第34話
「それでは仕切り直して、デートの続きをしましょう」
そう花梨は俺の腕に抱きついて言った。千葉にいたときよりも強く。胸の感触がさっきよりも強く感じる。足派だが、胸もやはりいいよな。それに花梨は巨乳じゃないがちょうどいいくらいの大きさだし。巨乳は巨乳で魅力的だが。だって走るだけで胸が揺れるとかエロいしね。ついつい見ちゃうをでも男の子だから仕方ないね。
周囲の嫉妬の視線を浴びながら、俺達はアニメイトに向かった。俺の青春ラブコメは間違っているのイラストがアトレにあったてことはやはり人気があるってことだろう。それならアニメイトにも特設コーナがありそうだ。楽しみだな。まぁ千葉のアニメイトにも結構揃っているが、本場ほどじゃないからな。
「ふふお兄様と腕を組んでいることを羨ましがっている女子が多いですね」
スマイルほどのイケメンじゃないのにか。確かに憧れの眼差しを女子から受けてる感はあるが。ここがオタクが多いから求めるイケメンのレベルも高くないんだろう。アニメオタクはすごいイケメンを求めてるみたいな風潮はあるが、現実はちゃんとみてるタイプが多いからそ言うのはない。男のオタクは美少女と付き合えたらいいなぁー程度である。
「そんなにイケメンじゃないがな。アニメイト行ったらもっと視線を浴びるのが、憂鬱だ」
イケメンってだけで敵視するやつがいるからな。まぁ俺もイケメンじゃない時代はイケメンを敵視していたから気持ちは分かるんだが。だが実際にされる方となると憂鬱になるのだ。しかも隣には美少女間違いなくとんでもない数の嫉妬を受ける。
「それはイケメンの宿命みたいなものですよ。私だって嫉妬の視線を浴びることは多いんですから。現に今も浴びてますし」
イケメンになってから数年しか経っていないから慣れてないんだよ。いや何年経とうが慣れないと思うが。だっていじめられたやつが自分が好かれていると思えるか?悠香は長年一緒にいたから好かれても分かるが。それ以外はなにかたくらんでいるんじゃないかと思ってしまう。イケメンでナルシストになるよりかはましかもしれないが。
「はぁーそれなら仕方ないか」
「あ、アニメイトに着きましたよ」
俺の青春ラブコメは間違っているのポスターが飾ってある。今旬のアニメだしな。大々的にアピールしてるんだろう。この様子だと特設コーナーが設けられているっぽいな。その方がグッツもたくさんあって嬉しいが。俺達は中に入った。すると一斉にいろんな視線を浴びた。
花梨は気にすることなく、奥のエレベーターに向かった。話しかけたいが、俺が隣にいるせいで話しかけられてない。男避けになっているみたいだな。
「お兄様独立したコーナで俺の青春ラブコメは間違っているのグッツはあるといいですね」
「多分あると思うぞ。ポスターが飾ってあって、大々的にアピールしてたからな。東京レイヴンズのグッツもあるといいが」
東京レイヴンズの鈴鹿のツンデレが好きなのだ。大切な人のためなら命を投げ出すことも厭わないのはすごいと思うしな。後ツインテールは最高に可愛い。二番目に好きな髪型だからな。
「東京レイヴンズですか、たしか鈴鹿さんが好きなんですよね?」
「そうだ、あのツンデレは可愛すぎるからな」
「お兄様はツンデレが好きなのですか?」
「二次元だとな。リアルだと好意に気づかないからツンデレされても嫌われてるのかなと思っちゃうからリアルのツンデレは無理だが」
実際主人公もそれに気づいてないケースが多いしな。ツンデレは好きなんだなと分かるからいいんだ。そうじゃなきゃただ貶しているようにしか聞こえないからな。それだけ好意に気づいているか気づいていないかで差がでる。
「そうなんですね。、、、、それならツンデレをやろうと思いましたがやめておきましょう」
やがてエレベータが来たので俺達は乗った。ていうかなんで女子ばっかしがこのエレベータに乗っているの?少し動いたら当たりそうなんだけど。めっちゃいい匂いするし。
「お兄様あまり動かないでくださいね」
「分かってるよ。このままだと当たりそうで怖いからな」
仏像のように動かないでじっとしてると目的階に着いたので降りた。それと一斉に他の女子も降りる。まぁ一番上だからそりゃそうなんだろうけど。
「お兄様はやっぱりモテますね」
あれはモテてると言うのか?触って欲しいってことか?あれハニートラップにしか見えないんだが。彼女は作りたいが誰でもかれでもいいわけじゃない。美少女で優しくてこっちの自由を尊重できる人がいい。隣に女子がいるのに逆ナンをしてくるやつは自分勝手ぽくて苦手だ。
「こんなんでモテるより、学校でモテたいがな」
素性は分かっているし。まぁ悠香がいる限りモテることはないだろうが。まぁそれは仕方ない。悠香がヤンデレでも側に置いているんだから。それだけ悠香大切ってことだ。例え彼女が今の段階でできなくてもな。だから悠香に彼氏ができるとかは今は考えたくない。いづれできるんだろうが、その時はその時に考える。
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