第2話「娼館篇02 1mui乗りたくない波」

「リラ…しっかりね!ルシィに怒られちゃうじゃん。

モゥッ!」

ーーここで働いてやるとは、言ったけどお前らの為じゃない。

「今日は、何着る?

このレェスのブラウスラァはどう?」

ーー別に何でも良い。

「やっぱり!リラ似合うよ!

客受けも良さそうだし、ソレにしたら?」

 わかった。

ーーあぁ、めんどくさい。

早く終わって欲しい。

 「リラ、3人組のアノ人ね。行ってらっしゃい。」


 可愛い、マ・シェリ。ァンシャンテ。

!!

「あぁ、私のシェリィ!!やっと見つけた!」

ーー今夜の相手は、とてつもなく胸強調してくる。

この近くの村のしきり役の男の娘らしい。

部屋の扉を閉めたら、肩に掛けていたショールをすっと落とす。

ーー意外にしきり役の娘って、案外暇なんだ?

触れるか触れないか、腕を下から撫で上げる。

「いろんな所に行ったけど、アナタほどの人はいないかったわ!」

ーー早く触って、と胸を擦り付けて来る。 

触るとぼろん、と溢れるよう露わになる。

「あぁ!!シェリィ!

コウしたかったんなら、もっと早く言ってよ。

いいのよ。さぁ、もっと!」

ーー''ッ。

わざとらしい。

触って欲しかったくせに。

触り違ってたみたいに言われた。

ーー少し苛立ちを覚えたので、主張しつつある茶色の実を思い切り摘んだ。

「あァんッ!!シェリィ!急がないで!!」

ーーだから、違うってば‼︎

痛みを与えたかったのに、快感を与えてしまったらしい。

「あぁ。ん。」

女は、人差し指で誘いながらベッドへ上がって行く。

コルセットの紐を自分解きながら、奥へ

「ふっふふ。こっちよ。」

 マ・シェリ、捕まえた。もう触っていい?

ーー嘘。

ほんとは全く思ってないけど、じらしてるつもりだったから言ってみる…。

濃厚な口づけを交わしながら女のお気に入りを探す。

「んんっ!!」

ーーこれかな?

びくんと跳ねた身体は次を期待してる…。

甘いそれを繰り返す。

「はぁっ、シェリィ…。

そこぉぉお!はっもっと、あぁっ

はぁっあっあっあっあっはぁっ…。」

*:*

『さぁ、墜ちろ。堕ちたかったんだろ?』

ーーめんどくさいかった…。


「あ、リラお疲れ様ぁ。明日は髪を巻いてみたら?」

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