第3話「娼館篇03 2muiプティッシュ狂い」
「今日は、後ろの髪を巻いてみない?
リラのその髪型飽きたよ。」
「あたしがやってあげるわ。」
「ロゥジァ!!」
「リラ、この子はロゥジァ!ココで1番人気の子だよ!」
「じゃあ、ロゥジァ…よろしくね?」
「ベル様、お客様です。」
「ベルぅう!久しぶり!!
新しい子はいる?」
「リラを呼んで。
お得意様がお呼び〜。」
ァンシャンテ、マ・シェリ。
!!
「気に入った!この子にするわぁ!」
ーー今夜の相手は、ここでは珍しい「お得意様」らしい。
この土地を治めている男の娘らしいが…。
信心深い家ではないので、ここの事は黙認している。
「ねぇ?名前を教えて!」
リラだよ。
「よろしくねぇ!プティッシュなリラ!!」
「リラは、ココ何日目なの?」
たぶん、2日くらいだよ。
「そぉなのぅ?
それにしても綺麗な髪ねぇ。
深いブル・ド・ロワイェがまるでビュラみたい!」
ーーたぶん褒められた。
そうかな?ありがとう。
「目もルビィ・キャラメェラでとっても綺麗。」
ありがとう。
「しなやかな曲線…たまんないわ。」
ねぇ、どうしたい?
「リラをめちゃくちゃにしたいわぁ!」
ーーいろんな所に口づけしながら、触れる。
クチチュクチチュクチチュクチ
「ァ…ハァ…ァ…ああん…あッあッ!」
いいけど、これに堪えられたらね…。
「あぁん…あッあッあッあぁ…。」
ほら、もっと手を動かして。
クチチュクチチュクチチュ
腰が動いてるよ。そんなに欲しい?
「あッあッあぁッんぅ…。」
もう限界?
クチュ クチュ クチュ クチュ クチュ
「…はぁっは…ねぇ、リラ…は、早く?
あたくし、もう我慢できな…ぁ。」
*:*
ヴォン・ニュィ。マ・シェリ。
『深〜く、深く夢の中へ堕ちて行け…。』
ーーやっと終わった。
女が魂が入っていない抜け殻の入れ物の様に眠りに堕ちた部屋を後にする…。
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