第7話 其々の決意(中編)

 智久に掛かってくる絹子からの電話の本数は、日に日に増えていった。体のだるさが酷くなるそうで、体の不自由さと蒼子との不自由な生活でストレスが溜まっているのだ。最近は特に腹部に水が溜まってきて、あまり動けなくなっているらしい。母の部屋は二階にあるので、一階に降りなくてはならないトイレさえも面倒になってきているのだと言う。そんな状況にも拘らず、蒼子は何にもしてくれないと言うのだから困ったものだ。本来ならば姉さんも大変なんだと庇うのだろうが、最近蒼子と一悶着あった智久としては庇う気にもなれない状況なのだ。

 そんな中午後の業務も一段落着いた十六時頃に、智久はスマホのバイブに気が付いた。母・絹子からだ。智久は、イヤホンを耳に突っ込みながら電話に出る。

『もしもし、どうした?』

『仕事中やろ?ごめんねぇ。』

電話の本数が増えても、大体十九時過ぎに掛かってきていた。だから、今回は何事だと智久は訝った。

『どうした?動けんの?・・・・ん?』

矢継ぎ早に聞く智久に、絹子はたじろぎながら応えた。

『いやいや、何でもなかとけどさ。アンタの声ば聞いとこうかって思ってねぇ。忙しかやろうにゴメンねぇ。』

智久はいきなりの電話で驚きはしたが、内容的には普段の会話と変わらなかったので安心していた。母の事を思えば暫く話しを聞いていてあげたかったのだが、職場で職務中という状況ではそうもいかない。智久は、掛け直す旨を伝えて一旦電話を切らなければならなかった。

『お袋、御免けど仕事終わってから掛け直すけん。』

数時間が経ち、自宅の最寄り駅を降りたところで智久は絹子に電話を掛けた。

プルルル・・・・プルルル・・・・ガチャ

『んっ、智久ねぇ。』

智久は母・絹子が、苦しいのを我慢して声を出しているのが解った。

『さっきは御免ねぇ、職場やったけんで流石になごう話せんでねぇ。』

『いや、よかとよ。お腹はふくらんどるしねぇ、なんとなく最後にアンタの声ば聞いとこうって思うて電話したとさ。』

『最後って、まだまだ時間はあるって。そいで、ご飯は食べれよると?』

『ん〜食欲のなかけんねぇ、ちょこっとパンば食べたくらいかなぁ。』

『おじやとかおかゆを、姉さんに作ってもらえんとね?』

智久は、ありえない事と思いつつも聞いてみた。

『いや、アンタ解っとって聞きよるやろ?あん子が、そがん事してくれる訳なかろうもん。』

絹子は、少し笑いながら返した。

『そうか、御免々。でも、何か食べとかんといかんやろうにねぇ。』

『・・・・今日もさぁ、抗がん剤のせいかなぁ?喉のものすごうものすごく乾くとさっね。そいで蒼子に出かける前に悪かばってさあ、そこの近所の自販機でスポーツドリンクか何かこうて来てくれんねって頼んだとさ。』

『うん、そいで?』

『そいで、・・・・・まだ何も買てきてくれとらんさ。』

『はぁ?朝の話しやろう?・・・今、十九時過ぎよ?』

そうけんでさそうなんだよ。車で出かける前に、買て来てくれるかなって思うとったらさぁ。』

『えっ・・・・、そいやぁあんまいやねぇ酷い事するねぇ。でっ何か飲んだとね?』

『うんにゃぁ、何も飲んどらんと。下に一階に降りっともせからしゅうして面倒くさくてねぇ。そいけん、喉カラカラさぁ。』

そんな会話をしながら、絹子はまたかけると言って電話を切った。

 智久は余命宣告を受けた母にさえ何もしてやらない姉・蒼子に、苛立ちと共に恐ろしさを感じていた。

「何が、姉・蒼子にここまでの無関心を貫かせるのか。」

智久が考えるに、人は歳をとると共に丸くなり優しさや思いやりなどが増していくものだと思っていた。若い時に苦しんだ分、人に対しての優しさや思いやりが出てくるものだと。しかし姉・蒼子を見る限り、そんな事など微塵も感じる事が出来ない。

まるで、積年の恨みでもあるかの如く振る舞っているのである。余命宣告を受け、少ない時間を必死に生きている母・絹子に対する姉・蒼子の言動の異常さ。智久はこの怒りと共に感じた恐怖を、世の中の誰も理解は出来まいと思った。

「これが瀕死の親に対する、娘の執る行動なのか?」

智久は父親の最期の時にも感じた姉・蒼子の冷酷な対応が、母・絹子にも向けられているのを確信していた。ただ、蒼子の言動の根源にある物は何も思い付かなかった。物思いに耽りながら歩いていると、智久はいきなり肩を叩かれて飛び上がる程驚くのだった。

