第2話 お菓子
甘い匂いが充満している店内は薄暗い。
外から差し込む日光だけで、電気はついていないみたい。
古そうな木の棚はぴかぴかと光っていて、きれいに掃除されている感じ。
そんな棚にきちんとならんだお菓子に僕は目が釘付けになった。
だって、どのお菓子もとっても小さいから!
小さなクッキー、小さなマドレーヌ、小さなドーナツ。
ひとつずつが透明の袋に入っている。
そんななか、ひとつだけ、茶色い小さな紙袋があった。
よく見ると、「サービスひん」と書いてある。
なに、それ。気になる!
袋の上があいていたので、僕はそっと手に取り、中をのぞいてみた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます