第5話、新たな出会い
俺は故郷から旅立ち、目的の所まで向かっていた。王様が俺に与えてくれた領地にまもなく到着しそうになっていた。
しかし、辺りはすっかり夜になりこれ以上は歩くのは危険かもしれないと考えている時に森の方から生き物がいる音が聞こえたのである。別に小動物なら構わないがこれがそれなりの魔物であればかなり厄介なことになりそう。
おいおい本当にこちらは疲れているのだから勘弁してほしいと思いながらもすぐに臨時態勢をしていたけど生き物はこちらに対して襲ってくることがないので小動物だったのであろうなと思いでほっとしてその場から立ち去ろうとした時に微かであるが人の言葉らしいものが聞こえたのであった。
マジか、近くに弱りきっている人でもいるのかと俺はそう考えて声が聞こえた方角に進んでみた。
進んでみるとそこには人形の人物がそこにいたのだけど少しばかり人にはありえないものが一緒に体についていたのである。
背中あたりに黒い翼が生えておりこれで羽などもあれば堕天使と考えられたが形では完全に魔族の物でそれに頭に生えているコウモリの羽みたいなものは完全に魔族であり少なくても目の前の彼女は人間ではない事は理解した。
でもだからどうしたと言うのだ!滅茶苦茶に好みの美女で胸も並乳から巨乳の間で金髪のロングヘアーをしている美女または美少女が目の前にいるのだ。
俺は歓喜の声を内心で叫んでいた。遂に来たーと思って喜んでいたけどすぐに俺は意外な事にも冷静になれたのである。
その理由として目の前の彼女がサキュバスなのか吸血鬼なのかは分からないけど俺の幼馴染のアヤカに似ていたからもちろん髪の色や目の色などは違うけど雰囲気的にも見た目的にも似ており俺は驚きを隠せないでいた。
すると向こうが何か覚悟を決めたように話したきたのである。
「・・・いいから、さっさと私を教会などに突き出しなさいよ。こんな天才ヴァンパイアを捕まえたのだから貴方はきっと大変名誉になる事よ」
「・・・申し訳ないけど貴女からはその天才ヴァンパイアとは思えないですけど。どちらかと言うとポンコツに近い感じを足している気がするのですけど」
「ばばば、馬鹿にしてきたな。そこまで言うならお前を眷属にさせてやる!」
そう言って襲ってきたけど元々疲れ果てていたのかそれとも俺が強くなってしまったら弱く感じてしまったのか。あっと言う間に倒してしまった、その後に動けなくなった彼女に声を掛けて話をした。
「もしもし、これ以上は抵抗しても無駄ですよ。それよりも話をしませんか、上手くすれば俺は教会の人にあなたのことを話しませんから」
それを伝えるとヴァンパイアはそれは本当にと嬉しそうにしてこちらを見てきたので勿論と伝えるとありがとうと言われた。
こうして他人からありがとうと言われたのは久しぶりかもしれないなと考えながらも彼女を見ているとアヤカがまるで戻って来たように思ってしまいつい言葉を出してしまった。
「アヤカ!・・・いや、ごめん。今の言葉は忘れてくれ、昔にいた知り合いに似ていたからついつい言葉を出して申し訳ない」
「別に構わないわ、それぐらいの事は許してあげる・・・でもね、私はユリアと言うしっかりとした名前があるから覚えておきなさい」
そう言って彼女、ユリアは先ほどの失言を許してくれてから話を始めてたのである。彼女がなんでこんな所にいるのかを聞いてみると素直に教えてくれたのであった。
それは元々は魔王軍に仕えていたらしいけどユリアが属していた場所は勇者や冒険者たちによって壊滅してしまって他の場所に逃げ出したのだけど上司の仇討ちをしなかったとして魔王軍からも追われる目に遭ってしまったらしいのだ。
それを聞くと本当に災難だったなと感じてしまった。彼女が特に悪いと言う訳ではないのにこんな目に遭わされて不幸だなと思っているとユリアが俺に対して話しかけてきた。
「そうだ、貴方もここまでどうして来たのか経緯を話しなさいよ。私だけ話すのは卑怯ではありませんか」