『コラ!』

智久が恐る々振り返ると、そこには意地悪な笑みを浮かべた絵里が立っていた。

『流石に四十のおっさんにはキツいってぇ。心臓止まるかって思ったぁ。マジで、もぉ〜。』

へたり込みながら言う智久を、ケラケラ笑いながら絵里は話した。

『何か俯いてさぁ、暗〜い感じだったからさぁ。どうしたの?また、・・・・お姉さんの事で?』

智久は、立ち上がりながら応えた。

『う〜ん、そうなんだよね。お袋が余命宣告受けたからさ、その件で姉さんと口論になってっていうかさ。』

『えっ、・・・・口論って。』

『うん、全く何考えっているのか解んないんだよね。特にさ、こっちに東京に呼ぶ準備しようとしてた矢先だったから尚更腹立つしね。』

『そっかぁ〜・・・・。』

智久と絵里は母・絹子を東京に呼んで、ストレスの無い生活の中で最後を迎えてもらおうかと話し合っていた。あとは、絹子の返事次第なのだが。

『ってか〜、絵里ちゃんこそどうしたの?』

不思議そうに見る智久を、絵里は茶化す様に言った。

『トモ君は良い男なんだけど、そういうところが鈍いんだよなぁ。だから結婚出来なかったんだよ!』

『へっ・・・・?』

キョトンとした智久の腕に、絵里は絡み付く様に抱き付きながらながら歩き出した。

『最近元気のない彼氏を、優しく癒す為に早く帰って来てくれた天使なんだから。もっともっと、喜ばなきゃダメでしょ!ほら早く〜。』

『有り難う絵里ちゃん!癒してぇ〜!』

『マッカセナサイ!』

何となく、西日本風の話し方で絵里は返事した。

『全然違うよ!それじゃあ、日本語覚えたての人だって。』

笑いながら自宅に向かう二人には、これから迎える辛い戦いの事など想像も出来はしなかった。




 蒼子は、市内のとある事務所を訪れていた。市内の中心街に近く、もう暫くすると向かいに新しい市役所が建ついう。そんな、市内の一等地にあるビルの四階に、その事務所はあった。

『そうですか、余命宣告をねぇ。・・・・判りました、早急に書類の作成と資料をまとめておきます。下準備は済んでおりますので、直ぐに整います。いいですか、くれぐれも弟さんには御内密にお願いしますよ。』

『はい、勿論です。』

蒼子は、微笑みながら応えた。

『そしてもしかしたら弟さんの周りに、入れ知恵をしている連中が居るかもしれません。くれぐれも気を付けて下さい。』

二人の密談は、・・・・続いた。




 土曜日の十時過ぎ、曇天の空を見上げる様に智久は目を覚ました。覚ましたと言うよりも、絵里に覚めさせられたのだが。

『ほら、トモ君そろそろ起きなよ!もぉ〜お昼になっちゃうじゃん!』

スマホでアップテンポの曲をかけ、それを智久の耳元に置きながら絵里が言った。

『はい、は〜い。分かったってぇ〜ごめん許してぇ〜。もう起きるからさぁ〜。降参です!はい。』

『うむ、解ればよろしい!早く起きて、ご飯食べるよっ。』

腕組みをしながら、絵里は智久に言った。フラフラと立ち上がり、智久は洗面所に向かい歯磨きを始めた。顔を洗ってリビングに戻ると、絵里がスマホを差し出した。

『お母さんからだよ!』

ディスプレイを見せながら、絵里がスマホを渡した。智久は、スピーカーモードにして話し出す。

『もしもし、どうした?』

智久は、優しく話しかけた。

『う〜ん、何もなかとけどさ。昨日くらいから、ますますお腹の膨らんだごたっけん(みたいだから)。|きつうして(だるくって)ねぇ。』

『来週、一度帰るけん。姉さんとの生活も、そろそろ限界やろうしさ。まあ自営業やから、こういう時には動き易いけんさ。』

『あら、そうねぇ。迷惑かくんねぇ。蒼子の事は、ようは解らんとやもんねぇ。毎日事務所に行きよるとかしゃん行っているのか、何処行きよっとか知らんけどねぇ。今日も、らんごたるしねぇ。』

