第4話

彼女視点


 今日も楽しかったな!!


 それにしても初心者くん、やっぱりカズくんと似てて良いな。


 携帯を見ると、まだカズくんから連絡はない。



 いつもは着信をならない設定にして、何かしら連絡あるんだけどなぁ、


 カズさんやっぱり疲れてるんだね。心配だな。


 あぁ、それにしても、カズくん早くVR買ってほしい!!そして、いつか、初心者くんに会ってみてほしいな。


 流石にあったの彼氏とは合わせられないけど、



 いやでも、よく考えたら初心者くんに教えたらバレるかも、



 そうだ!!私もアカウントもう一つ作ってみよう。


 そして、初心者のふりをして、初心者くんに近寄って、



 楽しいことになりそう。



ーーーー


 カズは二人がログアウトしてからも、楽しんでいた。


 本来なら連絡し合う時間だが、もう良いだろう。


__

学校


 「昨日は大丈夫だった?」


「うん、でも正直今日もしんどい」


「そうなんだ・・・心配だな。ねぇ、カズくん今日は一緒にデート行こうよ」


「・・・」

正直ここは行くべきなんだろうけど、まだ事実を知ってから、受け止めるまでの期間がない。


 「ごめん、今日は休む」


「えぇー、わかった。残念だけど」


「ごめんね」


「いいよ。それよりカズくんが断るなんて珍しいね」

 確かにこれが初めてかも知れない。


 「ごめんね。」


「本当に心配だな。ねぇ、今日はカズくんの家に行ってもいい?」


それはまずい、バレてしまう。


 「ごめん、今日は家片付いてないから」


「それなら、尚更だよ!!私が片付けるから!!」


「いいよ、本当にと言うかごめん。今日は一人になりたいんだ」


「えっ・・・本当に珍しいね。何かあったら悩み聞くけど」


それが本人じゃなかったらなぁ!!


 「・・・カズくんならとっくに話してくれるか・・・カズくんもそう言う時あるんだね。」


「ごめんね」


「良いよ!寂しいけどその分今日はVR沢山遊んでくるからね」


「ごめんね」


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