第3話、何!?レベルが高いとサキュバスや吸血鬼に狙われやすいだと!

俺はとりあえずファイアーで加熱して怪しいキノコを完食したのであるが何も変化はなかった。毒はなさそうであるなと感じながらも他に変わったところはないかと探してみたが特に見つかることはなかった。



普通に美味しかったなと思うぐらいだった、なんせ虹色になっていたキノコだから何かあるなと期待をしていたのだけど何もなく少しばかり悲しかったけど悪い効果よりは遥かにマシなので気にせずに作業に戻ろうとした。



それにしてもこれをどうすれば完全に倒せるのかなと考えた末に俺は残しておいた聖水をここで使う事にしたのである。



聖水は悪魔や魔物にかなり効果的で絶対にダメージを与えられるから俺は勿体ない気がするけど完全に仕留める為にも俺は聖水を取り出してその玉にふり掛けた。



それから俺は持っていた杖でファイアーを宿して突き刺したのであった。これで仕留めることが出来ただろうと思った次の瞬間に先程の痛みなど比べ物にならないぐらいの強い痛みが襲ってきたのである。



やばいやばいこれは相手が攻撃してきたら反撃する事ができるのかよと思いながら痛みに耐えることが出来ずに崩れ落ちてしまった。



くそ、こんな所で終わりたくないと必死に思いながらこうなるのであれば貯金をすべて使い果たした後にでもこうなれば良かったのになとそれを最後に俺は気を失ってしまった。








「メシア、私が大きくなったら絶対にメシアのお嫁さんになるね」



「分かった、僕も君に相応しい男になってみせるから待っていて」



とある木の下で幼い二人がそのように約束していた。男の子の方はそれから約束した幼馴染のために必死に強くなり強くなろうと必死に頑張っていた。



そんな日々が続いていたある日にジュンと言う男が現れて来たのである。最初は別に何処にでもいる男性の幼馴染として扱っていたけどある日に幼馴染を奪おうとしていることが分かり俺はそれからはジュンに敵対するようになった。



冒険者にもなり誰よりも頑張ったがジュンは全然頑張らずとも俺よりも才能がありそうして俺は幼馴染をあのジュンに奪われてしまったのである。



そして幼馴染は俺の事を平気な顔をしてサヨナラを言ってから俺の元から立ち去った。俺が必死に泣きながら必死に呼んでも彼女は振り返らずに俺の元から消えていった。





その瞬間に俺を意識を回復させて視界がダンジョンに戻っていた。そして嫌な事を思いだしてしまったなと気分は最悪だった。



それにしても先程の痛みは何だったのであろうかと・・・まあ、先程の痛みよりも夢に見たあの光景のほうが俺にとって見れば辛かったけど。



そこはともかくまずはステータスでも確認して見ることにした。どれだけ成長をしているのか楽しみにしてオープンしてみた。



メシア

職業、見習いメイジ  レベル51


力 126

速さ 237

魔力 1236

防御力 482


魔法

ファイアー


技能

鍛冶スキルA

結界A

調合A



・・・うん?俺の目は可笑しくなってしまったのかな俺の目にはレベルが50に見えるのだけどな。何かの幻覚でも受けているのかなと思うほどに可笑しいステータスになっていた。



もしかして先程のキノコの影響としか考えられないと思っていたけどとりあえずここには要はなくなったからまずはあの魔物の群れがいなくなってくれると助かるのだけどなと思いで恐る恐る扉を開けてみると出待ちをしていますけどと俺は上がったこのステータスを信じるしかないのかと思いで俺は扉を開けて逃げ出した。



やはりレベルアップしているおかげで先程よりも体が軽くなっており身動きが取れやすくなっていたのでそのまま逃げ切る事に成功したのだった。



そうなるとこのレベルは正しいのかなと思ったけどひとまずは街に帰り一休みをしてから調べてもらう事にしようと決めた。



足取りはレベルアップの上に荷物もほとんど使い果たしてしまったのでかなり身軽になり行きよりも早く到着するのであった。



俺が到着して冒険者ギルドに戻るとみんなが揃って出たーと驚いた顔をしてこちらを見てきたけど別にそこまで驚くことではないだろうと思っているとあの時に置いて逃げたことは謝りますから助けて下さいと泣き出す者も現れ始めた。




そこまで俺は怒っていないから総合的に良いことのほうが多かったから少なくても怒ってはいないから安心してくれと伝えた。



まあ、それでもしばらくは混乱は続きてしまったけど落ち着いてから俺は起きた事を隠さずに伝えるとまずはダンジョンコアを破壊したことを感謝された。



実はギルドの管理者と教会の者たちにはどんな実績をしたのか見る事ができるらしいが俺はしっかりとコアを破壊した事を記載されていたので嘘ではないことは証明された。



とりあえずは俺は強くなったと嬉しくなっているとギルドの方からここまでレベルが上がるとと言って俺にあることを教えてくれたのである。



それは高レベルの冒険者はサキュバスや吸血鬼に非常に狙われやすくレベルドレインをさせられてしまうらしい。



そうしてサキュバスまたは吸血鬼は強くなり冒険者たちは弱くなってあっと言う間に倒されてしまうという事らしいので注意してくださいと言われた。



・・・何!?美少女または美女しかいないサキュバスまたは吸血鬼に襲われるだと!!最高じゃないか、俺はそんなに可愛い子にレベルドレインをされるなら本望だ!!!



ならこうしてはいられないダンジョンコアの破壊でお金が手に入り余裕ができたからダンジョンなどはもう良いかなと思っていたけどそんな事なら俺は続けるぞ。



まだ分からない運命のサキュバスそれか吸血鬼に出会うために俺は冒険者を続けてみせる。そして上手く行けば俺が考えている通りに展開がなると信じている。



その為にも今回で獲得したお金は貯金に回して俺は今後はお金よりもサキュバスまたは吸血鬼が現れやすい食えばかりをしてそうしてサキュバスに夢の体験をお願いして弱くなってから引退と・・・俺ながら完璧な流れじゃないかと感心していた。



別にここまでの資金が溜まればそこまで贅沢はしなくても一人ぐらいの一生は暮らしていけると俺は考えていた。



今から人生のパートナーを見つけることなどできないと俺はそう考えているから余計にそんな事は一切に思っておらずにそれから俺は運命のサキュバスもしくは吸血鬼に出会う為にいつもよりも難易度が高いクエストを選ぶようになっていた。




しかし、冒険者ギルドはあれ程にサキュバスまたは吸血鬼が出やすくなると言っていたのに全くも全然、俺の前に現れてくれないじゃないかと嘘でも流したのかと俺は思った。



しかし、そんなある日に俺は高レベルのクエストばかりを受けてはクリアしていたので何処からか目をつけられてしまったのか俺は王都に向かうことになってしまったのである。



俺はサキュバスそれ以外だと吸血鬼探しに忙しいですからお断りしますと言いたかったけどそんなことを言ったら狂人扱いをされてしまうのでそれはかなり厄介なことだからひたすらに耐えるしかなかった。



本当なら嘔吐に向かう時間があるぐらいならサキュバスまたは吸血鬼の一人二人ぐらい探していた方がどれぐらいに効率が良い事なのかと考えながらも王様の命令に逆らったら老後は訪れないので仕方がなく向かって行くのだった。

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