智久は絵里の方へ視線をやって、少し眉間に皺を寄せて首を振った。

『お袋、真剣にこっちに連れて来ようって思うとるけん。姉さんと、辛か思いばしてまで一緒に居らんでよかろう?ねっ!』

『そうねぇ、有り難うねぇ。』

『そいにねぇ、お袋に合わせときたか人もおっけんでさぁ。』

『????』

智久は絵里の眼を見て、口を尖らせてスマホをうながし話す様に勧めた。絵里は、顔を真っ赤にして話しかける。

『初めまして、智久さんとお付き合いさせてもらっている岡本絵里と申します。』

『へっ・・・・?ああ、そういう事ね。初めまして、智久の母で絹子と言います。もう、草臥くたびれたオッサンやけどよろしくお願いしますねぇ。』

『っとまぁ、色々とあるんやけんで頑張ってくれんね。』

智久は、軽く絵里の肩を抱き締めて言った。

『あらぁ〜、そいはちょっと気張らんと頑張らないといけんねぇ。そうねぇ、よかったよかった。こいで、心配事の一つのうなったばい無くなった。』

それから暫く、三人で軽く会話をして電話を切った。

『ビックリしたぁ〜、トモ君いきなり振るんだもん。』

絵里は、智久の脇腹をくすぐりながら言った。二人は、母・絹子が上京してからの新居に、話しの花を咲かせながら週末を過ごした。




 翌日の夕方、母・絹子は強い腹痛に顔を歪ませていた。ベットから何とか立ち上がり、一階のトイレへ何とか辿り着き事なきを得た。額の脂汗を手の甲で拭いながら、ふとリビングの方から聞こえる音に耳を傾けた。

『ククククッ、アハハハハ・・・・』

普段は耳にする事のない、蒼子の笑い声がする。絹子がそうっと覗いてみると、リビングで御贔屓アイドルのテレビ番組を見ながら笑っている蒼子の姿が見えた。

「蒼子の笑顔・・・・久しぶりというか、はじめて見た。」

絹子は、複雑な気持ちで二階の寝室へと向かった。そうっと、蒼子に気付かれない様に。息を殺して階段を上りながら、絹子はふと思った。

「このは、私の事など気にもしていないのではないかと。」

そして昨日の智久との電話を思い出し、ゆっくりとベットに横になりながら呟くのだった。

『智久の処に、行ってみようかねぇ。あいたたた・・・。』

絹子は智久と交際していると言ってくれた、岡本絵里との会話を思い出しながら口元を緩ませた。

『孫の顔の見たかねぇ。』

絹子は、微笑みながらゆっくりと瞼を閉じた。




 日曜日、智久に懐かしい男からの電話がかかる。元バンドメンバーで、ボーカルを担当していた財前正則ざいぜんまさのりからである。四人編成で組んでいたバンドのリーダーで、バンド解散以来の連絡になる。

『もしもし、久しぶりっすねぇ。』

『ああ、久しぶり。トモ智久、・・・・お前の配信している曲聞いたよ。なんって言うのかな、俺が言えた義理じゃないけど。かっこいい曲だと思うよ。』

財前は智久よりも二歳年上で、バンド活動中には既に既婚者であった。それ故に家庭と自分の夢に挟まれて悩み、音楽の道を諦める事でバンドは解散する事になった。

バンド活動中も財前と智久は、あと二人のメンバーが羨むほど仲が良かった。ただ仲が良かっただけに、自分が理由で解散した事に負い目を持った財前は智久への連絡を出来ずにいた。

『正則さん、そんな言い方するのはやめてくれよ。正則さんだけが、解散の理由じゃないじゃん。どんなにライブで盛り上がっても、それで家族を食わせていくって事に直結出来なかったんだもん。正則さんが決断しなくっても、いずれは誰かが同じ決断をしていたと思うよ。』

『ああ、トモにそう言ってもらえると・・・・助かるわ・・・・。』

『でも、聞いてくれていたんだ!俺、・・・・それだけで嬉しいっすよ。特に、最近はイライラする事が多かったんで。』

財前は、ちょっとした会話から智久らしくない感じに気付いた。温厚で気の長い智久から、イライラするなんて言葉が出る事などあまりなかった。長いバンド活動の中でも、智久が怒るとこなど数回しか見た事がない。笑顔の裏で、我慢して溜め込んで爆発する。だから爆発した時には、宥めるのが大変だった。そんな智久が、久しぶりに電話をかけた自分に愚痴を漏らす。財前は、単刀直入に聞いた。

『おいトモ、・・・・何かあったのか?お前がイライラするなんて、珍しい事言うじゃないか。何があったんだ?』

流石は財前だと、智久は思った。絵里以外の人間には、誰にも言っていなかった。それなのに久々の電話で、しかもたった数分で気付かれたのである。智久は仲が良くて兄貴の様に慕った財前に、今の状況を話す事にした。

