第2話

そして、俺は携帯を奪おうとした。


「うわ、きもぉこっちくんなよ」


「キモいのはお前だ。流石にやりすぎだぞ」


俺がそう言い返すと


「きもきも」「うわぁ。あいつ自分のこと全く分かってないよ」


周りがそう言われる。


「・・・」


図書館に居た子は泣いている。


とりあえず、本当にここで助けないと


俺は息を呑む。


「助けてくださいー!!図書館で虐めです!!」


俺は大声を出した。


「ちょっ、お前なにすんだよ!!」「キモ過ぎろだろまじで」


いじめっ子達は逃げた。


「あ、あのありがとうございます」


「いいよ。全然」


嫌われててもこうやって人助けが出来ればそれで良いと思った。


だが・・・

________


「ち・・・痴漢です、助けてください」


俺は何もしてないし、急だった。


そして、その子は前に図書館で助けた子だった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る