確かにその通りだなと感じたので素直にここまでどうしてくる事になったのかその理由など教えるとユリアちゃんは顔を真っ青になってあることを教えてくれたのである。
「そのダンジョンにあったコアと一緒にあった宝玉みたいな珠は魔王軍の四天王の一人、不死身のジャーク様の心臓よ。貴方、よくそんなものを見つけて破壊できたわね。普通に聖水とかかけてから炎属性の魔法を宿した武器でもないと壊せないのに」
・・・滅茶苦茶に偶々にそうなっただけなんですけど!?そんな方法しか倒せなかったの、しかも俺はそんな方法を上手いことに引き当ててしまったのと驚きを隠せないでいたけどとりあえずついでに虹色に光るキノコに関しても尋ねてみた。
するとそのキノコはダンジョンで稀に出てくるキノコでそれを食べると次の獲得経験値が信じられないぐらいに多くなるらしい種類として銅みたいに輝いているのが3倍ほどで銀色が十倍ほどであり金色が百倍だと言うのだ。
そして虹色は伝説と呼ばれていて食べれば千倍とも言われているらしいけど実際に確認は出来ていないというのだ。
もしかして俺はそんなに確認されていない伝説とも呼べるキノコを知らずに食べてしまったという事と思っているとそれでその後に倒したのはあのジャークだと言うのだから俺の体は今は信じられないぐらいに経験値が溜まっているというのだ。
もし上級職になってもすぐに限界値まで上がってしまうほどに溜まっている可能性が高いらしいけどそれで俺になんの得があるのかと尋ねるとユリアはこちらを見て答えてくれたのであった。
「ねぇ、そんなに経験値が溜まっているなら私に少しだけでもレベルドレインされてみない。もちろん極楽の快楽を与えてあげるから」
そうして誘ってきたユリアの姿はまさしく淫魔と呼べる相応しい姿や表情をしてきていた。
そんな誘い・・・受けるに決まっているじゃん!!こんなに可愛い子で童貞を捨てられるってかなりの名誉だよ。しかも相手から誘ってくるというおまけ付きだ。
代償はレベルドレインのせいで1レベルぐらい下がってしまうことだけどこんなに可愛い子で夜の楽しみを出来るならどうでも良い事だけどなと思いですぐに承諾をした。
決まりねとユリアちゃんは嬉しそうにしていたので俺は早速、俺はレベルドレインをさせるために準備をしてこちらから動き出したら向こうが真っ赤にしながらもう、と言うかここでしちゃうのと慌てている表情を見て俺の息子はとんでもない主砲の準備を始めていたのである。
こんなに可愛い反応をされてしまうと本能的に興奮するのは仕方がないことであり、そんな意味で言うならこの子はある意味だけど淫魔の才能があるとも言えるかもしれないと思っていた。
すると慌ててながらユリアちゃんが実は私は初めてだからしっかりとできるか分からないからと言ってきてこんなに可愛い子の初めての相手ということが分かっただけでも下の息子が絶対に逃すなとかレベルドレインを絶対にされよと言ってきて仕方がなかった。
俺は下の息子の意識に完全に支配されて思うままに可愛く慌てている彼女を襲うのだった。
そしてまあ、気がつけば朝日が登ってしまっていた訳だ。彼女はレベルドレインもしっかりとできたみたいでレベルが上がっていて喜んでいた。
俺もこんなに可愛い子で童貞を卒業出来たので嬉しかったけどここで俺はある事を思い出してしまう。彼女は確か、ヴァンパイアと名乗っていた気がするから朝日とか大丈夫なのと思って尋ねてみた。
すると意外にも力こそは衰えてしまうけど命には別状はないらしいので安心していた。とりあえずは目的の場所にともに向かわないかと俺は誘った。
上手く行けばユリアちゃんをメイドとして雇えることができるかもしれないからと伝えるとそれはこちらからもお願いしますと言ってきて交渉は成立したので二人で話をしながら目的の場所に向かう事になるのだった。
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