『うん、実は・・・・お袋が三年程前から膵臓癌になっててさ。去年肺に転移してたんだけど、抗がん剤でなんとか事なきを得ていたんだよね。』

『ええっ!お袋さんが?マジか、・・・・それで?』

『大型連休に帰郷して、顔は見てきたんだけどね。その他の事が、悩みの種になったりしててね。ずっとストレス抱えてたんだ。』

財前は、少し考えて思い出した。

『んっ・・・・、それってあの変わったお姉さんの事言ってんのか?』

智久は、俯きながら応えた。

『そうなんだよ、・・・・その変わった姉さんが困ったもんでねぇ・・・・。』

智久はショートメールの内容から大型連休の奇行、そして最近の電話でのやり取り等を全て話した。

『そんな中、お袋が先日余命宣告を受けたんだよね。「あと三ヶ月です。」って、言われたんだってさ。お袋自身も姉さんとの生活が辛いって言ってるし、こっちに呼ぼうとしてるんだけどさ。いざ呼ぶとなると、「病院って入るの如何すんの?」とか訳の解んない事が多くってさ。』

『俺もさぁ、お袋を癌で亡くしちまってるから解るよ。早いんだよなぁ、弱って行くのがさぁ。それで・・・・、お袋さんの体力とかは?』

『それが今だに、炊事洗濯一人でやらされて生活してるんだよね。だから、大丈夫だと思うんだけど。手続きだ何だっての後回しで、兎に角連れて来ちまおうかなって思ってて。』

すると財前が、意外な事を言ってくれた。

『解った。俺のお袋の時の病院とか何だとか、ウチのに妻に言っとくから心配すんな。さっさと田舎帰って、お袋さん連れて来てあげな。』

『えっ・・・・、正則さん・・・・。』

『大丈夫だよ!俺のお袋が亡くなったのは二年前だし、俺のカミさんはそこの病院の看護師なんだぜ。心配すんなって、任せとけよ!』

久々に連絡をくれた財前に背中を押されて、智久は何となく今まで抱えていたストレスが無くなった様な気がした。

『有り難う、正則さん。お願いしても、・・・・いいかな?』

『馬鹿、・・・・当たり前だろうがよ!』

智久は電話を切るなり、溢れ出す涙を堪える事が出来なかった。




 月曜日の夜、絹子はスマホを片手に悩んでいた。智久に電話したくても少し時間が早いし、一昨日電話で紹介された彼女と一緒かもしれないしと考え込んでいた。とはいえ絹子にしてみれば嬉しい悩みであり、自然と頬も緩くなっているのが自分でも分かっていた。

『あら?幾つ位のお嬢さんなんやろか?キャピキャピした声しとったとん。優しそうな声した、女性ひとんごたったとんねぇ。』

絹子の脳裏に、「邪魔になるかもしれない」とよぎった時にスマホが鳴った。ビクッとした後に、落ち着いてディスプレイを見てみる。「智久」の文字に、絹子はホッとして電話をとった。

『もしもし、お袋?』

心配そうに話し出した智久に、絹子は何となくビックリした事を悟らせない様に装って返した。

『はいはい、どうしたとね。』

『あんさぁ、病院は手配してもらえる。そいで、飛行機のチケットも取ったけんで明後日の水曜日にそっち行くけん。』

『んっ、明後日。はいはい、明後日ねぇ。』

心做こころなしか、絹子の声がうわずって聞こえた。

『うん、明後日の水曜日。先輩が、病院やら医師やら紹介してくるって言うてくれよるけん。明後日、お袋もそんままこっちに東京にに来るよ。』

『明後日、・・・・東京にね。』

『そう。姉さんの事は、放っとけばよかけん。気楽にさぁ、ゆっくり出来でくっ所でさぁ。もう、そがんすっけんで。お袋は、何も心配せんでよかけん。』

絹子は、泣きそうになるのを堪えて応えた。

『解った。・・・・そいで、絵里さんも一緒に来っとね。』

うんにゃ違うよおいだけ行くけんで一人さ。絵里ちゃんは、こっちの準備ばしてくれよるけん。』

『そうねぇ、絵里ちゃんは東京ねぇ。』

絹子は、微笑みながら返した。

『明後日の朝イチの便で行くけん、十時頃には着くけんね。大体の物はこっちで買い足せばよかろいい。チャロも連れて、さっさと蜻蛉返りするけんねぇ。』

絹子は、昨日テレビを見て大口を開けて笑っている蒼子の顔を思い出した。そしてそれを振り払う様に、首を振って智久に返事をした。

『そしたら、・・・・お願いしようかなぁ。』

『おぉ、全部おいがすっけん。待っとかんね!』

興奮気味に会話をする智久には、これが絹子との最後の会話になるとは想像も出来なかった。

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