生存ルートは1つだけ

 マリーは…絶賛ブチ切れていた。


 ユグドラシルはマリーが錬金術で創った中での最高傑作である。マリーにもしっかりと人の心はあるため原初からある世界樹から創ったユグドラシルを大切にしなければならない、守らなければならないという使命感があるのだ。だからこそ、ユグドラシルから呼ばれた時はいち早く飛んできたのだ。


「そりゃここまでブチ切れるわな…」


 今までで1番大切にしてきた存在を奴隷にされたのだ。キレない方がおかしいだろう。


「私のユグドラシルに…何をした。」


 本が無数に繋がった化け物の上に乗っているマリーが問い掛けてくる。


 これ正直に答えたら絶対殺されるだろ…

 ここはなんとか切り抜けない──


「ご主人様!私はこいつの奴隷にさせられてしまいました!」

「…は?」


 マリーの怒りを孕み、威圧的な声が何も無いはずの空間に響き渡る。


 あ、やっべこれ終わったわ。何してんだよユグドラシル、ちょっとぐらい黙ってても良くない?…って、んなこと後回しだ。今はこの状況をどうするべきかだが…


「…貴方がユグドラシルの新しいご主人様に相応しいか見てあげる。やるでしょ?」


 あ、結局こうなるんすね。…でも、『本喰いの魔女』マリーと戦えるなら…いや違う違う、生存ルートは1つだけだ…マリーと戦って勝つこと。これだな、それなら──


「──もちろん、望むところだ。」

「…勇敢なのか、それとも蛮勇なのか…見極めてあげる。」




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 えちょまです。

 すいません。ラブコメ小説にどっぷりハマってしまい全然書いてませんでした。

 あともう少しで4000PVなのでそこまで行きたいと思います。

 次は戦闘回にするつもりなので長くなるかも…しっかり頑張ります!

 あと大見出しを変更しました。

 いつまでも王立魔術学園編が書けないんでね!

 時空図書館編…ぜひ最後までお付き合い下さい!

 拙い文章しか書けない初心者ですが、これからも応援お願いします!

 それじゃ

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