受け側の性格をしており、ストライク!!!俺の下の息子が完全にバッターアウト!!!!
良し!取りえずサキュバスだから襲っても問題ないよね。それにこんな場所に誰もいるはずがないだろうと俺は完全にいろんな意味の捕食者になっていた。
それに気がついたのか向こうが怯えながら私を殺さないでくださいと泣きながら命乞いをしてきたけど俺はすぐに返答をしてあげた。
「安心してほしい、君を殺す為に来たわけではないから。それに俺もたまたまにここに落ちてきた訳であるから気にしないでほしい・・・と言いたかっただけどな君はあまりにも可愛すぎるからな」
すると向こうは怯えながらそれはどんな意味でしょうかと言ってきたので俺は言葉ではなくて行動で返答をする事にした。
怯えている彼女に近づいてから俺はキスをして意思を伝えると彼女はこんな地味なサキュバスなんかに魅力なんてありませんからと悲しそうに言っていたけど俺はそんな事はないからと言って彼女を姫様抱っこして夜の営みが出来そうな場所を探しているとすぐに見つかり俺は優しく彼女を押し倒した。
すると本当にするのですか、こんな地味なサキュバスですよと言っていたけど俺は君を見て魅了されてしまったのだからと言って俺は彼女を美味しく頂き始めたのだった。
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